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ニュルを7分4秒511で駆け抜けたコンパクトミッドスポーツの最高峰! ポルシェ718ケイマンGT4 RSの予約受注を開始

掲載 更新 24
ニュルを7分4秒511で駆け抜けたコンパクトミッドスポーツの最高峰! ポルシェ718ケイマンGT4 RSの予約受注を開始

 この記事をまとめると

■ポルシェの718シリーズの最高峰モデルとなる718ケイマンGT4 RSの予約が始まった

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■911 GT3カップや911 GT3同じ水平対向6気筒自然吸気エンジンは500馬力を発揮

■0-100km/hは3.4秒で最高速度は315km/h

 ポルシェのコンパクトミッドシップスポーツの最高峰モデル

 ポルシェのミッドシップスポーツである718ケイマンは、RRの911とはまた違う乗り味のスポーツカーとして多くのマニアに支持されているが、なかでも911でお馴染みの水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載した718ケイマンGT4は別格とされている。

 そんな718ケイマンGT4に「RS」モデルが追加された。

 ポルシェモータースポーツのDNAを備えた718モデルレンジのトップモデルとなる「718ケイマンGT4 RS」は、軽量設計、非常に俊敏なシャシーのセットアップ、最新のエアロダイナミクス、そして独自のサウンドで感銘を与えるように開発された妥協のないドライバーズカーとなっている。

 レーシングカーの911 GT3カップや市販車の911 GT3でおなじみの水平対向6気筒自然吸気エンジンは、718ケイマンGT4の出力を80馬力(59kW)上まわる500馬力で、そのパワーウェイトレシオは2.83kg/馬力。最大トルクも430N・mから450N・mに増加している。しかもこのエンジンは、最高回転数が9000rpmに達する高回転型であり、天井知らずで吹け上がるような感覚は、運転するものに快感をもたらしてくれることだろう。

 また、718ケイマンGT4 RSで注目すべき装備に、運転席側および助手席側ウインドウの後方にあるプロセスエアインテークがある。通常の718ケイマンでは、ここに小さなサイドウインドウを備えるが、718ケイマンGT4 RSではインテークが設けられた。この新しいエアインテークは、吸気の流れを改善しながら乗員の耳のすぐ横でスリリングなインテークサウンドを生み出してくれる。

 718ケイマンGT4 RSのトランスミッションは、最新のRSモデルがそうであるようにポルシェデュアルクラッチトランスミッション(PDK)のみとなる。PDKは7速のギアを超高速でシフトし、最高の性能を保証してくれる。手動でギアを変更する場合も、パドルシフトによってステアリングホイールに手を置いたまま操作することも可能だ。

 ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで7分4秒511を記録

 さらに、718ケイマンGT4 RSは、718ケイマンGT4のPDK仕様車より35kg軽量されているのもトピックで、その車両重量はわずか1415kg。これは、ボンネットやフロントフェンダーなどのコンポーネントに使われた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)や、断熱材の量の削減、軽量カーペット、軽量ガラスのリヤウインドウ、軽量ドアパネルなどによって実現されている。

 この強力なエンジンとトランスミッション、そして軽量化により、718ケイマンGT4 RSは、わずか3.4秒で静止状態から100km/hまで加速し、7速で315km/hの最高速度を実現した。

 エクステリアの見どころは、なんといっても新しい固定式リアウイングだろう。スワンネック式アタッチメントとアルミニウム製ウイングサポートとなるこのリヤウイングは、WECやIMSAで活躍するGTレーシングカーのポルシェ911 RSRと同じ形状で非常に効率的。

 718ケイマンに比べて車高は30mm低められ、フロントホイールアーチの目立つベント、リアディフューザーで空力的に最適化されたアンダーボディパネル、マルチ調節式フロントディフューザー、新しいフローアラウンドサイドブレード付フロントスポイラーリップなどを備える718ケイマンGT4 RSは、サーキット専用のパフォーマンスモードを使用すると、GT4よりも約25%大きなダウンフォースを発生するという。

 シャシーの最適化も性能の向上に大きく貢献。ボールジョイントがシャシーをボディにしっかりと固定して、より精確でダイレクトなハンドリングを実現した。RS専用のショックアブソーバーは、スプリングとスタビライザーのレートが変更されている。

 また、オプションのヴァイザッハパッケージは、GT4 RSのダイナミックなデザインをさらに引き立てるもので、フロントラゲッジコンパートメントリッド、プロセスエアインテーク、クーリングエアインテーク、エアボックスカバー、エクステリアミラーアッパートリム、リアウイングがカーボン織目模様仕上げとなるとともに、チタン製のテールパイプとロールケージが採用される。ダッシュボード上部はRace-Tex素材で装飾されており、大きな“Porsche”ロゴがリヤウインドウに組み込まれる。ヴァイザッハパッケージを選んだ場合に限り、20インチ鍛造マグネシウムホイールを追加料金で注文することも可能だ。

 これらの強化により、718ケイマンGT4 RSは、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでも特筆すべき実力を発揮。20.6kmのショートバージョンのコースで7分4秒511を記録した。これは、718ケイマンGT4のタイムを23.6秒上回るものだ。

 718ケイマンGT4 RSは、まさに「ドライビングプレジャー」という言葉を再定義するモデルであり、コンパクトミッドエンジンモデルの王者といえるモデルとなっている。価格は1843万円だ。

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みんなのコメント

24件
  • 911fanaticの諸兄には怒られるだろうけど、いつか完全にヒエラルキーが逆転する日を楽しみにしてる
  • 911GT3RSまで10秒以内に迫っている・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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