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中須賀が浦本を下し連勝。タイトル争いで大きくリード/2025全日本ロード第2戦SUGO JSB1000 レース2

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中須賀が浦本を下し連勝。タイトル争いで大きくリード/2025全日本ロード第2戦SUGO JSB1000 レース2

 5月25日、2025年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦 スーパーバイクレース in SUGOのJSB1000クラスの決勝レース2が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。

 前日の予選はベストラップがレース1に、セカンドベストラップがレース2のグリッドに反映される。セカンドベストの最速タイムとなった中須賀がレース2のポールポジションにつく。2番グリッドに浦本修充(AutoRace Ube Racing Team)、3番グリッドには野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)が並んだ。

【順位結果】2025全日本ロードレース第2戦SUGO JSB1000 レース2

 ポイントランキングトップの水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)は、5月14日のSUGO公開テスト2日目に110Rで大クラッシュを喫し肩部を骨折。今大会は欠場しているが、レース1ではスポット参戦組が活躍。開幕戦に続き、スポット参戦を果たした津田拓也(Team SUZUKI CN CHALLENGE)は、レース1を3位でフィニッシュ。黄旗区間での追い越しによりレース後に30秒加算のペナルティが科されて9位となってしまったが、ポテンシャルの高さを示した。

 降格となった津田拓也に代わり、3位に繰り上がりとなったのがこちらもスポット参戦の日浦大治朗(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)だった。優勝争いも中須賀と野左根の熾烈なバトルが繰り広げられるなど、レース2でも混戦が予想される。

 ところが、レース1で3位に食い込んだ日浦はウォームアップで転倒。スペアマシンがないこともあり、レースに出場することができなくなってしまった。

 14時10分から22周で行われた決勝レース2は野左根がホールショットを奪うも2コーナーでスリップダウンして、いきなり戦線離脱。好スタートを決めた津田拓也と中須賀がポジションを争うなか、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)が一気にトップに躍り出た。2位に上がった津田拓也だったが、バックストレートで浦本と中須賀に先行を許してしまった。

 2位に上がった浦本は中須賀を引き離すとトップの長島に接近。その後方では中須賀の背後に岩田悟(Team ATJ)と伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)が迫ってきた。

 浦本は長島に仕掛けるも、前日同様に巧みなブロッキングでトップを死守する長島。この攻防により3番手集団が追いつき、トップ集団は5台で構成された。トップ争いに追いついた中須賀はラプラスシケインで浦本を攻略し、長島を狙っていく。

 7周目、1コーナーで伊藤が岩田をパスし4位に浮上。トップの長島は2番手以下を押さえ込む展開となり、6番手集団も距離を詰めていく。そんななか、10周目の1コーナーで浦本が中須賀をパスし2番手に浮上。さらにバックストレートで長島を攻略しついにトップに躍り出た。

 トップに立った浦本だったが、こちらも2番手に上がった中須賀が背後につき独走を許さない。トップ2台が抜け出し、優勝争いは浦本と中須賀に絞られた。

 3番手の長島は4番手以下を押さえ込んでいたが、15周目に伊藤と津田拓也に先行を許してしまう。表彰台圏内に上がってきた伊藤だったが、津田拓也に先行を許してしまう。

 18周目、中須賀がついにトップに浮上。勝負所とみた中須賀は、ペースを上げスパートをかけていく。浦本はトップを奪い返したいところだが、中須賀が徐々に浦本との差を広げていった。

 最終的に2秒のギャップを築いた中須賀がトップチェッカーを受け2連勝。ラストラップでもファステストラップを叩き出し、今季2勝目を挙げた。2位に浦本、3位は津田拓也が獲得。ペナルティで9位に終わったレース1のリベンジを果たしてみせた。

 4位は伊藤、5位は鈴木光来(Team ATJ)、6位は岩田、7位は長島、8位は関口太郎(SANMEI Team TARO PLUSONE)、9位は児玉勇太(Team Kodama)、10位は津田一磨(Team BabyFace)となった。

 水野が欠場となった今大会で連勝し、大きなアドバンテージを得た中須賀。チャンピオン奪還に向け大きな勝利となった。次戦は鈴鹿8時間耐久ロードレースを挟み、8月23日から24日にかけて行われるスーパーバイクinもてぎの第4戦。今大会に続き2レース制で行われる。

[オートスポーツweb 2025年05月25日]

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みんなのコメント

6件
  • soa********
    ストレートで速いBMWにブレーキング、コーナリングで対抗するR1という構図で面白かった
  • BOSS
    浦本くんも回を重ねるごとにスピード上がってくるでしょう。
    中須賀さんは偉大であることは間違いない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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