メルセデス・ベンツ、小型モデル『Aクラス』系に装備充実の“アーバンスターズ”を追加設定

　メルセデス・ベンツの前輪駆動アーキテクチャーを使用するコンパクトモデル『Aクラス』『CLA』『CLAシューティングブレーク』、そして『GLA』の各車種に、標準装備レベルの向上と魅力的な価格設定を両立した新ラインアップ“Urban Stars（アーバンスターズ）”が追加設定された。AMGラインやブラックホイールを採用したスタイリッシュなデザインに、本革シートを全車標準装備とした上質なインテリアも採用し、6月26日より発売開始となっている。

　都市部でも取り回しがしやすいボディサイズと利便性を持ち、ハッチバックやクーペ、シューティングブレーク、SUVといった多様なラインアップを揃えるメルセデス・ベンツのコンパクトモデル群だが、今回はそれら利点をそのままに装備のさらなる拡充と魅力的な価格設定によって、満足度を高めた新ラインアップが用意された。

　主にガソリン仕様の“180”系と、クリーンディーゼルの“200d”に設定される今回のモデルは、エクステリアでは人気の高いAMGラインを採用し、インテリアでも全モデルで本革シートを標準仕様とするなど、上質な室内空間を提供。さらに『Aクラス』や『CLA』『CLAシューティングブレーク』ではマルチビームLEDヘッドライトやアダプティブハイビームアシスト・プラスなど運転支援機能を標準装備としたほか、SUV系の『GLA』には快適性と操縦安定性を高めるアダプティブダンピングシステム付サスペンションを標準装備としている。

　そのほか『Aクラス』ではAMGレザーエクスクルーシブパッケージを筆頭に、ダイレクトステアリングやローワードコンフォートサスペンション、18インチAMGアルミホイールなどを装着。『CLA』『CLAシューティングブレーク』では19インチAMGアルミホイールにスポーツブレーキシステム、そして『GLA』ではスタイリッシュなブラックカラーの20インチAMGアルミホイールを標準装備とし、ボディ同色ホイールアーチやカーボンルックインテリアトリムなど、よりスタイリッシュで洗練された内外装とされた。

　搭載されるパワートレインに変更はなく、ガソリン仕様の“180”系はデルタ形シリンダーヘッド採用で吸気ダクトにヘルムホルツ共鳴器を採用した1.4リッター直列4気筒直噴ターボ（136PS／230Nm）の『M282』を搭載。そしてシリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE（ナノスライド）摩擦低減加工を施し、可変タービンジオメトリーを採用した2.0リッター直列4気筒直噴ターボディーゼルの『OM654q』は、最高出力150PS（110kW）、最大トルク320Nmを発生。『GLA』のみ4MATICとの組み合わせとなる。

　もちろん対話型インフォテインメントシステムのMBUX（メルセデス・ベンツ・ユーザーエクスペリエンス）や、AR（拡張現実）技術を搭載したMBUX ARナビゲーションも搭載され、価格は515万～694万円（すべて税込）となっている。

●メルセデスコール：0120-190-610●メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト：http://www.mercedes-benz.co.jp

[オートスポーツweb 2025年07月01日]