【ジムニー限定モデル】カルト的な人気の日本製オフローダー「スズキ ジムニー」の欧州での最終章 ジムニー55周年記念特別仕様車発表！

スズキ ジムニー（2025）：55周年記念限定モデル。スズキはジムニーの欧州での最終章を幕開けし、人気のSUVの55周年を記念した最後の特別仕様車を披露した。ただし、残念ながら、このモデルはフランス限定で、ドイツでは販売されない。

1998年から、「スズキ ジムニー」は「FJ」の愛称でヨーロッパの心を掴んだ。角張ったオフロード車は、すぐにカルト的な人気を獲得した。しかし、残念ながら2024年半ば、ついに「さよなら」の時が来てしまった。厳格なEU排出ガス規制により、ドイツを含むEU全域で、「ジムニー」の販売が終了した。

2024年夏、ドイツの顧客向けに900台限定の特別モデル「ホライゾン（Horizon）」が販売されたが、この小型オフロード車の最後の輝きはこれだけではなかったようだ。スズキは、「ジムニー」の55周年を記念して、さらに別の特別モデル、「55周年記念限定エディション（55th Anniversary Limited Edition）」を発表した。ただし、これはフランス限定だ。そして、この特別モデルは、本当に最後のジムニーとなる予定だ。

記念モデル「ジムニー」は55台限定生産300万台以上を生産したジムニーの55周年を記念し、コンパクトなオフロード車が一時的に復活する。限定モデルの名にふさわしく、生産台数はわずか55台。この「ジムニー」は、希少なコレクターズアイテムとなるだろう。

フロント部分では、独自のラジエーターグリルがスズキ ジムニー55周年記念限定エディションのデザインの特長を際立たせている。リミテッドエディションの「ジムニー」は、レトロなラジエーターグリルに中央にスズキのロゴ（特別モデル「ホライズン」にも採用されているデザイン）を配し、ホイールアーチに鮮やかな赤の泥除け、サイドのステップ部分にレトロなサイドステッカー、そしてサイマークが施された布製のスペアタイヤカバーなど、まさにクラシックなデザインが特徴だ。

レトロな装飾ストライプと赤いマッドガードが特別仕様車を特徴付けている。このオフロード車は、頑丈スチール製ホイールが採用され、4つのボディカラーから選択可能だ：「ジャングルグリーン」、「ホワイト」、「ブルー・ブラック」、および「グレー」。

スペアタイヤには、サイをモチーフにした保護カバーが付属している。車内には、トランクにも使用されているゴム製フロアマットと、センターコンソールに控えめな「記念プレート」が装備されており、特別な車両番号が表示されている。さらに、購入車には特別なキーホルダーと旅行日記がプレゼントされ、素敵な旅の思い出を記録することができる。

インテリアはシンプルで洗練されたデザインだ。Photo：Suzuki中央コンソールに設置された小さな記念プレートが、各車両を唯一無二のものとして識別する。「55周年アニバーサリー エディション」は、豪華な特別装備を標準装備している。これには、車線維持アシスト、シートヒーター、Bluetooth、自動ハイビーム、交通標識認識機能などが含まれる。

55周年アニバーサリー エディション（標準エンジン仕様）ボンネットの下には、標準の「ジムニー」と同じ1.5リッター 4気筒自然吸気エンジンが搭載されている。このエンジンは、102馬力と130Nmの最大トルクを発揮する。さらに、5速マニュアルトランスミッションとスズキの「オールグリップ プロ4WDシステム」が搭載されており、ジムニーは日常の使用にもオフロードにも適している。

残念ながら、今から購入を検討しようとしている人はタイミングが遅すぎる。この特別モデルは6月2日から注文受付を開始していたが、55台すべてがすぐに完売した。これが、この小型オフロード車のヨーロッパにおける最後の特別仕様車となるだろう。その後、ついに生産終了を迎えることになる。

Text: Nele KleinPhoto: Suzuki

Comments

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FJじゃないよ、SJだよ。

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「スズキ ジムニー」は「FJ」の愛称でヨーロッパの心を掴んだ。って、
「スズキ ジムニー」は「SJ」じゃないのかよ