2025年10月の軽自動車の新車販売台数においてホンダN-BOXが1位から陥落、なんと4位に大きく後退した。N-BOXを1位の座から引きずり降ろしたのは新型ムーヴ。そしてタントも3位に入り、ダイハツ勢の躍進が目立った。そこでなぜ新型ムーヴが躍進したのか探ってみた。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ホンダ、ダイハツ
【画像ギャラリー】新型ムーヴとN-BOXを写真で徹底比較してみた!(5枚)
ホンダN-BOXが1位の定位置から4位に陥落
2025年10月の軽自動車の新車販売台数(軽販連)を見ると、1万6015台でムーヴ(ムーヴキャンバス含む)が1位となり、N-BOXは1万2784台と4位に陥落した。2位は定位置ともいえるスペーシアで1万4420台。3位は1万4244台でタントだった。
■2025年10月軽自動車新車販売台数ランキング
1位:ムーヴ(ムーヴキャンバス含む) 1万6015台(対前月比118.6%)
2位:スペーシア 1万4420台(対前月比87.9%)
3位:タント 1万4244台(対前月比124.4%)
4位:N-BOX 1万2784台(対前月比58.9%)
5位:ハスラー 7103台(対前月比88.9%)
対前月比を見ると、N-BOXは58.9%、スペーシアは87.9%と不振ぶりが目立つ一方で、ムーヴは118.6%、タントは124.3%と2割ほど伸長している。
新型ムーヴは2025年6月5日の発売以来、N-BOXを抜いて1位となったのは初。過去に2022年5月と2024年5月にスペーシアが月販台数1位をN-BOXから奪っている。
今回、N-BOXは新型ムーヴに月販台数1位を取られたとはいえ、2025年1~10月の累計台数では16万9586台とダントツ1位となっており、あと2か月(11月、12月)の月販台数を新型ムーヴがN-BOXを上回っても年間1位の座はN-BOXになるだろう。
ちなみに年間販売台数の定位置、2位スペーシア(14万1288台)、3位タント(10万5802台)、4位ムーヴ(10万2531台)、5位ハスラー(7万5141台)は変わっていない。
N-BOXはどれだけ強いのか? 2015~2024年(1~12月)の軽4輪新車販売10年連続1位、2022~2024年(1~12月)の登録車を含む4輪総合新車販売ランキングでは3年連続1位。2025年上半期(1~6月)においても10万3435台で登録車を含み4輪総合新車販売ランキング1位を達成している。
新型ムーヴが1位になった理由はどこにある?
新型ムーヴは2025年6月の発売以来、6月2位(1万2765台)、7月3位(1万1299台)、8月3位(1万847台)、9月3位(1万3506台)、10月1位(1万6015台)と10月に入って急増している(いずれもムーヴキャンバス含む)。
新型ムーヴがなぜ人気なのか? もともと軽販売のトップ争いを繰り広げているのは、全高1700mmを超えるスーパーハイトワゴンのN-BOX(全高1790mm)、スペーシア(全高1785mm)の2台でいずれも両側スライドドアを備えている。これにタント(全高1755mm)が続く。つまり、軽自動車の販売上位を独占しているのは、スーパーハイトワゴンである。
その市場に、ハイトワゴン+両側スライドドアという「背はそんなに高くなくてもいいから両側スライドドアが欲しい」という点に注目し、全高が1655mmというハイトワゴン+両側スライドドアを備えた新型ムーヴを登場したのだった。
実際、全高1790mmのN-BOXから13.5cm低い全高1655mmのムーヴに乗り換えると、「え、こんなに違うのか?」と声を上げるほど印象は異なる。新型ムーヴに乗って見ると、スーパーハイトワゴンに感じる、運転席に座った時の頭から上の余裕すぎる空間がなく、ちょうどいいのだ。
走りに関しても背が高いクルマに乗ると、よくカーブで上屋が後でついてくるといわれるが、新型ムーヴは、旋回性能が高く、コーナーではよく曲がり、とにかく自然に走るのだった。
新型ムーヴが販売好調の理由をダイハツ販売店に聞いてみた。
「11年ぶりのフルモデルチェンジということも大きいですが、やはりムーヴ初の両側スライドドアを採用したことが人気に火を付けたのではないかと思います。両側スライドドアの採用は大きいですが、価格のお求めやすさも人気の理由ではないでしょうか。スマアシという予防安全装備を充実させながら売れ筋グレードのXでも約149万円とコストパフォーマンスの高さも魅力ではないでしょうか」。
たしかNAエンジンを搭載した最安のN-BOX標準車(2WD)は173万9100円、一番安いカスタムターボでも212万9600円。
いっぽう、ムーヴは、ターボのRSが189万7500円、NAの最上級グレードのGが171万6000円、最量販グレードのXが149万500円、エントリーグレードのLが135万8500円。
一番の買い得グレードのXグレードは149万500円。左側スライドドアの電動機能のほか、電動パーキングブレーキやオートホールド、オートエアコン、プッシュスタートなどを装備しているからだ。
N-BOXは人気に陰り?
このままいけば、新型ムーヴはN-BOXを抜き、軽自動車の年間販売台数1位になるのか、心配になってしまうが、このあたりについてはN-BOXの年間王座は揺るがないと思う。2025年1~12月の暦年新車販売台数は、前述したとおり、1~10月はN-BOXが16万9586台、ムーヴが10万2531台と、あと2か月でムーヴがN-BOXを抜いて年間1位になるのは難しい状況だ。
N-BOXが販売不振に陥ったというのは大げさで、新型ムーヴの伸長が目立ったというのが正しい認識だろう。
ただし2023年10月に現行型の3代目へフルモデルチェンジされてからは、売れゆきが伸び悩んでいるのはたしか。2024年のN-BOXの新車販売台数は20万6272台と前年度に比べて12%減。2025年はあと2か月、2万台ずつ売っても20万台レベル。年間1位は安泰だが快進撃とはいえなくなっている。
N-BOXの販売が踊り場になっている状況について販売店に聞いてみた。
「人気に陰りが出てきたというのはあまり感じません。カスタムのデザインが大人しくなったという声はよく聞かれますが、JOYも人気ですし、販売台数が4位になったのは一時的なものではないでしょうか」。
N-BOX対ムーヴの販売台数対決、今後の展開に注目していきたい。
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みんなのコメント
通常モデルの安さに惹かれて来店した客への対応をどうするか?と、コメントが付け加えられているのだが??そこには最終的にRSの選択に持っていけと書かれていた。
ノーマルなら込み込み200万以内で収められるが?主要装備の違いと価格差でRSを勧めろとの事だ、そうなるとRSに安全装備を付けたら込み込み240前後となる。
新型かと言われれば?実は3年位発売延期を食らっていたから、外見もスペーシアやルークスと比べると目新しさは無いオードソックスな作り。
実際に楽しみに見に行ったら?特に新しい機能や装備も無く、これじゃない感でガッカリして帰る人も多いとの事。
価格にも問題がある、スズキのハスラーは安い廉価グレードでもLEDヘッドライトやオートクルーズ等々が標準装備でディスプレイオーディオと全方位カメラを付けても込みで200万もしないのよ