■半世紀前の名車を「紳士のローライダー」として蘇らせる
2026年1月9日から11日にかけて、日本最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2026」が、千葉市美浜区の幕張メッセで開催されました。
【画像】超カッコイイ! これが“初公開”の斬新「“縦目”FRセダン」です!
会場には国内外の最新カスタムカーやコンセプトカーが並ぶ中、日本自動車大学校(NATS)の学生たちが製作した車両も展示され、学生ならではの自由な発想と確かな技術力が感じられるブースとなっていました。
その展示車両のひとつが、NATS成田校の学生が手掛けた1969年式の日産「グロリア(HA30型)」をベースに製作されたカスタムカーです。
同車は縦目4灯ヘッドライトが特徴で通称“タテグロ”と呼ばれ、全長4690mm×全幅1695mm×全高1445mmという当時ならではの端正なプロポーションが魅力です。
直列6気筒「L20」型エンジンを搭載したFRレイアウトも相まって、旧車らしい雰囲気と走りの味わいを持つ一台です。
そのグロリアが持つクラシックセダンとしての品格にローライダーカルチャーの要素を重ね合わせ、学生自身が「紳士のローライダー」というコンセプトを掲げて製作した意欲作となっていました。
制作を担当した学生は、このコンセプトをもとに半世紀以上前の旧車でありながら、あたかも今この時代に新車として誕生したかのような佇まいを目指したといいます。
外観で最も大きな特徴となっているのがリアビューです。学生は胸を張って「一番の売りが、たぶん今回ケツ側なんですけど」と説明し、「トランク部分を23cm延長しています」と明かしました。
また迫力ある大型マフラーが装着されていましたが、これについては「今はダミーになっているんですけど、もしかしたら繋げるかもしれないです、今後」とのこと。卒業制作後には実走も予定されており、完成形はまだ進化の途中にあるようです。
ボディ全体を彩るカスタムペイントも、このグロリアを語る上で欠かせません。学生は「カスタムペイントがルーフと真ん中にあります。それにプラスしてピンストライプを入れて、ローライダー風にカスタムしようということでやっています」と説明します。
細密な模様について尋ねられると、「柄もイチから考えて、これは筆で書いたんです、手書きで」と、職人技ともいえる工程が明かされました。
紫を基調としたボディカラーも印象的ですが、実は使っている塗料は一種類だといいます。
「基本使っている紫は全部同じで、重ね塗りしてどんどん濃淡をつけていった感じですね」と学生は語り、「塗れば塗るだけ濃くなるんで、濃いところは何層にも塗っている」と、その手間を強調しました。
下地に敷いたフレークが、重ねたキャンディ塗装の奥からきらめく様子は、まさにローライダーらしい華やかさです。
足回りにはスキッパー製のハイドロリックサスペンションを採用しています。「スキッパー製のハイドロが入っています」と学生が語るように、見た目のインパクトだけでなく、強度試験済みの部品を使うことで車検取得も見据えた構成になっています。
内装にも手は抜かれていません。「一番はダッシュボードとリアのスピーカーボードを作り直してカスタムペイントしてありますね」と語り、さらに「天井とかも全部布が黄ばんでいたんで張り替えたり、カーペットも新しく作ったりしています」と続けます。
一方で、ホワイトを基調とした上質な雰囲気のシートやドア内張りについて張り替えは行わず、「全部純正をクリーニングしました」と話し、その仕上がりには確かな手応えを感じている様子でした。
制作で最も苦労した点を尋ねると、学生は少し考えてから「やっぱり一番時間使ったのはリア延長だと思います」と即答します。
さらに「前の塗装を剥いでみると、腐った鉄板に穴が開いてたりとかもあったので、そこも全部張り直して」と、旧車ならではの苦労も明かしました。
加えて「メッキ部分が多いので、モールパーツとかを全部ポリッシュしているんで、そこにも時間はかかった」と、地道な作業の積み重ねがあったことが伝わってきます。
車検取得についても意識しており「もともと5ナンバーサイズの車なので、それが3ナンバーサイズになる。その申請も出さなきゃいけない」と、延長加工ならではの課題もあるようです。申請作業については「先生にいろいろ教えてもらいながら」進めていると話しました。
なお、このグロリアを手がけた班は12人で構成されており、「トランクは3~4人で頑張ったり、内装は3人くらいで」と、それぞれの得意分野を活かしながら完成へと導いたといいます。
半世紀前の名車を、現代の公道を走れる“紳士のローライダー”へと昇華させたNATS成田校の学生たち。
その情熱と技術が詰め込まれたグロリアは、東京オートサロン2026の会場で、多くの来場者に強い印象を残していました。(くるまのニュース編集部)
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