首の皮一枚繋がった？ レッドブルF1代表、3位表彰台ペレスの“勇敢な”走りを称賛。今回のレースが「見捨てないで」のメッセージに

　F1ハンガリーGPの決勝レースでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にマクラーレンのランド・ノリスが入り、フェルスタッペンの僚友セルジオ・ペレスが9番グリッドからオーバーテイクを繰り返して3位表彰台を掴んだ。

　今回のペレスについてチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、“勇敢な”走りを見せたと評価している。

　ペレスは直近5戦を入賞圏外からスタート。その間、表彰台まで追い上げることができたのはオーストリアGPでの1回だけとスランプからなかなか脱せずにいた。

　ダニエル・リカルドが姉妹チームのアルファタウリからF1復帰を果たしたが、これはレッドブル側が再びリカルドをトップチームへ戻す可能性を検討するためだと広く解釈されている。

　チーム残留に向けて結果が必要なハンガリーGPで3位表彰台を掴んだペレス。これについて、ホーナー代表は「今回は素晴らしいレースだった」と称賛している。

「彼のカムバックとオーバーテイクは勇敢だった」

　Sky Sportsに対してホーナー代表はそう語る。

「彼のペースは速かったし、ポジションの上げ方を見ても、フェルナンド（アロンソ／アストンマーチン）を抜いて、ピアストリ（オスカー・ピアストリ／マクラーレン）を抜いて……戦略も上手くいったし、彼はとても速かった」

「ああいったレースができると大きな自信になる」

「彼のオーバーテイクや勇敢な走りは、私にとって『ほら、僕を見捨てないで』というメッセージになった」

　また、今回フェルスタッペンが優勝したことにより、レッドブルは2022年シーズン最終戦アブダビGPから続く連勝記録を12に伸ばし、新記録樹立の偉業達成。開幕からの連勝勝利記録もフェルスタッペンが9勝、ペレスが2勝で11とし、1988年にマクラーレン・ホンダが成し遂げた記録に並んだ。

　これについてホーナー代表は、次のように語っている。

「幼い頃、アラン・プロストとアイルトン・セナのマクラーレンが信じられない偉業を達成したのを覚えている」

「彼らは信じられないようなチームだったし、ロン・デニスは信じられないようなチーム代表だった。今、僕らがそれを上回ったということは、ここブダペストで、舞台裏のミルトンキーンズ（のファクトリー）で、チーム全員が懸命に働いてきたことの証だ。とても、とても意味のあることだ」

Comments

普通に考えればベレスのマシン規制された本来のパフォーマンスなんだろ
FIAとF1 のスタアシステム、レッドブルのカネで
マックスのマシンだけ他の2割ましのパワーだと思う