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こだわり派の心を満たすミニバン、ホンダ ステップワゴン スパーダ【名車の生い立ち】

掲載 更新 5
こだわり派の心を満たすミニバン、ホンダ ステップワゴン スパーダ【名車の生い立ち】

車の歴史 [2026.04.27 UP]


こだわり派の心を満たすミニバン、ホンダ ステップワゴン スパーダ【名車の生い立ち】
 「ファミリーカーは必要だけど、自分好みのクルマがいい!」そんなクルマ好きドライバーの気持ちに応えてくれるのがホンダ ステップワゴン スパーダ。力強いデザイン、上質なインテリア、そしてホンダ独自の低床・低重心パッケージが可能にした安定した走りを特徴とする人気のミニバンです。今回は、人気モデルとして定番の地位を獲得しているステップワゴン スパーダの歩んできた歴史と魅力を振り返ってみましょう。

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『名車の生い立ち』時代の移り変わりとともに変わりゆく自動車だが、一時代を築いた車は後世まで語り継がれ、やがて「名車」と呼ばれる。ここではそんな、いつの時代も色褪せることなく輝きを放つ名車にスポットライトをあて、歴史を振り返りつつ魅力に迫っていく。www.goo-net.com

3ナンバーサイズの専用ボディが生み出す迫力のスタイルと走り(RF3、4系)

初代:2003年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 1990年代中盤から2000年代にかけ、日本は空前のミニバンブームにわきました。火付け役となったのはホンダの初代オデッセイ(1994年)で、運転しやすく家族みんなが快適に乗れるという価値観がファミリー層に受けて大ヒットしました。続いて1996年に登場した初代ステップワゴンも、箱形スタイルによる広大な室内空間と使いやすい荷室が受け続けて大ヒット。RVブームに乗り遅れたホンダがミニバンで一矢報いたのです。

 しかし、ライバルも手をこまねいているわけではありませんでした。とくにエアロパーツを装着したモデルが登場し、それらが人気になったことでホンダとしても対抗策を取る必要が出てきました。初代にもエアロ装着グレードはありましたが、ホンダはもっと強いインパクトが必要だと判断したのです。

 そこで企画されたのが、「走りの良さ」と「精悍なスタイル」を両立させた「スパーダ」。2代目ステップワゴンがマイナーチェンジするタイミングで登場しました。


初代:2003年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 2003年のマイナーチェンジで上級・スポーティモデルという立ち位置で登場したステップワゴン スパーダ。専用フロントグリルやバンパー、16インチアルミホイール、さらにはミニバンでありながらローダウンサスペンションを採用することで、それまでのファミリーカー的なミニバンとは一線を画す、スポーティーなデザインと走行性能を手に入れたのです。


初代:2003年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 それだけにとどまりません。上級モデルにオデッセイなどが採用する2.4Lエンジン搭載グレード「24T」も設定。従来の5ナンバーサイズにとらわれない大胆なスペックは、普通のミニバンでは満足できないユーザーたちの心を鷲づかみにしました。


初代:2003年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 室内の広さや使い勝手はそのままに、こだわり派を満足させるスタイルと走りを手に入れたスパーダは大ヒットモデルに。ホンダらしい個性派ミニバンとして、ステップワゴンの主流モデルとしてその地位を確立していきます。


低床・低重心パッケージで走りの質感を高めた2代目(RG系)

2代目:2007年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 2代目ステップワゴン スパーダが登場したのは、2007年11月のマイナーチェンジでした。このときのステップワゴンは、ミニバンの常識をくつがえす「低床・低重心プラットフォーム」が特徴。床が低いと乗り降りがしやすく、同じ室内高であれば全高を下げることができ、運動性能にも有利という、非常にホンダらしいメカニズムでした。


2代目:2007年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 そんな恵まれた基本性能をベースにした2代目スパーダは、走りをさらに磨き上げました。16インチアルミホイールや専用チューニングサスペンションを設定。2.4Lエンジン搭載モデルには、ステアリングから手を離さずにCVTをコントロールできるパドルシフトまで用意。迫力あるスタイリングはもちろん、ブラックで統一されたクールなインテリアも好評でした。


洗練された大人の上質さを表現した3代目(RP3、4系)

3代目:2009年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 低床・低重心というホンダ独自のメカはたしかにステップワゴンの走りをレベルアップさせました。しかし、ユーザーが望んだのは、ミニバンらしい箱型フォルムだったのです。そこでホンダが選んだのは「原点回帰」でした。

 低床・低重心パッケージをベースに、初代ステップワゴンのような箱型フォルムを形成。全長を50mm、全高を45mm拡大することで、室内高1395mmと、クラス最大のゆとりある室内空間を実現しました。とくに3列目シートは、床下にフラットに収納できる床下格納式としたことで、3列目を使わないときは広大なラゲッジルームとして便利に使えるようになりました。


3代目:2009年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 エンジンは2.0L i-VTECエンジンとトルクコンバーター付CVTの組み合わせに統一。パワーという点では残念ですが、スムーズな走りと14.2km/L(JC08モード)という優れた燃費性能を両立しています。

 インテリアデザインは運転のしやすさと使い勝手を追求。手前に操作系、奥に視認系を配置した立体的な造形のインパネが印象的です。また、2列目・3列目のフロアをフローリング風にするオプションなど、広さや使い勝手だけでなく、居心地よさにもこだわっています。


「わくわくゲート」は唯一無二! 待望のハイブリッドも登場した4代目(RK系)

4代目:2015年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 独自のアイデアで独創的なミニバンづくりを続けてきたホンダの真骨頂ともいえるのが、4代目ステップワゴン スパーダに採用された「わくわくゲート」でしょう。

 これは大開口のテールゲートに横開きのドアを組み合わせたもの。後ろにスペースがない場所でも荷物の出し入れができ、3列目シートへの乗り降りもスムーズになりました。また、3列目シートを左右分割して床下格納できる「マジックシート」との連携で、利便性が飛躍的に向上しています。


4代目:2015年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 パワートレインには、ホンダ初採用の直噴1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載しました。これによって、2.4Lエンジン並みのトルクによる力強い加速と、クラストップレベルの低燃費(17.0km/L・JC08モード)を両立させています。


4代目:2015年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 インテリアは、「大人のスポーティ」とも言うべきスタイルに進化。ブラックをベースにした深みのある色調と、硬質な素材感によるコーディネートが上質な雰囲気を作り出しています。さらに、安全運転支援システム「Honda SENSING」を導入。いわゆる緊急自動ブレーキで、歩行者まで検知対象とする高い安全性を実現しました。

 4代目は、スパーダが追求していた走りとスタイルに加えて、高い安全性もプラス。家族全員が快適に、安心して過ごせる完成度の高いモデルとなりました。


原点回帰でシンプルなスタイルになった5代目(RP6、7、8系)

5代目:2022年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 2022年に登場した6代目の現行型ステップワゴンは、「#ナイスホリデー」をコンセプトに、家族の生活を豊かにする「安心」と「自由」を追求しました。中でも「スパーダ」は、力強い外観と上質なインテリアを備え、所有する喜びと実用性を高次元で両立させたモデルとして進化を遂げています。

 デザインはシンプルで塊感のあるボックススタイルへと生まれ変わりました。スパーダ専用の装備として、幅広のフロントグリルと全周囲に配されたメッキモールが、精悍で堂々とした佇まいを演出しています。そして、リアに向けて伸びやかなシルエットを持たせることで、ミニバンらしい力強さと、洗練された大人っぽさを表現。リアゲートは先代の「わくわくゲート」を廃止し、シンプルな縦開きへと回帰。その分、開口部を広げ、電動パワーゲートをタイプ別に設定することで、使い勝手を向上させています。


5代目:2022年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 インテリアは「心地よい空間」を目指し、視界の良さと上質な素材感にこだわっています。スパーダではダークトーンのカラーリングを採用し、随所に合皮を用いることで、リビングのような寛ぎと高級感を演出。

 特筆すべきは2列目の「キャプテンシート」です。前後スライドだけでなく左右へのスライド機構も備え、内側に寄せればオットマン付きの特等席として、外側に広げれば中央に通路を確保できるなど、多彩なシートアレンジが可能です。また、3列目シートも着座位置を高く設定し、どの席に座っても視界が遮られない工夫が施されています。


5代目:2022年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 パワートレインの目玉は、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」です。ほとんどの走行シーンをモーターでカバーすることで、静粛性に優れた滑らかな加速と、優れた燃費性能を実現しました。特に市街地走行では電気自動車のような静かな走りが、家族との会話を妨げません。

 安全面では、最新の「Honda SENSING」を全タイプに標準装備。アダプティブクルーズコントロール(ACC)には渋滞追従機能が追加され、長距離ドライブの負担を大幅に軽減します。デザイン、空間、走行性能のすべてにおいて「余裕」を具現化したスパーダは、家族全員が安心して移動を楽しめる、新時代のミニバンへと進化しています。


5代目:2022年 ホンダ ステップワゴン スパーダ
 ミニバンというファミリーカーの定番的ポジションにありながら、つねに「さらなるこだわり」を提供してきたステップワゴン スパーダ。生活だけでなく、心まで豊かにしてくれるこだわりのミニバンとして、これからも愛され続けていくでしょう。


以前の記事はこちら
https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/278719/https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/276767/

文:グーネット
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みんなのコメント

5件
  • oso********
    今やエアロパーツを付ける付けないではなく、売っている素の状態がエアロ。
    アルヴェル、ノアヴォク、セレナがそうだが爆売れなので、みんなエアロが好きなんだね。

    エアロじゃないのはデリカとステップワゴンAIRだけ。
    貴重な存在である。
  • m_t********
    3代目がRKで4代目がRPですけど笑
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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