F1メキシコシティGPでウイリアムズはセッションごとに大きく戦闘力が異なる難しい週末を過ごした。
その理由についてドライバーのアレクサンダー・アルボンは路面温度の変化を挙げた。
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アルボンは金曜日のフリー走行1回目で、トップタイムを記録したレッドブルのマックス・フェルスタッペンから0.095秒差の2番手タイムをマーク。しかし続くフリー走行2回目では14番手となった。
ただ土曜日の午前中に行なわれたフリー走行3回目では、再びアルボンがフェルスタッペンに0.07秒差の2番手。予選では14番手に甘んじたものの、決勝では9位で入賞を果たした。
アルボンは山あり谷ありのレース週末となった要因として路面温度の変化を挙げた。
「(レースでの)ペースはそれほど力強くなかったから驚いたけど、それは大丈夫だ」
レース後にアルボンはそう語った。
「その日の路面温度に寄るところも大きいと思う。予選と同じように路面は熱かった。路面が熱くなると僕らは苦戦するんだ」
「だからマネジメントが必要で、レースではタイヤを長持ちさせるためにマネジメントに徹したせいでラップタイムが影響を受けた」
メキシコシティGPの舞台となったエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、レース開始時点で路面温度は52度を記録していたが、その後45度にまで低下。土曜日はFP3時点で44度だった路面温度は、予選開始時には47度にまで上昇していた。
アルボンはメキシコシティGPでの苦戦について、次のように続けた。
「これは純粋にタイヤと温度の問題だ。僕らのクルマはかなり繊細なんだ」
「他のクルマよりも少しスライドし易いから、暑くなると温度が上がりやすいということは理解している」
「みんながマネジメントするから、レースになると少し簡単になる。短い走行でマネジメントが必要なら遅くなるというのは明らかだ。予選と同じ問題を抱えていたけど、上手くいったね」
ウイリアムズの車両パフォーマンス主任であるデイブ・ロブソンもまた、アルボンが予選で苦しんだ理由のひとつとして路面温度の状況を挙げた。
ロブソンは、路面温度の上昇によって生じたタイムロスに「かなり驚いた」と語り、次のように続けた。
「興味深い、波乱万丈の週末だった。ここでこれほど強くなれるとは思っていなかったし、自分たちでも驚いたことがあった。難しい予選セッションの後、我々は素晴らしいレースを展開できた」
「セットアップの面では間違いなく上手くいった。タイヤは金曜日もFP3も良い状態だった。大きく変更したところはないが、ごく小さな変化が違いを生み出しているようだ」
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