現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > RB21の予測不能な挙動は「単純な話ではない」僚友との差より走りに集中、対処方法の研究も続く【角田裕毅F1第7戦展望】

ここから本文です

RB21の予測不能な挙動は「単純な話ではない」僚友との差より走りに集中、対処方法の研究も続く【角田裕毅F1第7戦展望】

掲載 4
RB21の予測不能な挙動は「単純な話ではない」僚友との差より走りに集中、対処方法の研究も続く【角田裕毅F1第7戦展望】

 今年、チームを移籍した何人かのドライバーが新しいチームのマシンを乗りこなすことに苦労している。それだけ、移籍したチームのマシンに慣れるまでには時間を要する。そんななか、角田裕毅(レッドブル)はプレシーズンテストを経ることなく、シーズン途中でチームを移籍。さらに難しい状況で戦っている。

 レッドブルに移籍後、新たなチームメイトとなったマックス・フェルスタッペンのタイムをなかなか上回ることができない状況が続いているが、角田に焦りはない。

角田裕毅、初日はフェルスタッペンから0.092秒差の8番手「アップグレードでのロングランができ、有意義な一日」

「プレシーズンテストで走り込みできなかったことは、ドライバーとしては理想的な状況にないことは確かです。ただ、それを今言っても仕方がない。それを承知で移籍することを決めたわけだし、今は自分ができることを最大限やるしかない。一戦一戦の経験を大切にして、早くこのクルマを乗りこなせるようになるだけです」

 レッドブルのマシンの印象を角田はこう語る。

「VCARB(レーシングブルズ)のクルマはとてもシンプルな動きをするので、クルマの動きに自然にリアクションできていたのですが、レッドブルのクルマはいまだに予測が難しい瞬間があって、今はそれにどのように対処すべきかを探っている段階です」

 予測不能な動きというのは、第5戦サウジアラビアGPの予選Q3で経験した、プッシュしたときに突然発生するスナップ・オーバーステアなのか?

「オーバーステアとかアンダーステアとか、単純な話ではありません。限界でクルマを運転すると、コーナーでクルマはオーバーステアだったりアンダーステアになるものですが、VCARBのクルマはそれを予測できるのに対して、レッドブルのクルマは難しいんです」

 それでも角田はフェルスタッペンとの差よりも、自分の走りに集中することが大切だと語り、メディアから振られたこんな話題にも笑顔で返していた。その話題はフェルスタッペンがエミリア・ロマーニャGP直前にフェラーリのGT3カーに乗って、ドイツのニュルブルクリンクのオールドコース(ノルドシュライフェ)を極秘テストしていた件についてだ。

 このテストでフェルスタッペンは、非公式ながらコースレコードを更新したと言われている。角田はこう言って、笑った。

「でも、あれはマックスが運転していたわけじゃないと思います」

 極秘テストだったため、フェルスタッペンはそのテストに本名ではなく、『フランツ・ヘルマン』という架空の名前で参加していたからだ。そして、角田はこう続けた。

「僕もニュルブルクリンクのオールドコースを走ったことがあります。NSX GT3で」

 タイムについて尋ねられると、角田はこう返した。

「言い訳したくはないんですけど、僕が走ったときはレッドブルのショーランの一部だったので、セーフティカーが先導していて、全然プッシュできませんでした」

 それでも、「あのサーキットは簡単なコースではないので、マックス、あっ、ミスター・フランツは、本当にすごい走りをしたのだと思います」とフェルスタッペンの走りを称えた。

 そんななかで開幕したエミリア・ロマーニャGP。初日のフリー走行2回目で角田は8番手ながらも、フェルスタッペンとの差はコンマ1秒を切る0.092秒差だった。

「新しいアップグレードパッケージで走り込むことができて、全体として、前向きな1日でした。まだ改善すべきところがたくさんあるので、そこにフォーカスを当てて、予選ではさらに前進したいと思います」

[オートスポーツweb 2025年05月17日]

文:AUTOSPORT web
【キャンペーン】8月の毎週金・土・日はガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

アクアの“名作シート”がまさかの廃止!? 2026年の一部改良で見えたマルとバツ
アクアの“名作シート”がまさかの廃止!? 2026年の一部改良で見えたマルとバツ
ベストカーWeb
「ディフェンダー」など6車種、7700台リコール オイル漏れのおそれ
「ディフェンダー」など6車種、7700台リコール オイル漏れのおそれ
グーネット
いま乗っているレクサス・NXをもっと快適に!乗り心地を高める純正アップグレード
いま乗っているレクサス・NXをもっと快適に!乗り心地を高める純正アップグレード
グーネット
歴代シビックTYPE Rを着る!! ホンダファンの心をくすぐるTシャツ登場!!
歴代シビックTYPE Rを着る!! ホンダファンの心をくすぐるTシャツ登場!!
ベストカーWeb
対話型AI搭載の最新「OS」採用 メルセデス・ベンツ「新型CLA」開発エンジニアに聞いた裏側
対話型AI搭載の最新「OS」採用 メルセデス・ベンツ「新型CLA」開発エンジニアに聞いた裏側
くるまのニュース
クルマはもちろんバイクに積めるハイバックチェアがアウトドアを変える!
クルマはもちろんバイクに積めるハイバックチェアがアウトドアを変える!
ベストカーWeb
クロームメッキの艶やかな輝きがたまらないね! “伝統の名車”の血統を現代に受け継ぐ「ヘリテージバイク」3選
クロームメッキの艶やかな輝きがたまらないね! “伝統の名車”の血統を現代に受け継ぐ「ヘリテージバイク」3選
VAGUE
【新製品ニュース】デュアルBT6.0搭載のモンスターMESHインカム「JESIMAIK H7S」。なんと、距離無制限のオンライン通話もできて実勢16000円台だ!
【新製品ニュース】デュアルBT6.0搭載のモンスターMESHインカム「JESIMAIK H7S」。なんと、距離無制限のオンライン通話もできて実勢16000円台だ!
WEBヤングマシン
横のトラックから「プシューッ!!」ビビるほど大きな音なぜ? 大型乗りはここまでブレーキを“使い分けて”いた!
横のトラックから「プシューッ!!」ビビるほど大きな音なぜ? 大型乗りはここまでブレーキを“使い分けて”いた!
乗りものニュース
伝統のGIVIテイストが超進化して復活! 26Lまで化ける万能タンクバッグ「CLA01」は全ライダー必見の仕上がりだ
伝統のGIVIテイストが超進化して復活! 26Lまで化ける万能タンクバッグ「CLA01」は全ライダー必見の仕上がりだ
WEBヤングマシン
“米国生産車”トヨタ「カムリ」まもなく日本復活! 価格は500万円超? 上級グレード中心&4WDも設定? 日本仕様はどうなる
“米国生産車”トヨタ「カムリ」まもなく日本復活! 価格は500万円超? 上級グレード中心&4WDも設定? 日本仕様はどうなる
VAGUE
421馬力のAMG「A45S」をチューン。速さではなく楽しさを追う理由
421馬力のAMG「A45S」をチューン。速さではなく楽しさを追う理由
Auto Messe Web
骨組みだけを引っ張ってるトレーラーって何してる? じつは国際輸送に重要な役割をもっていた
骨組みだけを引っ張ってるトレーラーって何してる? じつは国際輸送に重要な役割をもっていた
WEB CARTOP
クラウンハイブリッドって燃費が良い?悪い? “3世代”のモデルを調べてみた
クラウンハイブリッドって燃費が良い?悪い? “3世代”のモデルを調べてみた
グーネット
ピックアップにヤマハ製ダンパー!? 2026年型トライトンの乗り心地はどこまで変わった?
ピックアップにヤマハ製ダンパー!? 2026年型トライトンの乗り心地はどこまで変わった?
ベストカーWeb
『シビックタイプR』用HKSフロントパイプ発売、HKSキャタとの組み合わせで出力347psへ
『シビックタイプR』用HKSフロントパイプ発売、HKSキャタとの組み合わせで出力347psへ
レスポンス
伝説のスーパーカー「ミウラ」誕生60周年! ランボルギーニ「レヴエルト」ベースの記念モデルが登場 世界99台の限定車
伝説のスーパーカー「ミウラ」誕生60周年! ランボルギーニ「レヴエルト」ベースの記念モデルが登場 世界99台の限定車
VAGUE
角田裕毅のF1代役参戦が正式発表! レーシングブルズからオランダGPに挑む
角田裕毅のF1代役参戦が正式発表! レーシングブルズからオランダGPに挑む
AUTOSPORT web

みんなのコメント

4件
  • ojn********
    新たなチームメイトとなったマックス・フェルスタッペンのタイムをなかなか上回ることができない状況が続いている、って言うけど簡単に上回れたら他のトップチームからオファーくるでしょ?
  • blu********
    RB21自体が完全な失敗作で、シーズン中のアップデートでは素性の悪さをカバーしきれないんじゃないだろうか。数年前までのレッドブルのマシンはニューウェイが基本設計を担っていて、基本的な性質は彼が決めている。どのパラメータをどう弄ったらどのようにマシンの性質が変化するかの評価軸はニューウェイが1番よく把握していたろう。そのニューウェイが抜けて、マシンの性質の評価軸を把握しない後任者がRB19、RB20、RB21と弄っているうちに、メチャクチャになってしまったのではないだろうか。いまとなっては、何処をどう弄れば良いのか誰にも理解出来ないマシンになってしまったのだろう。思いつきのアップデートを古い風洞を使って作り取り付けたところで、マシンの素性とコンフリクトを起こすのが関の山、目覚ましい進化は遂げられない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村