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ハミルトンが最速もグリッド降格、ボッタスがポールへ。角田は7戦ぶりのQ3進出で10番手【予選レポート/F1第16戦】

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ハミルトンが最速もグリッド降格、ボッタスがポールへ。角田は7戦ぶりのQ3進出で10番手【予選レポート/F1第16戦】

 10月9日現地時間15時、2021年F1第16戦トルコGPの予選が行われた。トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)だが、ハミルトンは10グリッド降格ペナルティを受けることが決まっているため、2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がポールポジションから決勝レースをスタートすることになる。

 土曜日は朝から雨模様だったがFP3の後は雨が上がり、予選は路面の大半がドライラインの見えるダンプコンディションでのセッション開始となった。気温は18度、路面温度は22度というコンディション。

【順位結果】2021年F1第16戦トルコGP予選

 Q1は降水確率100%、空には低く雲が垂れ込めて暗く、開始6分後には雨が降るという予報のなかでスタート。セッション開始2分前から各車がピット出口で待機し、先を争ってコースインしタイムを記録していく。アタック前のターン12~14は大渋滞となった。

 ハミルトンはダンプパッチが残るターン1でリヤがスナップしてトラックリミットをオフ。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)はタイヤが冷えておりターン1でリヤが流れてスピンオフを喫してしまった。10台以上がターン1のトラックリミット違反を喫し、ハミルトンはターン5でもコースを飛び出すなど、それ以外の箇所でもグリップレベルの低さに各車が苦戦を強いられる。

 小雨が降り始めるコンディションのなかでも各車がタイヤに熱を入れて徐々にタイムを上げていく。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)も一旦は2番手タイムを記録したものの、ターン1で挙動を乱してスピンオフ。マシンにダメージはなくコース復帰を果たしピットに戻ったものの、その間に18番手まで後退してしまった。

 この時点で首位はハミルトン、2番手ボッタス、3番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、4番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、5番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)。

 残り6分で雨は弱まって各車が2セット目のソフトタイヤを履いてコースインし、最後のアタックへと向かう。

 中古タイヤのままでコースインしたフェルスタッペンがトップタイムを塗り替えると、次の周にはハミルトンがさらにこれを更新。フェルスタッペンの1分25秒033はターン1のトラックリミット違反で抹消となり、最後の1周で2番手タイムを刻んでQ1突破を決めた。3番手にはガスリー、4番手ルクレール、5番手セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)。

 最後に各車が続々とタイムを上げていくなかで16番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、17番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、18番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、19番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、20番手ニキータ・マゼピン(ハース)がQ1敗退。角田は10番手、ミック・シューマッハー(ハース)は14番手でQ2進出を決めた。
 Q2でも開始直後から各車が続々とコースインし、ソフトタイヤを履いた角田とジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)以外の全車が決勝の戦略を重視してミディアムタイヤを選択。ペレスはターン1の出口でリヤがスナップしてコースオフを喫するが、なんとかクラッシュを避けた。

 まずハミルトンがトップタイムを記録し2番手にボッタス、3番手フェルスタッペン、4番手アロンソと続き、ルクレールは自己ベストタイムで来ていたラップの最終コーナーでリヤが流れてスピンを喫してしまう。最後尾グリッド降格が決まっているサインツはここでは走行しない。

 残り5分で各車が2セット目を投入し、角田とシューマッハー以外は各車ともミディアムタイヤを選択。ルクレールは最終ラップでアタックを決めて7番手タイムを記録し、11番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、12番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、最終アタックの最終コーナーで飛び出したラッセルは13番手、シューマッハーが14番手、サインツが15番手というQ2敗退勢となった。

 角田は決勝でソフトタイヤスタートの不利を背負ったものの、8番手で第9戦オーストリアGP以来となるQ3進出を決めた。
 Q3では各車がセッション開始と同時にソフトタイヤを履いてコースイン。新品ソフトが1セットしか残っていないペレスとルクレールとランス・ストロール(アストンマーティン)は中古のソフト、角田は新品ソフトとのタイム差が0.3秒しかないミディアムの新品を履いて1回目のランに入る。

 ここでボッタスが1分23秒073のトップタイムを記録し、ハミルトンは0.022秒差の2番手、フェルスタッペンが0.227秒差の3番手、そして0.449秒差の4番手にはガスリーがつける。

 残り5分の時点でハミルトンは早々にコースインし最終アタックへ。残り3分半でルクレールとアルファタウリ勢がコースインし、残り3分でレッドブル勢を含む全車がコースインする。当然全車が新品のソフトだ。

 まずハミルトンは1分22秒868の最速タイムを記録。さらにクールラップを挟んで最後にもう1周のアタックを行う。しかしボッタスはハミルトンのタイムを塗り替えられず予選トップが決まったため、セクター1でベストを刻んだところでアボート。フェルスタッペンも思うようにタイムが伸びず3番手、4番手ルクレール、5番手ガスリー、6番手アロンソ、7番手ペレス、8番手ランド・ノリス(マクラーレン)、9番手ストロール、角田は予選10番手という結果になった。

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