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アキュラおよばず、3位入賞のポルシェがダブルタイトル獲得。プチ・ル・マン勝者はAXRキャデラックに

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アキュラおよばず、3位入賞のポルシェがダブルタイトル獲得。プチ・ル・マン勝者はAXRキャデラックに

 10月11日、アメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで、2025年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦『モチュール・プチ・ル・マン』の決勝レースが行われ、キャデラック・ウェーレンの31号車キャデラックVシリーズ.R(ジャック・エイトケン/アール・バンバー/フレデリック・ベスティ組)が総合優勝を飾った。


■1年目のアストンマーティン・ヴァルキリーが初表彰台

アストンマーティン・ヴァルキリーがIMSA最終戦で躍進の初表彰台「本当に非現実的な瞬間だ」と歓喜

 バンバーが駆る31号車キャデラックは、レース終盤に63号車ランボルギーニSC63(アウトモビリ・ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ)と23号車アストンマーティン・ヴァルキリー(アストンマーティンTHORチーム)からのエネルギーマネジメントをめぐる激しい挑戦を退け、5.182秒差で10時間レースを制した。

 このレースは最終盤までエネルギー戦略に翻弄される展開となった。バンバーと、当時2番手につけていた6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)は、フィニッシュまで残り13分となったところでスプラッシュ・アンド・ゴーのためピットインした。この動きにより、燃費をセーブし極限までスティントを伸ばそうとしていたロマン・グロージャン駆るランボルギーニが一時2番手に浮上。ロマン・デ・アンジェリスのヴァルキリーが3番手となった。

 このV12搭載マシンは、残り50分でGTP勢で最初に燃料補給を行っていた。しかし、グロージャンも残り5分半でピットインを強いられ、ヴァルキリーがグローバルなスポーツカーレース参戦以来、初の表彰台となる2位に入った。デ・アンジェリスはチームメイトであるロス・ガン、アレックス・リベラスとともに準優勝の栄誉を分かち合っている。

 一方、アクション・エクスプレス・レーシング(AXR)が運営する31号車キャデラックは、3時間51分にわたってセーフティカーが介入しなかった、シリーズとミシュラン・エンデュランス・カップの両方の最終戦で最後の4時間を支配的にリードしたあとにトップチェッカーを受けた。

 GTPクラスのタイトル争いは、6号車ポルシェが3位でフィニッシュしたことで、マシュー・ジャミネとマット・キャンベルがドライバーズチャンピオンに輝いた。彼らは、背中の問題により直前になってレースを欠場することとなったジュリアン・アンドラウアーの代わりに、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの2台にダブルエントリーしたローレンス・ファントールとともに表彰台を獲得している。

 またポルシェは、6号車がタイトルを争うアキュラ・メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)のエントリーを上回ってフィニッシュしたため、42ポイント差でライバルを退けGTPマニュファクチャラーズタイトルを獲得することに成功した。

 アキュラは、ポールシッターの60号車ARX-06が序盤をリードしたが、3時間目にエイトケン駆る31号車キャデラックに主導権を握られた。その後、AXRは右リヤタイヤのパンクに見舞われ12番手に後退したが、そこから見事な挽回を見せた。

 この勝利は、AXRにとって先月のインディアナポリスでの優勝に続くものとなり、キャデラックにとっては昨年のチップ・ガナッシ・レーシングに続き、プチ・ル・マンでの連覇を達成するものとなっている。

 一時は2番手につけた63号車ランボルギーニは、フィニッシュ間際でのスプラッシュ後、過去最高位となる4位でフィニッシュ。アキュラMSRの60号車がトップ5を締めくくり、姉妹車の93号車アキュラはシフトトラブルで序盤に1周遅れとなりながらも7位に。MSR勢の間には10号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・ウェイン・テイラー・レーシング)が入っている。


■5度目のシリーズ制覇を達成

 LMP2クラスでは、TDSレーシングの11号車オレカ07・ギブソン(スティーブン・トーマス/ミケル・イェンセン/ハンター・マクエレア組)が、グリッド後方からのスタートや複数の機械的な問題を含む逆境を乗り越え、クラス優勝を果たした。

 チャンピオンシップリーダーとして最終戦を迎えた99号車オレカ(AOレーシング)はクラス6位でフィニッシュし、LMP2タイトルを獲得。同時にPJ・ハイエットが2026年のル・マン24時間レースへの自動招待権を獲得した。ハイエットの僚友デイン・キャメロンは、5つの異なるクラスで獲得したIMSA通算5度目の戴冠を記録した。

 GTDプロクラスでは、ポール・ミラー・レーシングの48号車BMW M4 GT3エボ(ダン・ハーパー/マックス・ヘッセ/コナー・デ・フィリッピ組)がシボレー・コルベットZ06 GT3.R勢を退けてクラス優勝を果たした。

 シリーズチャンピオンの栄冠は、そのコルベットの3号車を駆りクラス3位に入ったアントニオ・ガルシアとアレクサンダー・シムズの手に渡った。ガルシアは2017~18年、20~21年にGTLMクラスを制しており、前出のキャメロンと同じくウェザーテック選手権で5度目の王座獲得を成し遂げた。

 同クラスでタイトルを争った81号車フェラーリ296 GT3(ドラゴンスピード)のアルバート・コスタは、ピット作業違反によるドライブスルーペナルティや、接触によるスピン、さらに2度目のドライブスルーペナルティによってタイトルの望みを事実上断たれることとなっている。

 一方、GTDクラスでは別のフェラーリ296 GT3が躍動。サイモン・マン/リル・ワドゥ/アレッサンドロ・ピエール・グイディ組のAFコルセ21号車と、トリアルシ・コンペティツィオーネ023号車によるワン・ツー・フィニッシュによってシーズンが締めくくられた。クラス3位はバッサー・サリバン・レーシングの12号車レクサスRC F GT3だ。

 ディフェンディングチャンピオンのウインワード・レーシングは、余裕のあるポイント差を活かし2年連続となるクラスタイトルを獲得した。エッセで発生した大きなアクシデントにより、ウインワードの57号車メルセデスAMG GT3エボとタイトルを争うライバルを含む複数のGTDランナーが排除されたことで、事実上、タイトル争いはオープニングラップで決着を迎えた。

 この事故は34号車フェラーリ296 GT3(コンクエスト・レーシング)がコントロールを失ったことに端を発し、70号車フェラーリ(インセプション・レーシング)、44号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3エボ(マグナス・レーシング)、66号車フォード・マスタングGT3(グラディエント・レーシング)が巻き込まれてリタイアとなっている。タイトル防衛に成功したラッセル・ワードとフィリップ・エリスは、2019年から2020年のメイヤー・シャンク・レーシング以来、GTDクラスで連覇を達成した最初の例となった。

 また、オープニングラップのクラッシュは、ボブ・エイキン・アワードの争いにも影響を与え、同ポイントで並んでいた70号車フェラーリのブレンダン・イリベがリタイアしたため、AWAドライバーのオリー・フィダニが来年のル・マン24時間への自動招待権を獲得することとなった。

[オートスポーツweb 2025年10月12日]

文:AUTOSPORT web
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