現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 純正を崩さず高音質化、デモカーに見るプロショップの取り付け技術[car audio newcomer]by BREEZE 前編

ここから本文です

純正を崩さず高音質化、デモカーに見るプロショップの取り付け技術[car audio newcomer]by BREEZE 前編

掲載
純正を崩さず高音質化、デモカーに見るプロショップの取り付け技術[car audio newcomer]by BREEZE 前編

アウディ『A1』をショップデモカーとして製作した奈良県のBREEZE(ブリーズ)。大きな加工を施すことなく高音質を味わえるオーディオカー作りを目指した1台だ。

◆純正内装を崩さずフロント2ウェイスピーカーで高音質を実現
オーディオプロショップでは、ショップ独自のサウンドやシステムの方向性をユーザーに体感してもらうため、デモカーを用意している場合が多い。奈良県のブリーズも時代に合わせたデモカーを展開するショップだ。そんな同ショップのデモカーがリニューアルしたことから取材に訪れた。

【画像全11枚】

BREEZEが用意したデモカーはアウディA1。コンパクトなボディを持つ上質な欧州車として人気のモデルである。ブリーズがこのクルマで目指したのは「大きな加工を施すこと【なく】高音質を得られる仕様」だ。インテリアは純正イメージのままで、内装加工を好まないユーザーにとっても導入しやすい車両となった。

その手法は実にスマートだ。クオリティの高いフロント2ウェイスピーカーを工夫を凝らしたインナー取り付けとすることで、高音質を引き出しているのが特徴。さらにサブウーファーをデッドスペースに収め、DSPアンプで緻密に調整することで、完成度の高いサウンドを実現している。

中でも注目したいのはフロントスピーカーの取り付けだ。ツイーターはAピラー、ミッドバスはドアに、それぞれ純正位置へインナー取り付けされている。内張りの加工は一切なく、純正内装をそのままキープ。インテリアの加工を望まないユーザーにも受け入れやすい、高音質カーオーディオの好例と言えるだろう。

◆アウディA1のドア純正位置にジュラルミンバッフルで高精度取り付け
ブリーズがデモカーのフロントスピーカーに選んだのは、イートンのGRAPHIT28(ツイーター)とGRAPHIT16(ミッドバス)の2ウェイだ。セレクトの理由を代表の木村さんが紹介してくれた。

「このスピーカーはミドルハイのグレードにあたります。少し背伸びをすれば手が届く価格帯なので選びました。このスピーカーの魅力は、とにかく音数が増えることをわかりやすく体感できる点です。また中高域の滑らかなサウンドも特徴です。スピーカー交換による音の向上がしっかり感じられるユニットとして、デモカーで聴いてもらうことにしました」

そんなスピーカーの取り付けにも注目したい。まずドアの純正位置に16cmサイズのミッドバス、GRAPHIT16をインストールしている点が同ショップならではの見どころだ。インナーバッフルとして用いているのは、オリジナルのジュラルミンバッフルであるMX-AUDI。その名の通りアウディ専用に開発されたバッフルで、取り付け精度などの面で有利な取り付け方法となっている。

「ジュラルミンの高い剛性によってスピーカーをしっかり固定できるため、ユニット本来のサウンドを引き出せます。また素材にジュラルミンを使うことで適度な重量も確保でき、不要な振動を抑え込めるのもメリットです。この効果は想像以上に大きく、結果的にドアデッドニングを施したのに近い環境を作れます。このようにジュラルミンバッフルの長所は多岐にわたります」

◆純正ブラケットを活用してAピラーにツイーターをスマートに装着
一方でツイーターの取り付けにも注目したい。こちらは純正スピーカーがAピラーに取り付けられているが、その純正位置を使ってツイーターをビルトインしている点も特徴だ。Aピラーを外して裏側を見ると、その取り付け方法は一目瞭然。純正ツイーターを固定するための専用ブラケットが取り付けられているが、その構造をそのまま活用するのがブリーズ流である。

純正ツイーターは樹脂のツメを使ってブラケットに固定されている。そこでイートンのGRAPHIT28(28mmツイーター)に合わせたリングパーツをワンオフ製作し、純正ツイーターの位置にぴったりフィットさせている。裏側から見ても純正ツイーターとしか思えないほどスマートな取り付けを実現しているのだ。

インテリアを一切変更せずに2ウェイスピーカーを取り付けたブリーズのデモカー。ドアのミッドバス取り付けに加え、Aピラーのツイーター取り付けも純正デザインと装着位置を尊重しながら精度を高め、スピーカーのポテンシャルを存分に引き出していた。

さらにDSPアンプを使ったサウンドチューニングを施すことで、帯域バランスや定位のコントロール性能も高めている。シンプルな取り付けでありながら、ここまでの音質向上を狙えることを体感できるデモカーに仕上がった。気になる読者はショップを訪れて試聴してみるといいだろう。次回の後編では、サブウーファーの取り付けやDSPアンプ、さらには音楽プレーヤーなど、システム全体を紹介していく。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務した。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連など幅広い分野でライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請け負った。現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動

文:レスポンス 土田康弘

こんな記事も読まれています

プロボックスが仕事車から高音質マシンへ! 純正感を崩さない3ウェイ化の妙[Pro Shop インストール・レビュー]by サウンドステーション クァンタム 後編
プロボックスが仕事車から高音質マシンへ! 純正感を崩さない3ウェイ化の妙[Pro Shop インストール・レビュー]by サウンドステーション クァンタム 後編
レスポンス
関東カーオーディオの熱量がすごい! 150台が集結したOACサウンドコンテストの主役たち
関東カーオーディオの熱量がすごい! 150台が集結したOACサウンドコンテストの主役たち
レスポンス
ハリアーの純正JBLが激変! DIY派オーナーが驚いたプロのカーオーディオ施工[car audio newcomer]by BREEZE 前編
ハリアーの純正JBLが激変! DIY派オーナーが驚いたプロのカーオーディオ施工[car audio newcomer]by BREEZE 前編
レスポンス
「サブウーファー」の音が前から聴こえてくる設定法を公開![イン・カー・リスニング学…チューニング編]
「サブウーファー」の音が前から聴こえてくる設定法を公開![イン・カー・リスニング学…チューニング編]
レスポンス
<新連載>[低音を制する者はカーオーディオを制す]クルマの中では超低音が聴こえない? だから「低音強化」が必要!
<新連載>[低音を制する者はカーオーディオを制す]クルマの中では超低音が聴こえない? だから「低音強化」が必要!
レスポンス
ホイールの選び方、鍛造と鋳造の違いからサイズ・インセット・ハブ径まで解説~カスタムHOW TO~
ホイールの選び方、鍛造と鋳造の違いからサイズ・インセット・ハブ径まで解説~カスタムHOW TO~
レスポンス
『ジムニーノマド』と過ごすカーライフを快適化! 専用アイテム紹介[特選カーアクセサリー名鑑]
『ジムニーノマド』と過ごすカーライフを快適化! 専用アイテム紹介[特選カーアクセサリー名鑑]
レスポンス
ついに市販カーオーディオもドルビーアトモス対応へ! カロッツェリア『DMH-SF1000』登場
ついに市販カーオーディオもドルビーアトモス対応へ! カロッツェリア『DMH-SF1000』登場
レスポンス
高速道路も走れる「二刀流」、155ccの新型ネオレトロバイク『ヤマハ XSR155』発売…価格は53万9000円
高速道路も走れる「二刀流」、155ccの新型ネオレトロバイク『ヤマハ XSR155』発売…価格は53万9000円
レスポンス
スピーカーかアンプDSPかの2択、お薦めはアンプDSP![音を良くする“初級鉄板プラン”をプロが伝授]
スピーカーかアンプDSPかの2択、お薦めはアンプDSP![音を良くする“初級鉄板プラン”をプロが伝授]
レスポンス
「デッドニング」って何? なぜ必要?[スピーカー交換丸わかり]
「デッドニング」って何? なぜ必要?[スピーカー交換丸わかり]
レスポンス
カーメイト「GIGA」LEDヘッド&フォグバルブ新3シリーズ発売、トップマウントLED搭載のC6000など5アイテム
カーメイト「GIGA」LEDヘッド&フォグバルブ新3シリーズ発売、トップマウントLED搭載のC6000など5アイテム
レスポンス
音漏れ皆無で車内はコンサートホール! BEWITHが提案するハイエンドなカーオーディオの世界
音漏れ皆無で車内はコンサートホール! BEWITHが提案するハイエンドなカーオーディオの世界
Auto Messe Web
ボルボ『XC40』、充実装備の特別仕様車「Ultra B4 AWD Selection」登場…649万円
ボルボ『XC40』、充実装備の特別仕様車「Ultra B4 AWD Selection」登場…649万円
レスポンス
新型アウディQ9、まもなく登場へ!──GQ新着カー
新型アウディQ9、まもなく登場へ!──GQ新着カー
GQ JAPAN
【ホンダ CR-V 新型】開発責任者が語る“CセグSUVの王者”とは?…相反する性能と価値を両立
【ホンダ CR-V 新型】開発責任者が語る“CセグSUVの王者”とは?…相反する性能と価値を両立
レスポンス
DSの新Cセグハッチ、「N°4 エトワール ハイブリッド」発売…625万円から
DSの新Cセグハッチ、「N°4 エトワール ハイブリッド」発売…625万円から
レスポンス
新型ランボルギーニ フェノメノ・ロードスター誕生!──GQ新着カー
新型ランボルギーニ フェノメノ・ロードスター誕生!──GQ新着カー
GQ JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

249 . 0万円 330 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29 . 8万円 748 . 0万円

中古車を検索
アウディ A1の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

249 . 0万円 330 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29 . 8万円 748 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村