エンジン内部パーツを見直してパワーフィールを向上し、電子制御デバイスも進化
スズキは、同社を代表する旗艦スーパースポーツモデル「GSX-R1000R」を大幅に改良して7月17日(金)より日本で発売。価格は237万6000円。
【画像17点】日本に導入される新型GSX-R1000Rをじっくりチェック!
GSX-R1000Rは、2017年に6代目GSX-R1000の日本仕様として初めて設定されたスーパースポーツモデルだが、今回発売する新型は、欧州仕様と同様に排出ガス規制および騒音規制へ対応するとともに、エンジン内部部品を徹底的に見直し、高回転域のパワーフィーリングや耐久性を高めるなどの進化を遂げている。
また電子制御システム「S.I.R.S.」(スズキインテリジェントライドシステム)を採用し、「スマート T.L.R.コントロール」、「スロープディペンデントコントロールシステム」などの機能がライダーの走行をサポート。
さらに、軽量・コンパクトで信頼性が高く、低温時でも高い始動性を維持するELIIY Power製のリチウムイオンバッテリーを採用。また、日本仕様の専用装備としてツーリング時の利便性を高めるETC2.0車載器を標準装備している。
GSX-Rシリーズ40周年の記念デザインを各部に配した仕様で、カラーリングは「パールビガーブルー/パールテックホワイト」「キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト」「パールイグナイトイエロー/マットステラブルーメタリック」の3色が用意される。
新型GSX-R1000Rの主な特徴
【エンジン】
●インジェクター、シリンダーヘッド、カムシャフト、バルブ、ピストン、クランクシャフトなどのエンジン内部部品の形状などを全面的に改良。排ガス、騒音規制をクリアしつつ、高いパフォーマンスと耐久性の向上を実現。
●バルブの最大リフト量は変えず、リフトカーブを変更することでカムシャフトのオーバーラップを減らした。
●耐久レースなどの厳しい環境下での使用を想定し、カムチェーンの幅を拡大。●排気システムの形状や触媒類の配置を見直し、排ガス規制への対応と高い出力性能を両立。また、レイアウトの変更でマフラーボディの外観をスリム&スタイリッシュに変更。
【車体周り】
●従来からの、軽量コンパクトで高剛性なツインスパーアルミフレームを継続して採用。「走る、曲がる、止まる」の基本性能を高次元で確保。
●フロントカウルには、2024年の鈴鹿8耐で「チームスズキCNチャレンジ」の車両が装着していたものと同じカーボンファイバー製ウィングレットをオプションパーツで設定(左右各18万7000円)。車体にダウンフォースを発生させコーナリングからの立ち上がり時にフロントのリフトを抑制し、スムーズな加速を実現。
【S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)の熟成】
●加速時にフロントホイールが浮き上がるのを抑制し、スムーズな加速をサポートするようリフトリミッターを追加。
●IMUと車輪速センサーが車体姿勢と車速を検出し、車体のバンク角と車輪の回転数に応じて後輪の駆動力をコントロール。コーナリングから最適な加速ができるようトルクを制御するロールトルクコントロールを装備。トラクションコントロール、リフトリミッター、ロールトルクコントロールは、「スマートTLRシステム」として連動して機能。
【S.I.R.S.の機能概要】
●SDMS(スズキドライブモードセレクター)
※出力特性をA=アクティブ、B=ベーシック、C=コンフォートの3つの中から選択可能
●モーショントラックトラクションコントロール
※リヤホイールの空転が感知された時に、エンジン出力を制御
●リフトリミッター
※加速時の前輪の浮き上がりを抑制
●ロールトルクコントロール
※コーナリング時の最適な加速のためにトルクを制御
●ローンチコントロール
※発進時の最適な加速のために出力を制御
●電子制御スロットル
※細やかなアクセルワークやコンピューターでの制御が可能
●双方向クイックシフトシステム
※クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ/ダウンが可能
●モーショントラックブレーキ
※コーナリング時のABSの作動を制御
●スロープディペンデントコントロール
※下り坂で後輪が浮き上がるのを抑制
●スズキイージースタートシステム
※ワンプッシュでエンジン始動が可能
●ローRPMアシスト
※スムーズな発進を補助
【外観・デザイン】
●GSX-Rシリーズ40周年を記念し、カラーリングを以下の3色に設定。
「パールビガーブルー✕パールテックホワイト」「キャンディダーリングレッド✕パールテックホワイト」「パールイグナイトイエロー✕マットステラブルーメタリック」
●車体側面とタンク上部、キーマスコットに40周年記念グラフィックやエンブレムを採用。
●シートとマフラーに「GSX-R」のロゴを装飾。
GSX-R1000R 主要諸元
■エンジン 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク76✕55.1mm 排気量999cc 圧縮比13.8 燃料供給装置:フューエルインジェクション 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル
■性能 最高出力140kW(190ps)/13200rpm 最大トルク108Nm(11.0kgm)/11000rpm 燃費14.7km/L(WMTC値)
■変速機 6段リターン 変速比1速2.562 2速2.052 3速1.714 4速1.500 5速1.360 6速1.360 一次減速比1.652 二次減速比2.647
■寸法・重量 全長2075 全幅705 全高1145 軸距1420 シート高825(各mm) キャスター23°20′ トレール95mm タイヤF120/70ZR17M/C (58W) R190/55ZR17M/C (75W) 車両重量203kg
■容量 燃料タンク16L エンジンオイル4L
■車体色 パールビガーブルー✕パールテックホワイト、キャンディダーリングレッド✕パールテックホワイト、パールイグナイトイエロー✕メタリックマットステラブルーメタリック
■価格 237万6000円
■発売時期 2026年7月17日(金)
まとめ●モーサイ編集部 写真●スズキ
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