現地時間7月4日(土)、ハンガリーのハンガロリンクで開催された2026年FIAフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権(FIA FREC)の第5戦レース1でTGRドライバー・チャレンジ・プログラムの佐野雄城(R-ace GP)がポール・トゥ・ウインを飾った。2026年シーズンからヨーロッパ挑戦を開始した佐野にとって、待望のヨーロッパ初優勝となった。
前戦モンツァ(イタリア)のレース3で3位となり、ヨーロッパ初表彰台を手にした佐野。その好調ぶりはハンガロリンクで開催された第5戦でも健在だった。
【WEEKLY ROUND UP Formula】中村紀庵ベルタが今季2勝目。佐野雄城が初表彰台/FIA FREC第4戦
FIA FRECは毎戦30台が参戦するため、予選は2グループに分けて実施される。レース1のスターティンググリッドを決する予選1回目にAグループから出走した佐野は、セッション終盤に1分38秒435を記録。これが予選総合トップタイムとなり、佐野が初のポールポジションを獲得した。
「本当に良いラップでしたし、マシンも素晴らしかったです。ポールポジションを獲得できてとても嬉しいです。ヨーロッパでのポールポジションは初めてなので、より特別なものになりました。シーズン序盤は少し苦戦しましたが、モンツァで3位表彰台を獲得し、今回ここでポールポジションを獲得できたことで、着実に進歩し、正しい方向に向かっていると感じています」と、予選後の佐野。
レース1に向けては「目標は明確です。トップからスタートし、トップをキープして優勝を争うことに集中します」とコメントしていた。
予選1回目と同日午後に行われた30分+1周のレース1。佐野はポールポジションから抜群の蹴り出しでレースをリード。予選Bグループで最速だったレザ・シーウォールトゥン(ロダン・モータースポーツ)がフロントロウ2番グリッドからスタートし、オープニングラップのターン1で佐野とサイド・バイ・サイドとなるが、佐野がトップを守った。
2台の攻防の間隙をついた3番グリッドスタートのラシッド・アル・ダヘリ(R-ace GP/メルセデス育成)がシーウォールトゥンをかわし2番手に浮上。ただ、トップの佐野はドライバーズランキングで暫定3位につけるアル・ダヘリを封じ続けた。
佐野とアル・ダヘリはお互いにファステストラップを塗り替える直接対決を展開。ファイナルラップまで1秒以内の接近戦を続けたが、最後まで佐野がトップを譲ることなく18周目のトップチェッカーを受け、佐野がFIA FREC初優勝を飾った。1.2秒差の2位にアル・ダヘリ、3.9秒差の3位にはシーウォールトゥンが続いた。
レース1終了後、佐野は「最高に嬉しいです。ヨーロッパ初優勝なので特別な勝利です。チームの皆さん、応援してくださった皆さん、そしてTGRの継続的なサポートに心から感謝しています。明日も予選と決勝があるので、また同じ結果を出して、この勢いを維持していきたいです」とコメントした。
また今季2勝を飾り、ドライバーズランキングで暫定2位につける中村紀庵ベルタ(プレマ・レーシング/ウイリアムズ育成)は、13グリッドからレース1のスタートを迎え、10位でチェッカーとなっている。
続いて現地時間7月5日(日)からは、レース2のグリッドを決定する予選2回目と、30分+1周のレース2が行われる。
[オートスポーツweb 2026年07月05日]
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