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なぜBMW「F900R」は買いなのか? スポーツネイキッドの理想形、130万円以下で味わえるBMWクオリティとは【試乗レビュー】

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なぜBMW「F900R」は買いなのか? スポーツネイキッドの理想形、130万円以下で味わえるBMWクオリティとは【試乗レビュー】

コスパ良し! BMWらしさが詰まったロードスター

JAIA(日本自動車輸入組合)が主催する輸入二輪車の合同試乗会は、現在国内で発売されている輸入車メーカーの新たなモデルが一堂に揃うメディア向けのものとなっている。
各輸入車メーカーから毎年様々なモデルが登場している中、いま注目したいのは、乗りやすさと手頃な価格帯が魅力となるミドルクラスの大型車両たち。国産車とは異なる独特のデザインや乗り味、そして所有感を満たしてくれるのが輸入車の特徴であり、魅力でもある。
今回は、ビッグバイク入門に最適かつ、BMWの魅力が詰まった「F900R」を紹介する。

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ライダーの憧れの輸入車ブランドのひとつとして挙げられるのが、ドイツが世界に誇るモーターサイクルブランド「BMW MOTORRAD」だ。
BMWのバイクといえば、水平対向エンジン(いわゆるボクサーエンジン)が有名だが、この「F900R」は並列2気筒エンジンを搭載したロードスターシリーズの一台であり、コンパクトかつ俊敏で力強い走りと快適な乗り心地を両立。排気量は894ccで前モデルより最高出力が向上しており、より力強い走行性能を実現している。


F900Rのデザインは、アグレッシブなフロントマスクと、ボリューム感のある燃料タンクによるマッシブなボディラインが特徴的。どの角度から見ても「スポーツネイキッド」の美学が表現されている。
特にヘッドライトは個性的で、BMWらしい精密なデザインが光る。街中でも一目置かれる存在感があり、所有感を満たすに十分なスタイリングだ。


筆者(身長172cm)が跨ったところ、シート高815mmでも足つき性は思いのほか良好で、両足のカカトがわずかに浮く程度であった。筋肉質なタンクデザインはニーグリップしやすく、車体との一体感も高い。
その走行フィールは、力強くも紳士的であり、ライダーの操作次第でアグレッシブにもマイルドにも対応可能だ。車重は215kgとBMWのラインナップでは軽量ながら、105馬力のエンジンを搭載しているため、加速力は非常に高い。


ハンドリングもニュートラルで、急な切り返しや渋滞時の低速走行でも不安を感じさせない。
倒立フロントフォーク、軽量ホイール、バーエンドミラーなど、ライディングを楽しくする装備が標準で備わっており、スポーツ走行だけでなくツーリングにも適する万能性がある。
少々威圧感のある外観とは裏腹に、実際の走りは素直で、パワフルでありながらも操りやすく、思い描いたラインをしっかりとトレースできる。大型バイク初心者でも安心して扱えるだろう。


装備も非常に充実している。視認性に優れるTFT液晶モニターをはじめ、軽快なハンドリングを可能にする倒立式フロントフォークや軽量ホイール、スポーティな雰囲気を高めるバーエンドミラー、迫力のサウンドを奏でるスポーツサイレンサーなどを装備。
また、ABSやトラクションコントロールシステムも標準搭載されており、安全性と快適性の両立が図られている。


BMW F900Rはミドルクラスでありながら、走り・デザイン・装備のすべてにおいてプレミアムな質感を持ち合わせた一台だ。とくに、大型バイクは初めてというライダーにとって、安心してBMWの世界に踏み出すことのできるモデルとして推奨できる。
「BMWらしさ」と「手の届く現実性」のバランスが絶妙であり、これこそがF900R最大の魅力だ。
SPECIFICATIONS
ビー・エム・ダブリュー F900R|BMW F 900 R
ボディサイズ:全長2140×全高1130×全幅820mm(バーエンドミラーなし)
シート高:815mm
車両重量:212kg
総排気量:894cc
エンジン:水冷2気筒4ストローク並列エンジン
最高出力:77kW(105PS)/8500rpm
最大トルク:93Nm/6750rpm
最高速度:215km/h
変速機:6段リターン
トランスミッション:常時噛み合い式6段トランスミッション
価格:127万9000円~153万7000円(税込)

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