TTサーキット・アッセンでMotoGP第11戦オランダGPが開催。Moto2クラス決勝レースでは、Red Bull KTM Ajoのアウグスト・フェルナンデスが連勝を果たした。
Moto2クラスの決勝レースに向けては、徐々に上空の雲が暗くなりつつあったが、コンディションとしては依然としてドライ。気温は22℃、路面温度は30℃まで上昇した。
予選ではInde GASGAS Aspar Teamが好調で、ポールポジションをジェイク・ディクソン、2番手をアルベルト・アレナスが獲得。3番手にサム・ロウズ(Elf Marc VDS Racing Team)が並んだ。
タイトルを争っている小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は4番グリッドを確保しており、ランク首位のセレスティーノ・ビエッティ(Mooney VR46 Racing Team)は11番グリッドと中団からのスタートとなった。
24周の決勝レースが始まると、5番グリッドスタートのアロンソ・ロペス(MB Conveyors Speed Up)が好加速を見せて浮上。先頭を進んでいたディクソンを捉えると素早く追い抜いていき、ペース良く引き離していかんとする走りを見せた。
トップ集団はロペスの後方をディクソン、アレナス、小椋、マルセル・シュロッター(Liqui Moly Intact GP)といった並びとなっていた。しかし小椋は3周目のターン11で大きくマシンの挙動を乱してしまう。なんとかこれは抑え込んだものの、再びリヤのバランスを崩してしまい、ポジションは一気に16番手にまで落としてしまった。
先頭のロペスが安定したペースで飛ばす一方で、2番手集団ではディクソンのペースが上がらず、シュロッターがこれをオーバーテイク。シュロッターはそこから徐々にロペスとの差を縮めていき、7周目にはテールトゥノーズに持ち込んだ。
シュロッターは8周目にロペスに並びかけると、先頭を奪取。一方でロペスは2番手のポジションを維持できず、アレナス、フェルナンデスに続けて追い抜かれてしまった。
アレナスとフェルナンデスは先頭のシュロッターとの差を縮めていき、折り返しとなる12周目にシュロッターを捉えることに成功した。シュロッターはなんとか彼らを抑えていたが、12周目に痛恨の転倒を喫してしまい、アレナスが先頭へ浮上した。
レース残り7周、先頭集団ではアレナスを追い抜いたフェルナンデスのペースが良く、アレナスと共に表彰台争いの集団を引き離し始めた。この時、一時はポイント圏外にまで落ちていた小椋もトップ集団に追いつき、ビエッティを交わして6番手にまでポジションを取り戻した。
小椋はそこからさらにチャージ。残り5周でトップから僅か0.5秒差の4番手にまで浮上し、優勝争いに加わった。
残り4周、小椋はターン1でアレナスをオーバーテイクし、ついに表彰台圏内の3番手へ。前を行くディクソンを小突いていくと、次周のターン1で2番手に浮上した。
先頭のフェルナンデスはペースに優れ、小椋はその差をなかなか詰めることができない状態で、ラストラップに入った。
フェルナンデスは小椋に差を縮めさせない走りで、トップチェッカー。ドイツGPからの連勝を収めた。そして2位は後方から怒涛の追い上げを見せた小椋だ。3位はディクソンとなった。
また小椋とタイトルを争っているビエッティは、最終的に4位。ランキング首位(同ポイントでフェルナンデスが2番手)はキープしたものの、小椋との差はわずか1ポイントとなった。
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