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F1 70周年記念GP|FP2:盤石メルセデス、ハミルトン首位。フェルスタッペンは0.8秒差の4番手

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F1 70周年記念GP|FP2:盤石メルセデス、ハミルトン首位。フェルスタッペンは0.8秒差の4番手

 F1第5戦は”F1 70周年記念GP”としてシルバーストン・サーキットで開催。フリー走行2回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンが首位となった。

 シルバーストン上空は曇りがちなものの気温30度、路面温度42度というFP1より暑いコンディションの中、90分間のFP2がスタート。各車がしばらくガレージで様子を見たが、セッション開始から5分が経つと、ハースの2台とダニール・クビアト(アルファタウリ)がコースインしていった。

【動画】2020F1 70周年記念GPフリー走行1回目ハイライト

 決勝レース終盤にハードタイヤのパンクが続発した前戦イギリスGPと同じシルバーストンで開催されている今回のレース。持ち込まれたタイヤのコンパウンドは、そのイギリスGPよりも1段階柔らかくなっている。

 そうした背景から、FP1ではセット数は多いもののレースでは使いづらいだろうと思われるソフトタイヤだけを全車が使うという異例の展開となったが、このセッションでは多くのクルマがミディアムタイヤを装着して走行を開始した。なお、ルノーの2台はハードタイヤを使用した。

 そんな中、レーシングポイントの2台はソフトタイヤで走行開始。ランス・ストロールが1分27秒179を記録し、セッション序盤のトップに立った。前戦に引き続き、新型コロナウイルスに罹ったセルジオ・ペレスの代役を務めているニコ・ヒュルケンベルグは、さらにそれを0.049秒上回ってみせた。

 セッション開始から20分が経とうという頃、メルセデスのバルテリ・ボッタスがタイムを記録。ミディアムタイヤで1分25秒917をマークし、レーシングポイント勢に1.2秒ほどの差をつけてトップにたった。これに対し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はソフトタイヤを履いた。

 ハミルトンはボッタスを上回ったものの、多少トラフィックの間を縫いながらのアタックとなったためか、その差はわずか0.006秒と少なかった。

 一方のレッドブルは2台ともにミディアムタイヤで走行開始。マックス・フェルスタッペンが3番手につけたが、ハミルトンからは0.577秒遅れ。アレクサンダー・アルボンは7番手に留まった。

 ボッタスはセッション開始から30分が過ぎるとソフトタイヤにスイッチ。セクター2までは全体ベストを更新したものの、セクター3では自己ベストを更新できず1分25秒782。対してレーシングポイント勢はソフトからミディアムへと履き替えての走行となった。また、ハミルトンもミディアムを履いており、メルセデスは走行プランをあえてズラした形だ。

 すると、ハミルトンは1分25秒606を記録。ソフトタイヤでのトップタイムをミディアムタイヤで塗り替えた。レーシングポイント勢も、ミディアムタイヤでタイムを更新した。

 セッション前半にソフトタイヤを使わなかったマシンも、セッション残り時間が50分ほどになると、新品のソフトタイヤに履き替えての走行へと移った。

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、レーシングポイント勢を上回ることができず6番手。マクラーレンのランド・ノリス、カルロス・サインツJr.がそれに続いた。マクラーレン勢はこの段階で2セットのソフトタイヤを投入している。

 セッション折り返しを過ぎ、コース上を走るマシンが少なくなったタイミングでレッドブル勢がソフトタイヤでのアタックを敢行。しかしあまり大きくタイムアップはできず。この間にダニエル・リカルド(ルノー)が3番手まで上がったため、フェルスタッペンは4番手に。アルボンは2度のアタックでタイムを上げたものの、11番手と振るわなかった。

 その後は各車がプログラムをロングランに移行。全チーム中唯一ハードタイヤを使用したルノーの2台はハードタイヤでラップを重ねた。

 ルクレールには計17周走ったミディアムタイヤの右リヤに激しいブリスターが発生。振動も生じていたことから、ピットへ帰還。ヒュルケンベルグはシートの固定が緩んでいると主張し、走行を切り上げるといった場面もあった。

 セッション残り7分を切ると、ベッテルがスロー走行。ベッテルは『マシン後部で大きな問題が起きた。エンジンかギヤボックスだと思う』と報告し、マシンから大量のオイルを垂らしながらターン9(コプス)付近でストップした。

 さらに、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)にもマシントラブルが発生し、ターン12のランオフエリアでストップ。これで赤旗が掲示され、2分ほどを残してセッション終了となった。

 結局、セッション首位はミディアムタイヤで最速タイムをマークしたハミルトン。ボッタスが2番手に続いた。

 3番手はリカルド。チームメイトで10番手だったエステバン・オコンと0.5秒の差をつけた。

 4番手はフェルスタッペンだったが、5番手のストロールとは僅差。6番手のヒュルケンベルグはストロールと0.245秒差だった。なお、レーシングポイント勢はミディアムタイヤでベストタイムを記録した。

 以下、ルクレール、ノリス、サインツJr.、オコンまでがトップ10。アルボンが11番手、アルファタウリのダニール・クビアトが12番手、ピエール・ガスリーが13番手となっている。

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