4度のF1王者であるセバスチャン・ベッテルは、将来レッドブルF1チームのアドバイザーとしてヘルムート・マルコの後任を務めることについて、マルコ本人と初期段階の話し合いを行なっていると語った。
マルコのレッドブルとの契約は2026年末までであり、84歳になるそのシーズン以降も引き続きその役割を継続するかどうかは決まっていない。
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マルコは2005年にレッドブルがF1に参入した当初、レッドブル共同創設者のディートリッヒ・マテシッツの”目と耳”として招かれ、やがてチームの意思決定において核心的な役割を果たすようになった。特にF1ドライバーのラインアップやドライバー育成プログラムに関する決定において、大きな影響力を持っている。
オーストリアの放送局『ORF』からマルコの後任となる可能性について尋ねられたベッテルは、「分からない。いくつか報道はあるね。ヘルムートとは今でも仲が良い。この件についても連絡を取っているが、まだそれほど頻繁なわけでも、深く話しているわけではないかもね。でも可能性はある。それがどのような形になるかは、まだ分からない」と答えた。
一方でベッテルは、マルコが現在の契約終了後にレッドブル相談役を退任するかどうか、まだ確信が持てないという。
「彼は何度か辞めるつもりだと口にしていたが、今もここにいる。彼が長く在籍し続けることを願っている」
そうベッテルは付け加えた。
「もちろん、いずれは誰もが時の流れに追いつかれる。彼もそのことを理解していると思う。彼は現実的な人物で、状況を正確に判断する能力に長けている。適切なタイミングを認識するだろう」
もしベッテルがレッドブルのアドバイザー役を務めることになれば、マルコとは全く異なるアプローチを採るだろう。
「彼は代えがたい存在だ、そう言っておこう」
ベッテルはマルコをそう語った。
「彼は個性的な人物であり、2005年以降、チームが成し遂げてきた成果に非常に大きな貢献をしてきた。そして単純に彼の代わりになる人物を連れてくることが目的ではないと思う。しかし後任が誰であれ、彼が注力してきたモノが引き継がれたらいいね。彼から学ぶべきことはまだ多く、その役割は必然的に異なる形で埋められるだろう」
ベッテルは、2022年末にF1から引退した後も、遠目からF1を追いかけていると述べたが、技術的な詳細にこだわるよりも、ドライバーたちの動向を観察することに興味があるという。
「すべてのセッションを見るわけではないが、情報は追っている」と、ベッテルは語った。
「僕はどのタイヤコンパウンドがどれくらい持つのかにはそれほど興味がなく、むしろドライバーたちが何を考えているのか、その背後にあるダイナミクスと心理に非常に興味がある」
「現在、誰がどのように考えているのかを観察するのは、僕にとって非常に楽しいことだ」
なおベッテルとの交渉について尋ねられたマルコは、長期的な後継者問題については会社の株主が判断すべき問題だと、オーストリアの『Kleine Zeitung』紙に対して述べていた。
「我々は具体的なポジションについて話しているわけではないが、すべてを非常に注意深く監視している」
「後継者問題もそのひとつだ。こう言っておこう。後を継ごうとする人は大勢いる。しかし夏休みまでは、まずマクラーレンとの差を埋めることに集中している」
「我々が求める人材像は非常に幅広く、非常に高い要求水準が設定されている。そして、ふたりの株主であるマーク・マテシッツとチャルーム・ユーウィッタヤも、それぞれ独自のアイデアを持って参画しているんだ」
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