インディ500のプラクティス3日目、週末に行なわれる予選に向けて、ターボの最大ブースト圧が1.3barから1.5barまで上がるファストフライデーは、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポーツ)がトップタイムを記録した。
アンドレッティはトウ(スリップストリーム)を得て233.491mph(時速375.767km)を午前中に記録。午後は気温・路面温度が上がったことで、アンドレッティが首位を維持した。
■マクラーレンに深夜作業の特別許可。ファストフライデーに向けてアロンソのマシン修復
シボレーエンジン勢のトップはコナー・デイリー(エド・カーペンター)で2番手。しかし彼のタイムもトウを得たもので、上位10台中9台がホンダエンジン勢と、上位を占める展開となった。
チップ・ガナッシのスコット・ディクソンは午後にタイムを更新し3番手。アレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング with チームゴウ)はこの日もルーキー勢最上位の6番手につけた。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は8番手となっている。
チーム・ペンスキー勢は4台ともハンドリングに苦しんでいるようで、ウィル・パワーの11番手が最上位となっている。
前日にクラッシュを喫したフェルナンド・アロンソ(アロー・マクラーレンSP)は計52周と走り込んだが、25番手に留まった。
この日は各車が予選をシミュレーションし、4周連続アタック(アテンプト)を実施。ダウンフォースを削っているドライバーは1周目に速いラップを記録することができるが、今季からエアロスクリーンがマシンに搭載されており、重量が増えて重心が上がっていることが影響してか、アタック4周目にはタイヤのグリップが保たず最大4mphほどタイムが遅くなる傾向があった。
対して、ダウンフォースを多めにしたマシンは絶対的な速度は遅くなるものの、4周のアタックをより安定してこなすことができていた。
コロナ禍の影響で例年よりプラクティスが少ない今年のインディ500。15日(土)には早くも予選が行なわれる。午前8時30分から1時間のプラクティスを2グループに分けて実施したのち、午前11時から午後4時まで予選が行なわれる。
まず各車が順番にアテンプトを実施した後は、時間が許す限り何度もアテンプトを実施できるが、インディアナポリス・モータースピードウェイは気温31度まで上昇する予報となっており、ほとんどのドライバーはセッション早い段階のアタックが最速タイムになると思われる。
なお、最初のアテンプトはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がトップバッター。その後、佐藤が2番目にアテンプトを実施する予定となっている。
この日の予選トップ9が、トップ9のグリッドを決めるファストナイン・シュートアウトに進出する。
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