ポール・スミス仕様の「ディフェンダー」がおしゃれ過ぎる
クラシックカーを中心とした自動車文化を愉しむイベント「オートモビルカウンシル2025」において、ジャガー・ランドローバー・ジャパンはランドローバー車の中でも特にストイックな存在である「ディフェンダー」に焦点を当てた展示をおこないました。
【画像】「えっ!…」これが多彩な個性が魅力的なランドローバーの新旧「ディフェンダー」です(30枚以上)
イギリスのSUV専門ブランドであるランドローバーは、2019年に復活した第2世代となる「ディフェンダー」がここ日本でも大ヒット。その人気を裏づけるかのように、2024年の輸入車ブランド別年間登録台数ではランドローバーとレンジローバーを合わせて7858台をマークし、トップ10入りするまでに成長しています。
現在の成功の礎であり、新たなファン層の獲得にも大きく貢献している「ディフェンダー」ですが、今回のブースではシリーズの個性派モデルが顔をそろえました。展示されたのは、最新モデル1台に加え、その長い歴史を彩るクラシックモデル3台の計4台です。
ここで少し「ディフェンダー」の歴史を振り返ってみましょう。
1948年に発売されたオフロード車である「シリーズ1」は、ランドローバー社の原点となるモデル。いわゆるジープのようなスタイルでしたが、基本性能の向上だけでなくサイズやバリエーションの拡大など、長年、多くの改良を受けながら生産が続けられました。大きな転機となったのは1990年。改良モデルに「ディフェンダー」という名称が与えられました。
歴代モデルに共通するのは、実用性重視の無骨なスタイルと高い悪路走破性です。それが本物の証として、クロカンを必要とするユーザーだけでなく、本物を愛する富裕層からも支持された要因となりました。結果、多数の特別モデルが登場しています。
今回、ブースに展示されたうちの最新モデルは、2024年7月に発表された新たなフラッグシップ「ディフェンダー OCTA(オクタ)」です。
5ドアモデルの「ディフェンダー110」をベースに専用の内外装で特別感を演出しただけでなく、「ディフェンダー」史上最もパワフルな4.4リッターのV8ツインターボエンジンの搭載など、各部に専用チューニングを施すことで走破性をさらに高めているのが特徴。まさに日本で入手可能な最強の「ディフェンダー」と、ファン憧れの存在となっています。
一方、今回の展示車で最も古いモデルとなったのが、1957年式の「シリーズ1 88インチホイールベースステーションワゴン」です。
当該車両は、1956年12月に製造され、1957年1月1日に最初のユーザーへと販売されたもの。20年間、初代オーナーに大切にされた後にふたりのユーザーに愛され、その後、ジャガー・ランドローバー社が購入して大規模レストアが施された。
その際、南米遠征隊仕様のカラーリングに変更。それは多くのランドローバーが、数々の陸路で国境を越えて大陸を旅する“オーバーランド”を支えてきたことを示すものでもありました。
実際、今回の展示車は、2012年にイギリス・バーミンガムから中国・北京への遠征に参加。クラシックカーとなってからも、本物のオフローダーであることを物語るように“オーバーランド”を経験しています。
ブースで熱い視線を集めていたカラフルな色をまとうファッショナブルな「ディフェンダー」は、2015年式の「ディフェンダー90“ポール・スミス”」です。
初代「ディフェンダー」の生産終了を惜しみ、イギリスを代表するファッションデザイナーのポール・スミスと、ランドローバーのビスポークなどを担当するSVOチーム、そして、現行型のデザイナーであるジャリー・マクガバンがタッグを組んで生まれたもの。
エクステリアに使われる27種ものカラフルなエクステリアカラーは、ポール・スミスがイギリスの田園地帯や英国軍の「ディフェンダー」からインスピレーションを得て選んだものだといいます。さらに、レザー&ファブリック仕上げとなるインテリアにも、ポール・スミスがデザインした生地が使われています。
加えて、時計やグローボックス内のロックキー、ルーフに描かれた蜂のイメージなど、ディテールからは遊び心も感じられます。それらは「ディフェンダー」を愛用するポール・スミス自身の愛着とこだわりの表れだったといえるでしょう。
ちなみにこのモデルは非売品で、現在もランドローバーのコレクションとして英国のブラウンズレーン工場に保管されています。
●ランドローバークラシックが手がけた“レストモッド”的車両
最後の1台は、参考出品された「ディフェンダー」のレストア車。ランドローバークラシック社の専門チームが厳選した中古車をベースに、レストアのみならずビスポークを加えて仕上げたものです。
パワートレインは、自然吸気式の5リッターV8ガソリンエンジンと8速ATに換装されており、パワーアップに合わせてブレーキやサスペンションもアップデートされています。
さらに外装色は、人気のフジホワイトにブラックルーフを組み合わせたもの。インテリアのマテリアルは、職人がハンドメイドで仕上げたセコイアグリーンのレザーに変更されるなど、クラシカルな雰囲気はそのままに、性能を現代化したレストモッドともいえる仕様となっています。
展示車はオフローダーとしての雰囲気を強めながら、フロントシートをレカロ製のものに交換するなど、“羊の皮を被った狼”という表現がふさわしい仕上げとなっています。
今後、日本でもランドローバークラシックのサービス展開がスタートすれば、フツーの高級クロカンに飽きた富裕層から注目を集めそうです。
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