現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 電気自動車のコスパを価格と航続距離で見ると…値下げされた「日産 リーフ」は超お買い得モデルだ!

ここから本文です

電気自動車のコスパを価格と航続距離で見ると…値下げされた「日産 リーフ」は超お買い得モデルだ!

掲載 183
電気自動車のコスパを価格と航続距離で見ると…値下げされた「日産 リーフ」は超お買い得モデルだ!

4月の商品改良でリーフが10~20万円レベルの大幅値下げ
日産がBEV(電気自動車)のラインナップを充実させています。これまでCセグメントの「リーフ」が孤軍奮闘状態でしたが、ミドルクラスSUVの「アリア」と軽自動車の「サクラ」を立て続けにローンチすることで、大中小のラインナップを完成させました。デザイン的にも統一感があり、この3兄弟は日本におけるEV普及の狼煙(のろし)をあげたという印象さえあります。

このように書くと、「リーフ(現行モデルは2017年登場)は最新のEVと比べると劣っているのでは?」といったコメントが出てきそうですが、リーフもアリアやサクラのデビューに合わせるかのように、4月に商品改良を発表しています。

>>日産 リーフのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

主な改良点は価格の見直し。リーフにはバッテリー搭載量が2タイプありますが、基本となる40kWh車では11万6000円の価格ダウンを実現。航続距離の長い「リーフe+」はバッテリー総電力量を従来の62kWhから60kWhへ減らすなどして、19万2500円も安くなっています。

>>日産 リーフのカタロググレードをチェックする
>>日産 サクラのカタロググレードをチェックする
>>日産 アリアのカタロググレードをチェックする

航続距離を価格で割った独自の指標でコスパを計算
こうなってくると日産EVラインナップ3兄弟におけるコスパの優劣が気になってきます。それぞれのモデルのエントリーグレードのメーカー希望小売価格を並べてみると次のようになります。

サクラ(20kWh):180km 239万9100円
リーフ(40kWh):322km 370万9200円
リーフe+(60kWh):450km 422万5100円
アリアB6(66kWh):470km 539万円

これだけではコスパを比べづらいので、価格を航続距離で割った“レンジ・プライス・レシオ”という独自の指標で計算してみましょう。数字が小さいほど価格に対する航続距離が長い=コスパがいいということになります。

1位:リーフe+  (60kWh):9389円/km
2位:アリアB6   (66kWh):1万1468円/km
3位:リーフ    (40kWh):1万1519円/km
4位:サクラ    (20kWh):1万3328円/km

驚くなかれ! リーフe+は日産の電気自動車の中で圧倒的なコスパを誇っているのでした。

国からのEV補助金であるCEV補助金を考慮した“レンジ・プライス・レシオ”を計算すると、さらにコスパの違いは明らかになります。

1位:リーフe+ (60kWh):7,500円/km(補助金:85万円)
2位:リーフ   (40kWh):9,078円/km(補助金:78万6000円)
3位:アリアB6  (66kWh):9,660円/km(補助金:85万円)
4位:サクラ   (20kWh):10,273円/km(補助金:55万円)

リーフ同士で比べても、リーフe+のコスパは圧倒的です。同じようなルックスで価格が高めとなっているので、一見すると60kWhバッテリーのリーフe+は割高に見えるかもしれませんが、実をとる選択をするのであればオススメです。

>>日産 リーフのカタロググレードをチェックする
>>日産 サクラのカタロググレードをチェックする
>>日産 アリアのカタロググレードをチェックする

コスパで選ぶならリーフは今も注目モデル!
現行リーフにはNISMO(ニスモ)やAUTECH(オーテック)といったスペシャルバージョンも用意されているのが特徴。電気自動車としては選択の幅が広くなっているのも魅力といえるでしょう。

現行リーフはプラットフォームやフロントドアが初代リーフからのキャリーオーバーであるなど、そもそも完全に新しいモデルというイメージはなく、2017年のデビューからもそれなりに時間が経ち、新鮮味が薄れているのは事実。とはいえ電気自動車として熟成されたリーフが今年4月の価格改定を機にさらに安くなったというのは、前述のコスパ比較でも明らかで、実を取るユーザーは要注目ではないでしょうか。

>>日産 リーフのカタロググレードをチェックする
>>日産 サクラのカタロググレードをチェックする
>>日産 アリアのカタロググレードをチェックする

文:山本晋也

こんな記事も読まれています

中国市場のニーズに合わせて開発! 日産が北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカーを出展
中国市場のニーズに合わせて開発! 日産が北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカーを出展
THE EV TIMES
名古屋~岡崎に“第二伊勢湾岸道”計画が進行中!? 「名古屋三河道路」概略ルート一部決定は「最終段階」へ 空港アクセスにも期待
名古屋~岡崎に“第二伊勢湾岸道”計画が進行中!? 「名古屋三河道路」概略ルート一部決定は「最終段階」へ 空港アクセスにも期待
くるまのニュース
ルクレール、ハードタイヤでのペース不足に苦しむ「0.5秒も遅いのは普通じゃない」フェラーリ/F1中国GP
ルクレール、ハードタイヤでのペース不足に苦しむ「0.5秒も遅いのは普通じゃない」フェラーリ/F1中国GP
AUTOSPORT web
クライマックスに起きた悲劇。「どうすることもできなかった」とヌービル/WRC第4戦コメント
クライマックスに起きた悲劇。「どうすることもできなかった」とヌービル/WRC第4戦コメント
AUTOSPORT web
【MotoGP】マルケスのホンダ離脱がヤマハを「目覚めさせた」クアルタラロの2年契約延長にもプラス作用
【MotoGP】マルケスのホンダ離脱がヤマハを「目覚めさせた」クアルタラロの2年契約延長にもプラス作用
motorsport.com 日本版
黒顔&タフ仕様の新型「軽トラ」登場! 新色「デニム」がカッコいい! 定番「白・銀」以外の色がウケる理由
黒顔&タフ仕様の新型「軽トラ」登場! 新色「デニム」がカッコいい! 定番「白・銀」以外の色がウケる理由
くるまのニュース
小林可夢偉を追い詰めたポルシェのエストーレ、ペナルティを「秘密にされていた」と明かす/WECイモラ
小林可夢偉を追い詰めたポルシェのエストーレ、ペナルティを「秘密にされていた」と明かす/WECイモラ
AUTOSPORT web
BMW MINIから新型電気自動車が出たぞ! ガソリンターボにディーゼルターボとかスキがなさすぎる 生まれ変わったMINI カントリーマンを是非!
BMW MINIから新型電気自動車が出たぞ! ガソリンターボにディーゼルターボとかスキがなさすぎる 生まれ変わったMINI カントリーマンを是非!
ベストカーWeb
ルーフ「ターボR」が約2億3000万円で落札! 空冷ポルシェの究極ストリートマシンのカスタムメニューとは
ルーフ「ターボR」が約2億3000万円で落札! 空冷ポルシェの究極ストリートマシンのカスタムメニューとは
Auto Messe Web
レクサス RZ【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
レクサス RZ【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
フェイスリフトにより新型「ルノー キャプチャー」はよりモダンに、より低い価格設定に
フェイスリフトにより新型「ルノー キャプチャー」はよりモダンに、より低い価格設定に
AutoBild Japan
【アウディeトロン史上最長の一充電航続距離】 619kmを叶えるオプション レンジプラスパッケージ
【アウディeトロン史上最長の一充電航続距離】 619kmを叶えるオプション レンジプラスパッケージ
AUTOCAR JAPAN
国産5社が今年も“共挑”!? クルマづくりが更に進化する! 普通のレースと違う未来への挑戦も!? イマ注目すべき「スーパー耐久」とは
国産5社が今年も“共挑”!? クルマづくりが更に進化する! 普通のレースと違う未来への挑戦も!? イマ注目すべき「スーパー耐久」とは
くるまのニュース
カワサキ KLX230用「フロントスプロケット(12T)」が力造から登場!
カワサキ KLX230用「フロントスプロケット(12T)」が力造から登場!
バイクブロス
サージェント、事前警告ナシの不正追い抜きペナルティに疑問符「順位を戻せと言ってくれたらよかったのに」
サージェント、事前警告ナシの不正追い抜きペナルティに疑問符「順位を戻せと言ってくれたらよかったのに」
motorsport.com 日本版
動画を送ろう! トーヨータイヤが「すべてのトラック・バス事業に携わる人たちに感謝を伝えるプロジェクト2024」を実施
動画を送ろう! トーヨータイヤが「すべてのトラック・バス事業に携わる人たちに感謝を伝えるプロジェクト2024」を実施
乗りものニュース
【MotoGP】苦境が好転しないホンダ、チーム側も予想外? 「理論的には良い改善をしているはずなのに」と困惑
【MotoGP】苦境が好転しないホンダ、チーム側も予想外? 「理論的には良い改善をしているはずなのに」と困惑
motorsport.com 日本版
カーボンニュートラル実現を目指して!ホンダが中国における次世代EV「烨シリーズ」を発表
カーボンニュートラル実現を目指して!ホンダが中国における次世代EV「烨シリーズ」を発表
バイクのニュース

みんなのコメント

183件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.1583.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

13.0495.0万円

中古車を検索
リーフの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.1583.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

13.0495.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村