インテリアメイクの方向性が決定。足回りはあと一息で完成だ!!
思いつきで決まった!? メインメーターに注目!
「SSTの可能性を追求した老舗のランエボX」2.2L化でキャタピラー用タービンを回し切る!
エンジンとか駆動系とか足回りとか、メカ系にこそチューニングの真髄&醍醐味はある! と思う連載担当からすると、ぶっちゃけ内外装というのはあんまり興味をソソられなかったりする。
が、今回は違った。ガレージ八幡の森田代表が“予想外の飛び道具”を用意してたからだ。それはメインメーター。水平指針のスピード&タコメーターに代えて9インチモニターを埋め込み、HKS CAMP2を接続。クルマに関する全ての情報をそこに表示させるのだ。
例えばCAMP2を使うにも、オンダッシュモニターだとカッコ悪くてインテリアの雰囲気が台無し。かといって追加メーターを並べるのは連載担当的にはOKでも、新鮮味が全くないし…という思いがあった。
しかし、そんな問題をイッキに解消してくれるこの方法なら、80年代の日産車のトレードマークにして、その世代の日産好きには絶対に外せない(!?)絶壁インパネを残しつつ、最新パーツを違和感なくインストールできる。
このダッシュボードは好き嫌いがハッキリ分かれるデザイン(おそらく嫌い派が多数…)だが、これが無くなったらある意味、DR30を否定することにもなりかねないから、大幅な加工や不恰好な後付けモニターの設置などが行われなくて、心底良かったと思う。
ちなみに、これが森田代表に閃めきを与えた、足グルマのbBに装着されるバイザーモニター。それを分解してモニター部をメーターパネルにインストールし、左に見える入力切り替えスイッチも併せて移設されることになった。
前後シートが取り外された室内。内装剥ぎ取りといったあからさまな軽量化は行わず、アンダーコートやフロアカーペットなども残される。
また、ヤレたインテリアは機能性と見た目のアップを狙って、運転席にブリッドのフルバケ、ジータIIIを、助手席にはセミバケ、ディーゴをセット。さらに、リヤシートやドアトリムの表皮まで張り替えてフルブリッド仕様を目指す。
表皮が張り替えられるのはリヤシートとドアトリム、リアパーセルボード。「普通パーセルボードまではやらないんですが、今回は連載企画もあるのでウチも頑張っちゃいますよ!」とBRIDE笹尾さん。
一方、8割がた完成してた足回りは車高調ユニットの加工に突入。ボディはDR30、フロント&リヤサスはRPS13、リヤナックルはBCNR33だから、各部の整合性を取る必要があるのだ。
装着される車高調は、かつてBNR32ドラッグ仕様で使ってたエンドレス製。フロントは伸びやすく、リヤは縮みやすいようにセッティングされた特注品だ。森田代表いわく、「セッティングは当時のまま。とりあえず装着して、走りながらベストな仕様を探ってくよ」とのことだ。
DR30はリヤアッパーマウントが3本のボルトで固定されているが、S13は2本。そこでボディ側に穴を開け直すことで対応している。
ボディに先立ってオールペンされたエンジンルーム。S14用ブレーキマスター&クラッチマスターシリンダーも装着されて、いつでもエンジンを搭載できる状態だ。また、森田代表には「エアコンレスでも構わんけど…」とのことだったが、今時のストリート仕様らしく完備することに決定!
TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)
●取材協力:ガレージ八幡 愛知県半田市上浜町10-20 TEL:0569-26-1660
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