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【MotoGP】「ファクトリーから呼ばれるのは”夢”」ザルコ、ロレンソ後任のチャンスあり?

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【MotoGP】「ファクトリーから呼ばれるのは”夢”」ザルコ、ロレンソ後任のチャンスあり?

 MotoGPで3度の世界チャンピオンを獲得したホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)が今季限りでの引退を表明したことで、その後任となるライダーは誰になるのか注目が集まっている。そして、その候補だと考えられているのがヨハン・ザルコだ。

 ザルコはKTMとの2年契約を早期に打ち切った後、第17戦オーストラリアGPから怪我の治療で戦線を離脱した中上貴晶の代役として、LCRホンダからレースに復帰。ホンダ2戦目の第18戦マレーシアGPで早くもトップ10圏内を走るなど力を示しており、すでに有力ライダーが契約を済ませている現状では、ロレンソの後任候補の一角となるだろう。

■「モチベーションを見つけられなかった」MotoGP引退のロレンソ、度重なる怪我が影響

 ただ、RC213Vでの経験豊富なカル・クラッチロー(LCRホンダ)や、ホンダの母国である日本人ライダーの中上をマルク・マルケスのチームメイトに据えることを、ホンダが好む可能性もある。

 ザルコはロレンソの引退決定が自身の将来にとってポジティブな影響があると認めた。

「要するに、2020年に自由になった“場所”があるということだ。それがどこなのかは分からないけど、どこか(のシート)が自由になる。それは僕にとって来年に向けてのチャンスだ」

「8月の時点では来年は何ができるか分かっていなかったから、それについて考えると笑顔にさせてくれるよ。今もまだ(将来は)分からないけど、論理的には可能性はあるんだ」

 ザルコは代役として加入したLCRを“スーパーチーム”と称賛しているが、ファクトリーチームからの召集をより好むことは理にかなっていると主張。マルケスとの対決の機会を楽しみたいと述べた。

「ルーチョ・チェッキネロの“スーパーチーム”を目にしたし、バイクも良い。僕はどこにいようとも、ボーナスのようなものだ」

「確かにレプソル・ホンダは最高のチームのひとつで、ファクトリーチームだ。この難しいシーズンにおいてそれを掴むことは、“特別な夢”だろうね」

 ただザルコは、サテライトチームながら過去2シーズンでホンダ勢2番手につけているクラッチローの方が、ファクトリーチームから召集される可能性がより高いとも認めている。

 しかし、クラッチローのレプソル・ホンダ加入にはスポンサーの問題が存在する。レプソル・ホンダのスポンサーであるレッドブルが、クラッチローの個人スポンサーであるモンスターと競合するのだ。そしてクラッチローはロレンソの後任となる可能性については、口を固く閉ざしている。

 クラッチローは自身とザルコが“完全に異なった状況”に置かれていると話し、次のように続けた。

「ヨハンは素晴らしいライダーで、世界チャンピオンだ。ただ彼が今年KTMを早くに辞めたことは見失わないようにしよう」

「彼は素晴らしいライダーだと思うし、直近の2戦でホンダ(のマシン)を乗ったことを誇りに思っていると思う。だけど、様子を見てみよう」

「最終3戦は彼のベストサーキットだ。ホンダのマシンは彼の乗ったサーキットが得意で、そういう話なんだ。僕には何の影響もないよ」

 ザルコに対して、オーストラリアとマレーシアでファクトリーチームで乗るに十分な走りができたかを訊くと、彼はこう答えた。

「オーストラリアのレースを見ると、そうじゃない。ホンダに対して良い兆候を示せるだけの、適切な集団にいなかった」

「彼らにはすまないと話したんだけど、僕に心配するなと言ってくれた。フィリップアイランドは複雑で、天候のコンディションも加わっていた。気にするな、マレーシアでもっと上手くやろうってね」

「マレーシアでは、良い集団につくことができた。トップ集団では無かったけど、僕は中団に戻ってこれた。物事を適切に積み上げられている証拠だよ」

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