“RS”は合法的に公道を走れる準レーシングモデルに与えられる称号
どれもがスポーティなキャラクターを備えるポルシェの2ドアモデル。その中にあっても「公道を合法的に走行できる準レーシングモデル」と紹介して過言にはあたらない、飛び切りスパイシーな内容を持つ存在が車名の末尾に“RS”の二文字を与えたモデルたちだ。
限られた台数しか生産されず、価格も飛び切り高価に設定されることから、数多あるポルシェラインナップの中でもことさらにニッチなキャラクターの持ち主であるこうしたRSモデルは、言うなればモータースポーツのDNAを色濃く受け継いだ生粋のアスリート。それを裏付けるように、RSの記号はドイツ語でレーシング・スポーツを示すRennSport (レンシュポルト)の頭文字からピックアップされたものだ。
初めてRSモデルが設定されたのはもちろん911シリーズで、その発表は1972年のこと。モデルイヤーとしては1973年にあたることから、後に“ナナサンカレラ”と称され伝説のモデルとして語り継がれることになるこの「911カレラRS 2.7」は、ヨーロッパGT選手権に参戦するホモロゲーション取得のために、当初はその規定を満たす500台の限定生産が企画されたものだった。
いわゆるダックテール型の固定式リヤスポイラーを備えるボディが特徴的なこのモデルの重量は、現在ではにわかに信じられない960kgという軽さ。ベースとされた911S用の2.4リッターから2.7リッターへとスープアップされたフラット6ユニットが発する最高出力は、今の基準からすれば取るに足らない210psに過ぎなかった。それでも245km/hという最高速度を達成。結果として「それほどの多くの需要はないだろう」という当初の開発陣の予測に反して好評を博し、最終的には計画の倍以上となる1036台が製造されたという。
そんなこのモデルを端緒に、モータースポーツの世界と密接な関係を持つRSの名を持つ911はその後、継続的に誕生。
ラリー競技のための純粋なグループB用ホモロゲーションモデルとして1984年に21台のみが造られたという「911SC RS」、カレラカップ・レースに参戦するマシンのテクノロジーを市販モデルに取り入れた最初の例となるタイプ964(3代目)をベースとした1991年登場の「911カレラRS 3.6」、さらにタイプ993(4代目)ベースのいわゆる「993 RS」等々と、空冷911時代だけでも多くの仕様が輩出され、そんな数々の“尖った911”がシリーズ全体の名声を大いに高めることになったのはご存じのとおりだ。
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RSモデルに賭けるポルシェの本気度の高さが感じとれる英断とは?
水冷エンジンを搭載するタイプ996(5代目)以降になると、RSの名が与えられた911は純粋なレーシングモデル由来のエンジンを搭載するGT3をベースとした「GT3 RS」へと進化。さらに、911ターボ系の4WDシステムを省くことで大幅な軽量化を実現しながらGT3 RSのエッセンスを取り入れたモデル「GT2 RS」も、公道走行が可能でありながらモータースポーツに特化したモデルとして2010年にリリース。2017年には「最速を誇る史上最もパワフルな911」という謳い文句とともに、タイプ991(7代目)ベースの第2世代へとこちらも進化を遂げている。
ところで、こうして数ある歴代911シリーズの中にあっても、ひと握りのユーザーのために用意された頂点中の頂点に立つとりわけスポーティなキャラクターが与えられた、公道も走れるレーシングマシンという名声を欲しいままにしてきたRSの称号を持つモデルだが、「それを名乗れるのは911だけ」というそれまでのポルシェ内の不文律を破って911ファンをざわつかせたのが2021年に登場した「718ケイマンGT4 RS」という存在。
よりコンパクトなボディにミッドシップ2シーターというパッケージング……と、見方によっては911よりもスポーティとも受け取れるスペックを持つケイマンだけに、そこに911 GT3譲りの心臓を搭載してモータースポーツ部門の手による様々なチューニングが施されたこのモデルは「911との下剋上」と受け取られる可能性も。そんなイメージ上のリスクが生じかねないことも承知のうえで、911以外の車種にRSモデルを設定した英断には、RSモデルに賭けるポルシェの本気度の高さを感じとることもできそうだ。
いずれにしても、ポルシェ・スポーツカーの集大成と言えるのがRSの名が冠されたモデルたち。すなわちそれは、最もポルシェらしいキャラクターの持ち主とも言えるはずだ。
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