シルバーストン・サーキットで開催されているF1第12戦イギリスGPのフリー走行2回目では、マクラーレンのランド・ノリスが最速タイムをマークした。
気温25度、路面温度42度というコンディションの中1時間のFP2がスタートすると、ほとんどのマシンがミディアムタイヤで走行を開始。この前に行なわれたFP1でルーキーにマシンを預けたレッドブルの角田裕毅やキック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグにとっては、これが今週末初走行となった。
【リザルト】角田裕毅15番手|F1 2025 イギリスGP FP2
今回のグランプリにはアップデートを投入しているチームも多く、FP1で得られたデータから調整が加えられたマシンのセットアップを試した。レッドブルのマックス・フェルスタッペンらは、空気の流れを可視化するフロービズを吹き付けて走行を行なっていた。
セッション序盤は、FP1最速となったフェラーリのルイス・ハミルトンが暫定トップをマーク。そのハミルトンは、コース上でスピンを喫したウイリアムズのカルロス・サインツJr.に巻き込まれかけるというシーンもあったが、無事に当該箇所を通過した。
セッション折り返しを前に各車は新品ソフトタイヤを投入。予選想定プログラムを開始して、タイム計測へと出た。
まずはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが1分26秒523でタイムシートのトップに浮上したが、フェラーリのシャルル・ルクレールがこれを0.181秒上回った。その2台を上回ったのがノリス。1分25秒816を叩き出してトップに立った。
セッション残り15分はレースを見据えたロングランが主な走行プログラム。1セット目のユーズドタイヤに戻すドライバーもいれば、ソフトタイヤでそのまま周回を続けるドライバーもいた。ミディアムタイヤとソフトタイヤの両方を試すというドライバーも珍しくなかった。
1時間のセッションはそのまま終了。ノリスがFP2最速で初日の走行を締めくくった。2番手にルクレール、3番手にルクレール、4番手にノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリと、FP1に続いてマクラーレンとフェラーリがトップ4を占めた。
FP1では低調な滑り出しとなったフェルスタッペンだったが、FP2は5番手。首位ノリスからは0.498秒差と大きな開きはあるが、1発のタイムで改善を見せた。6番手アントネッリの後ろには、アストンマーティンのランス・ストロールや、メルセデスのジョージ・ラッセル、レーシングブルズ勢がトップ10に並んだ。
ロングランでは、ユーズドのミディアムタイヤで1分32秒台前半をキープしたマクラーレン勢がやはり今回も最有力か。フェラーリのミディアムタイヤでの走行では若干デグラデーション(性能劣化)の傾向が見られたが、マクラーレンに食らいついていけそうなペースを示した。フェルスタッペンも同等のペースで周回しており、予選結果次第では上位争いに加わることができるかもしれない。またラッセルも1分32秒台中盤から1分33秒台前半というまずまずのペースだった。
一方で不安が残るのは角田裕毅。タイムシート上でも15番手となったが、ロングランでもユーズドのミディアムタイヤで1分32秒台後半から1分33秒台というペースだった。もちろん、各車の燃料搭載量やエンジンモード、走行プランなど変数も多く、タイムを額面通りに受け取ることはできないが、2日目以降に向けて課題が残っているのは確かだろう。
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みんなのコメント
最高の予選で、表彰台に絡む結果を期待してます!
セッティング以前の問題だろう