まったく新しいミッドシップ車として登場
今から41年前の1984年(昭和59年)6月8日、トヨタは日本初のミッドシップモデル、初代「MR2」を発売しました。
【画像】日本車初のミッドシップ! 全長3950mmのトヨタ初代「MR2」を写真で見る(31枚)
どんなクルマだったのでしょうか。
クルマ好きの人は知っていると思いますが「ミッドシップ」とは、キャビンとリアアクスルの間にエンジンを搭載して後輪を駆動する方式です。
そのため、スーパースポーツカーやレーシングカーなどに多く採用されている方式ですが、日本車ではこのMR2が最初となります。
ですが、トヨタではMR2をスポーツカーとは呼ばず、「2人乗りのスポーティパーソナルカー」と謳っていました。
これは「スポーツカー」と言ってしまうと、運輸省(現在の国土交通省)からの認可が取りにくかったという背景もあるようです。
ちなみに、MR2という車名は「ミッドシップ ランナバウト(キビキビと走る小型車)2シーター」の略でした。
MR2のルーツは、1983年(昭和58年)の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「SV-3」でした。
会場で注目を集めたSV-3は、ほぼそのままのスタイリングでMR2として発売されました。
全長が4mを切るコンパクトなボディでしたが強いウエッジシェイプにリトラクタブルヘッドランプやリアスポイラーも採用し、さながら「ミニ・スーパーカー」といった印象でした。
トヨタではスポーツカーとは呼んでいませんでしたが、そのパフォーマンスはスポーツカーそのものでした。
トップグレードは「AE86レビン/トレノ」などに搭載された1.6リッターDOHCの4A-G型エンジンを搭載し、ミッドシップならではの最適な前後重量配分に、4輪独立サスペンションなども採用していました。
それゆえ、走る/曲がる/止まるというクルマの基本性能に優れ、操縦性の切れの良さは抜群で、ワインディングロードでの走りの楽しさはトップレベルのものでした。
トランスミッションには5速MTのほかに4速ATも用意され、また1.5リッターSOHCを搭載したエントリーグレードも設定され、スポーティ パーソナルカーとしても楽しめました。
1986年(昭和61年)のマイナーチェンジでは、スーパーチャージャー装着車やTバールーフ車も設定され、スポーツ色を強くしていました。
1989年(平成元年)10月に、MR2は2代目へとフルモデルチェンジされ、エンジンもサイズもアップして、スポーツカー的な性格を強めました。
MR2デビュー当時の東京地区車両価格(税抜)は、S(1.5リッター/5速MT)の139万5000円からGリミテッド(1.6リッター/4速AT)の189万4000円でした。
※ ※ ※
初代MR2は最終モデルの販売終了からもすでに35年以上も経っており、いまやネオ絶版スポーツの1台となりました。
それゆえ、中古車市場にはほとんど出回っておらず、見つけたとしてもかなり高いプライスタグが付けられているようです。
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