F1サンパウロGP決勝のスタート直後に、ハースのニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンと接触しリタイアとなったウイリアムズのアレクサンダー・アルボン。彼はクラッシュのキッカケとして“No.1”のスタートを切ったことを挙げた。
13番グリッドから決勝レースを迎えたアルボンは、レースペースではウイリアムズのFW45が苦戦を強いられると予想していたことから、スタートでのジャンプアップを狙っていた。
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その狙い通りアルボンは好スタートを切り、前列にいたハース勢に並びかけた。イン側から順にマグヌッセン、ヒュルケンベルグ、アルボンと3台が横並びでターン1へと飛び込んでいったが、マグヌッセンにラインを絞られる形で行き場を失ったヒュルケンベルグとアルボンが接触。マシンコントロールを失ったアルボンはマグヌッセンにもヒットした。
このクラッシュによってアルボンとマグヌッセンはリタイアとなったが、ヒュルケンベルグはレースを続行することができた。また“もらい事故”でマクラーレンのオスカー・ピアストリとアルファタウリのダニエル・リカルドがマシンにダメージを負った。この事故によりレースは赤旗中断。とばっちりを受けたピアストリとリカルドは、この間にマシンを修復し、周回遅れで再スタートを切ることとなった。
クラッシュについてmotorsport.comがアルボンに尋ねると、彼は次のように答えた。
「ここ3レース、メキシコと(サンパウロの)スプリントレース、そして今回と、僕らはスタートでNo.1だった」
「3回連続でとても良いスタートが切れたんだ。メキシコのようにスタートが上手く働くこともある。だけど、今回みたいに不利に働くこともある」
「悔しいよ。もっと違うことができたとは思えない。僕はできる限り右側にいた。左側のハースが不意を突かれたみたいな感じで軽く交錯して、僕はハース勢に突っ込むことになった。それだけだ。よくあることで、不運なだけだ」
またアルボンは、ヒュルケンベルグとマグヌッセンをスタートで抜くことがレースの鍵になるはずだったと認めた。
「良いスタートが無駄になったことにイライラしている」と彼は言う。
「彼らはピットストップを遅らせて、“トラフィックメーカー”になるはずだった。レース序盤で彼らを抜くことができれば、ポイントを獲得するチャンスが十分にあったはずだ」
「たった100mだったけど、その100mでは正しい方向に進んでいるように見えたんだ」
サンパウロGPでトップ10入りは可能だったかと訊かれたアルボンは次のように答えた。
「わからないよ。でもポイントを獲ることよりも重要なのは、他の選手にポイントを獲らせないことだ。もしポイントを獲るのが難しそうなら、僕は獲ることができそうな人たちを抑え込もうと思っていたんだ」
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