小野測器、次世代モビリティ向け計測機器を世界初公開…人とくるまのテクノロジー展 2025

電子計測器の製造および販売を手がける小野測器は、5月21日から23日までの3日間、神奈川県のパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」に出展する。

同社のブーステーマは「モビリティ開発を支える計測ソリューション」で、次世代モビリティ開発に貢献する製品群を展示する。特に、世界初公開となる「ポータブル振動計VW-3100」や、xEV開発に役立つ「ローノイズマイクロホン」、実路での実車検証を台上で再現可能な「AD/ADAS開発向けVILベンチ」など、モビリティ開発を支える計測機器を紹介する。

小野測器ブースのポイントは、開発領域ごとに貢献可能な商品を展示すること、業界最高峰の性能を持つポータブル振動計VW-3100の世界初展示、次世代モビリティ開発に貢献する最新計測機器の展示、そしてモデルベース開発（MBD）に貢献するベンチマーキングレポートの販売紹介だ。

小野測器は1954年創業で、電子計測機器の製造販売およびエンジニアリングサービスを展開している。創業当初には国内初のジェットエンジン回転数計測回転計を開発し、自動車産業の二輪・四輪車や部品、建設機械、食品、医療検査など幅広い分野で研究開発や製造工程の測定技術を提供してきた。

また、ホンダのF1活動（1983-1992年）では、V6ターボエンジンのベンチ試験用操作システムを特注制作し、技術面で支援した実績がある。近年は電動車両（EV）開発支援にも注力し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた新たなビジネス領域に参入している。