伸びやかなパワーと豊かなトルクに感動。極上のドライバーズカー
マツダは、本格的にチャレンジした経験がなかった「プレミアム」という領域に踏み込むにあたり、エンジン縦置き後輪駆動ベースのアーキテクチャと直列6気筒ユニットは欠かせないと考えた。
マツダCX-60が機能装備のアップデートや一部デザインの変更、機種体系の見直しを実施
CX-60は、それを具現化した第1弾。 「EMOTIONAL DRIVING SUV」を商品コンセプトに掲げた意欲作である。直6エンジンは、マツダ独自のクリーンディーゼル、スカイアクティブD。ご存じのとおり、世界トップクラスの低圧縮比を実現したうえに、巧みな燃焼により有害物質のNOxやPMの発生を抑制。高価なNOx後処理装置なしで最新の排ガス規制をクリアした画期的なユニットである。3.3リッターという排気量は、ラージサイズのSUVにふさわしい動力性能と効率を両立するために導き出された。
CX-60のスカイアクティブDには2種類ある。純ディーゼルの3.3リッターと、それにモーターを組み合わせたMHEVだ。エンジン排気量はともに3286ccだが、エンジンスペックは純ディーゼルが231ps/500Nm、MHEVは254ps/550Nmとなる。トランスミッションはともにトルコンレスの8速ATを組み合わせる。
まず純ディーゼル(FR)のXDドライブエディションに試乗。静粛性は高水準。車外ではディーゼルのガラガラという音が聞こえるものの、車内だとぜんぜん気にならない。アイドリング時から直6らしい滑らかさが感じられ、踏み込むとディーゼルとは思えないほどスムーズで調律された吹き上がりを楽しむことができる。
走りはトルク変動がなく自然。発売当初やや気になった振動は改善されていた。直6ならではの味わいが存分に体感できるのは、大きなセールスポイントである。
次いで試乗した新設定のXD-HYBRIDドライブエディション・バーガンディレザーパッケージ(4WD)は、なかなか色気のあるインテリアに仕立てられているのが見どころ。
XD-HYBRIDとXDでは、モーターの有無だけでなく、前述のようにエンジンスペックにも差があり、よりパワフルになっている。組み合わされるモーターは、最高出力こそ12kWと控えめながら、トルクは153Nmと意外に大きい。走りは全域にわたって力強い。
もちろん直6ディーゼルらしいスムーズな吹き上がりとサウンドを楽しむこともできる。そのうえで、パワーフロー表示を見ていると、システムが実に巧みにモーターを活用しているかがよくわかる。
発進や加速時にどの車速域でも適宜ブーストするほか、巡行時にもモーター主体で走らせするので効率がよさそうだ。それがアクセルを踏んだときのツキのよさやトルクフルな走りに貢献しているに違いない。直6の味わいと、モーターを駆使したインテリジェントな走りを両立したMHEVは大いに魅力的。付加価値を求めるユーザーの期待に応える仕上がりとなっている。ちなみにWLTCモード燃費はXD-HYBRIDが20.9km/リッター、XDは18.3km/リッター。ともに優秀だが、MHEVのアドバンテージは明確である。
CX-60は足回りの熟成が進み、トランスミッションも明らかにスムーズさが増している。マツダのトップレンジ・ドライバーズSUVとして魅力的な存在に成長している。
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みんなのコメント
それが精々400万~600万で購入できるのは世界でも日本人だけ。
それを買えない妬みや作れない他メーカーがワンワンとディスられる名車!
まぁ1.9tで実燃費リッター20km/lが出るのと、56.1kgfmものビッグトルクは、FF4気筒横置きエンジン、フロントストラットしかない某メーカー600万越え車両をあっさりと抜かせるパワーだ。
さぞ他メーカー企画人は焦っただろうね。下手なBセグベースSUVのHEV実燃費よりも優れているんだから、、、。