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【中古車チェック】これら4台の日本車は、人気はそれほど高くはないものの、非常に優れた性能を備えている!

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【中古車チェック】これら4台の日本車は、人気はそれほど高くはないものの、非常に優れた性能を備えている!

4台の隠れた名車:これら4台の日本車は、それぞれのセグメントでは例外的な存在だ。ベストセラーではないが、中古車としては平均以上の耐久性を誇り、さらに価格も手頃!

中古車を探す際、購入者は一般的に知名度が高いモデルを好む傾向にある。しかし、信頼性が最も重要な要素となる場合、人気は後回しになることもある。この観点から、我々がお勧めする4台は特に興味深い代替案と言えよう。

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ホンダ シビック(9代目)・製造期間:2011~2017年・エンジン:99~310馬力・お勧め:1.8リッター141馬力

シビックのトランク容量は同セグメントで最も大きい部類に入る。Photo: Toni Bader9代目のシビックは、前モデルと比べて外観が大幅に改良されたが、コンパクトカーセグメントの定番モデルほどの大衆受けするデザインではなかった。その特長には、操作の簡単さ、燃費の良いディーゼルとガソリンエンジン、変幻自在な室内空間(後部座席の折りたたみ式シート)、そして478~1,378リットルまでの広大な荷室容量が挙げられる。ステーションワゴンタイプの「ツアラー」は、さらに624~1,668リットルまでの荷室容量を実現している。さらに、9代目「シビック」は俊敏なハンドリング、快適なシート、スポーツモデル「タイプR」(310馬力)で注目を集めている。価格は比較的高く、141馬力VTECエンジンを搭載した、走行距離約6万kmのモデルで6年経過後でも1万3,000ユーロ(約214万円)を超える価格だ。

弱点:ドーム型のルーフのため、車内のスペースが犠牲となり、後部座席への乗り込みが楽ではない。1.4リッターと1.8リッターのVTECエンジン(自然吸気エンジン)は、特にトルク不足が目立つ。車検では、ブレーキディスクの摩耗が指摘されることが多く、特にブレーキパッドの摩耗が問題となっている。ホンダは、エアバッグメーカーのタカタ(2017年に経営破綻)から特に多くの欠陥のあるエアバッグシステムを供給された。「シビック」の9代目モデルでは、この問題で3回のリコールが行われた。

トヨタ オーリス(E180)・製造期間:2013~2019年・エンジン:90~136馬力・お勧め:1.33リッターデュアルVVT-i(99馬力)

真面目で堅実なオーリスは、ほとんど買い手を惹きつけることができなかった。しかし年を重ねるにつれ、そのシンプルさが評価されるようになった。Photo: Werk百花繚乱のコンパクトクラスで「フォルクスワーゲン ゴルフ」、「オペル アストラ」、「フォード フォーカス」などと競うことなど、地味な「トヨタ オーリス」には無謀であった。ただし、品質に問題があったわけではなく、その高い品質は、「オーリス」の低い欠陥率に表れている。「オーリス」には、約30cm長いステーションワゴンモデル「ツーリングスポーツ」も存在した。

「オーリス」の魅力はハイブリッドシステムによる経済性に尽きる。日常使用でリッターあたり25km程度の燃費を実現する堅実な技術は「プリウス」から引き継がれており、我々の耐久テストでは1位を獲得している。6年落ちの「オーリス」は、走行距離10万km弱で11,000ユーロ(約181万円)から販売されている。

弱点:「オーリス」にはダイナミックな性能はなく、ハイブリッドは135馬力のモデルが最もパワフルだ。ステアリングは鈍く、サスペンションは快適性を重視している。ターボガソリンエンジンでは、点火コイルの故障による点火不良の問題が発生している。また、オーナーからは、吸気系のカーボンの付着に関する苦情も寄せられている。ハイブリッド車のハイボルテージバッテリーが故障した場合、交換費用は約3,000ユーロ(約49万円)かかる。ただし、バッテリーの個々の(故障した)モジュールを交換できるため、修理費用は大幅に抑えられる。

スズキ スイフト(RZ/AZ)・製造期間:2017年~・エンジン:83~140馬力・お勧め:1.2リッター デュアルジェット(90馬力)

スズキ スイフト スポーツは、10万kmを超える我々の耐久テストで1位の評価を獲得した。Photo: Uli Sonntag / AUTO BILD全長3.90m未満の「スイフト」は、依然としてコンパクトカーのカテゴリーに属している。「フォード フィエスタ」、「フォルクスワーゲン ポロ」、「トヨタ ヤリス」はより広い室内空間を提供するが、「スイフト」ほど、操作性が良いわけではない。「スイフト」の特長として、四輪駆動(オールグリップ)仕様が用意されている。約1トンの軽量設計により、スズキは同クラスで最も燃費の良い車の一つだ。マイルドハイブリッドモデル(111馬力または129馬力)は、日常使用でリッターあたり16.6kmの好燃費で走行可能だ。

140馬力の「スイフト スポーツ」は、俊敏な動力性能と比較的高い快適性を両立している。すべてのエンジンはメンテナンス不要のタイミングチェーンを採用し、我々の耐久テストで、スイフトスポーツは堅実な性能を証明した。10万kmを超えても、オイルレベルゲージの測定値は一度も補充の必要がなかった。5年経過で4万km走行のモデルは、1万1,000ユーロ(約181万円)から販売されている。

弱点:数少ない弱点の一つは、断熱材が薄く、静粛性に欠けるところ。オートマチックや無段変速機搭載モデルは人気が低く、供給も少ない。AUTO BILDの耐久テストでは、Vベルトの張力調整ローラーが緩んでいることが判明した。内視鏡検査では、錆の初期段階が確認されたことから腐食防止対策は改善の余地があると判断した。

【10万km耐久テスト】「スズキ スイフト スポーツ」を分解して耐久性を評価するhttps://autobild.jp/10820/

三菱 ASX・製造期間:2010~2021年・エンジン:117~150馬力・お勧め:1.6リッターMIVEC 117馬力

三菱ASXは、TÜV(ドイツ技術検査協会)の統計データおよびADAC(ドイツ自動車連盟)の故障率において、いずれも優れた成績を収めている。Photo: Toni Bader三菱は、最初の特に頑丈な世代の「ASX」を11年間販売した。長い製造期間中、2012年と2019年に2度の改良が行われた。TÜV(ドイツ技術検査協会)の統計データおよびADAC(ドイツ自動車連盟)の故障率において、この日本車は特に優れた成績を収めている。中古車市場では、4WDの割合が20%を超えていることから、「ASX」が過酷な使用条件にも耐えられることが証明されている。同クラスのトップモデルである「VW T-Roc」の4WD割合は、これより大幅に低くなっている。

また、3種類のディーゼルエンジン(114~150馬力)を選択した購入者が平均を上回っている。このクロスオーバーは最大1,300kgの牽引荷重に対応可能だ。購入者は、偽りのスポーツ性能ではなく、実用的なデザインと操作の簡便性を重視した。5年落ちの「ASX」で人気の117馬力ガソリンエンジン搭載モデルは、走行距離約9万kmで1万2,000ユーロ(約198万円)から購入可能だ。ディーゼル車は少し高価だが、その代わり、好燃費がそれを補っている。

弱点:「ASX」の素朴な外観に合わないのは、平均以下の防錆対策だ。必須のリフトアップ検査では、錆びた下回りを目にするケースが少なくない。ほとんどの場合、まだ深刻な問題ではないが、錆があれば防錆処理をすることが推奨される。「三菱ASX」ではハンドブレーキの問題が複数回発生し、2018年と2021年にリコールが行われた。

Text: Stefan Novitski

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みんなのコメント

6件
  • kmq********
    蛍光グリーンのオーリスが正面から来たら、現行ゴルフと間違えた
  • もふもふ
    中古車の価値は、国々でも買う人でも考え方が異なる。
    さらに中古車は、使われ方の経緯が固体ごと全く違う。
    新車ならいざ知らず、中古車をたった4台で評価する意味がわからない。
    こんなくだらない記事をわざわざ日本語変換して出すくらい記事に困っているのかしらん。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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