■「ES MODELLISTA PROTOTYPE」が示す新しいラグジュアリーとは
レクサス「ES」は、ブランドの中核モデルとして長くラインアップされつづけているミドルセダンであり、快適性や静粛性を重視したラグジュアリー志向のモデルとして、世界各国で販売されています。
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8代目となる新型ESは、2025年04月に開催された上海モーターショーで世界初公開されたモデルで、日本市場では2026年春頃の発売が予定されています。
HEV(ハイブリッド)に加えてバッテリーEVも設定されるとされており、エクステリアには次世代BEVコンセプトカーの「LF-ZC」に着想を得たエレガントでスタイリッシュなデザインが採用されるなど、電動化時代を見据えた先進的な内容が特徴です。
全長5140mm×全幅1920mm×全高1555-1560mm(プロトタイプ)の堂々としたサイズ感も見ものとなっています。
その新型ESをベースに、2026年1月の「東京オートサロン2026」でモデリスタが提案したのが「LEXUS ES MODELLISTA PROTOTYPE(レクサス イーエス モデリスタ プロトタイプ、以下ESモデリスタ)」です。
モデリスタは、トヨタ車やレクサス車向けのエアロパーツやカスタマイズ用品を展開してきたブランドで、メーカー直系ならではの品質やフィッティングの高さが特徴。純正カスタムとしての完成度の高さで知られています。
今回のデザインコンセプトは「ジオメトリカル・オーガニック」。幾何学的(Geometric)な形状と有機的(Organic)なフォルムを融合させることで、新しいラグジュアリー表現を目指したとされています。
パールホワイトのボディカラーで登場したESモデリスタは、新型ESの流麗なフォルムを活かしながら、モデリスタらしい存在感を加えたスタイリングが特徴です。
フロントバンパー下部に立体的なスポイラーを装着し、重厚感のあるスタンスを演出。特徴的なデザインのロアグリルに呼応するようにホワイトとブラックのアクセントを組み合わせ、過度に主張するのではなく、クールな方向でフェイスの迫力を高めています。
ボディサイドでは、新型ESの特徴的なサイドアクセントに、ピアノブラックとマットガンメタリックのツートーンモールを追加。さらに、レインフォレストからヒートブルーへと変化するグラデーションイルミネーションを備えたサイドスカートを装着しています。
車体下部を引き締めることで、セダンの優雅なシルエットを崩すことなく、視覚的な安定感と、次世代モデルらしい雰囲気を演出しています。
足元には、らせん状にスポークが重なり合うデザインの21インチ鍛造ホイールを装着し、ミラーカバーにもマットガンメタリック塗装を採用することで、細部まで統一感のある仕上がりとなっています。
リアまわりでは、フロントやサイドの意匠と合わせたリアスカートが特徴的で、後ろ姿にも安定感と厚みを持たせたスタイリングとしています。
さらに、フロントからサイド、リアへと連続するブラックラインによって、セダンらしい伸びやかなフォルムがより強調されています。
今回のESモデリスタの提案は、単に派手さを強調するカスタムではなく、新型ESがもつ本来のデザインを尊重しながら魅力を引き出すアプローチが印象的です。
近年はSUV人気の高まりによってセダンの存在感が薄れつつありますが、ラグジュアリーセダンとしての品格を保ちながら個性を加えるこの提案は、セダンの魅力を改めて引き出す試みといえます。
※ ※ ※
現時点では、市販化の予定は明らかにされていませんが、2026年春頃とされている新型ESの国内発売に合わせて、カスタマイズパーツとして展開される可能性もあります。
同時公開されたアルファード モデリスタコンセプトとあわせ、モデリスタが提示する新しいデザインの方向性として、今後の展開に注目が集まりそうです。(吉川 賢一)
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