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レッドブル次世代のスター候補、リンドブラッドがF1参戦に向け前進。スーパーライセンスポイント”40”を確保

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レッドブル次世代のスター候補、リンドブラッドがF1参戦に向け前進。スーパーライセンスポイント”40”を確保

 レッドブルの育成ドライバーであるアービッド・リンドブラッドは、フォーミュラ・リージョナル・オセアニアで王者となり、保持するスーパーライセンスポイントが40に達した。これでリンドブラッドは、F1参戦に必要なスーパーライセンスを取得する要件のひとつを満たしたことになる。レッドブルとしては、今後のラインアップ選択に関する自由度が増したことになる。

 ジュニアドライバーの育成に力を入れてきたレッドブル。2025年にはレッドブルにリアム・ローソン、レーシングブルズにアイザック・ハジャーを起用することを選択し、すでに長くチームに在籍しているマックス・フェルスタッペン、角田裕毅も含め、陣営のドライバー4人全員を育成ドライバーで揃えた。

■F1候補生を探せ! レッドブルやフェラーリ、有力チームの舞台裏

 このローソンやハジャーに次ぐポジションにつけるひとりが、リンドブラッドだった。現在17歳のリンドブラッドは、2025年はF1直下のFIA F2に参戦することが決まっている。

 将来的なF1ドライバー候補とみなされていたリンドブラッドは、F2開幕前の冬の間に、スーパーライセンスポイントを積み増すためにフォーミュラ・リージョナル・オセアニア(ニュージーランド)に参戦。2レースを残して王者となり、重要な一歩を踏み出した。

 リンドブラッドはこのシリーズを制したことで、F1参戦に必要なスーパーライセンスの発給に必要なスーパーライセンスポイントが40点に到達した。つまりF2での結果がどうであれ、リンドブラッドはF1へコマを進めることが可能となったのだ。

 リンドブラッドがF1参戦資格を得ると、他の所属ドライバーたちにはプレッシャーがかかることになるだろう。一方でレッドブルにとっては、リンドブラッドがスーパーライセンス発給条件を満たしたのは大きなプラスとなるはずだ。

 論理的には次にレッドブル陣営からF1デビューする候補の筆頭は、昨年もFP1に出走しテストも担当している岩佐歩夢である。しかし岩佐はホンダとの繋がりもあるドライバー。レッドブルとホンダの関係が今季限りで解消されることを考えれば、別の候補も用意しておく必要もある。

 またレッドブルはリンドブラッドを、メルセデスがルイス・ハミルトンの後任に据えた期待の新人アンドレア・キミ・アントネッリのように、手塩にかけて準備を進めさせ、レーシングブルズを経ずにいきなりレッドブルのマシンに乗せることになるかもしれない。そうなれば、ローソンや角田、ハジャーの立場も安泰ではない。

 なおリンドブラッドは前述の通り現在はまだ17歳で、スーパーライセンスの発給の条件である18歳に達していない。しかし8月に誕生日を迎えて18歳になれば、F1デビューすることができる。またFIAが特例を認めれば、17歳でライセンスが発給される可能性もある。

 かつてトヨタ・レーシング・シリーズとして知られてきたフォーミュラ・リージョナル・オセアニアの卒業生には、ミッチ・エバンスやニック・キャシディ、リアム・ローソンなど、世界的な活躍を遂げた先輩ドライバー達がいる。そして、同シリーズのマネージャーであるトヨタのニコラス・カイヨールはリンドブラッドの才能を高く評価している。

「彼は並外れた才能の持ち主で、私が過去数シーズンで見てきた中でも最高のひとりだ。もちろん、我々の選手権では、過去20シーズンで世界最高のレースが何度も繰り広げられてきた」

「ここはF1やインディーカー、その他の主要なカテゴリーへ進んでいく可能性のあるドライバーが数多く走っている強力な戦いの場だ。おそらく、2020年以降で最も厳しい戦いの場となっていたと思う。その事はアービッドのパフォーマンスがどれだけ優れていたのかを強調するだけだ。我々は間違いなく、未来のスターを目にしている」

 評価の高いリンドブラッドだが、2025年のルール変更の恩恵で何度もF1のFP1で目にすることになるかもしれない。今シーズンからF1チームのFP1でのルーキー起用義務の回数が、年2回から4回へ増加したためだ。レーシングブルズはハジャーが2回分を消化するものの、残り6回(レッドブル4回+レーシングブルズ2回)の大半でリンドブラッドが起用される可能性が高いと思われる。同時に、旧型車を使ったプライベートテストも、複数回にわたって受けることになるはずだ。

文:motorsport.com 日本版 Filip Cleeren

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