■現行「CX-5」が根強い支持を集める理由とは
「CX-5」は、マツダの最量販モデルとして世界100以上の国で販売され、累計450万台以上を記録しているミドルクラスのSUVです。
【画像】超カッコいい! これが9年ぶり“全面刷新”するマツダ「新型CX-5」です! 画像で見る(30枚以上)
2025年7月、その3代目モデルが欧州で初公開されました。2026年中に国内発売も予定されているといいます。
9年ぶりのフルモデルチェンジによって、どのような進化を遂げたのでしょうか。
2017年に発売された現行CX-5は、9年が経過した今もマツダ車の中で最も売れている車種です。
その人気を支える最大の理由は、2.2リッターのクリーンディーゼルターボエンジンでしょう。
最大トルクは4リッターガソリン車相当の450Nmを実用域の2000回転で発生し、力強くも運転しやすいのが特徴です。
さらにカタログ燃費は17.4km/L(WLTCモード燃費・2WD)と優秀なうえ、価格の安い軽油を使うことで燃料コストも抑えられます。
ボディサイズも魅力のひとつです。
全長4575mmと4500mm台に収まるコンパクトさで、最小回転半径5.5mと小回りが利くため、街中でも扱いやすいと好評です。
室内は身長170cmの大人4名が乗っても後席膝先にこぶし2つ分の余裕があり、実用性も十分です。
価格面でも競争力があります。
お買い得グレード「XDブラックセレクション」(2WD)は345万9500円(消費税込み、以下同)で、ライバルのトヨタ「ハリアー」の中級グレード(371万円・2リッターガソリン・2WD)より安く、ディーゼルの高性能を考えるとコストパフォーマンスは際立っているといえるでしょう。
新型CX-5のボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1695mmと、現行より全長で115mm、全幅で15mm拡大され、ホイールベースも115mm伸び、室内空間はさらにゆとりが増します。
後席膝先空間は現行のこぶし2つ分からこぶし2つ半へ、後席ドア開口幅は70mm拡大され、荷室長も54mm伸びてベビーカーを縦に積みやすくなるのも大きな特徴です。
走行性能も進化しています。
サスペンションのセッティングを見直し、しなやかな乗り心地と走行安定性を高次元で両立。現行モデルで指摘されていた低速時の硬さを改善し、パワーステアリングの操舵感も軽くすることで、女性ユーザーも乗りやすい設計になっています。
インフォテインメントでは、マツダ車初となるGoogle搭載システムを採用しました。
これまでのマツダ車をイメージを大きく変える15.6インチの大型タッチパネルディスプレイとGoogleアシスタントにより、スマートフォンなしでもナビや音声操作が快適に使えるでしょう。
■全面刷新の新型「CX-5」大きく変わるポイントとは
一方で、新型において最も注目すべき変化は、人気のディーゼルエンジンが廃止される点です。
発売時に用意されるのは2.5リッターガソリンのマイルドハイブリッドのみで、現行のディーゼルが持つパワフルさや燃費の良さは期待できません。
ストロングハイブリッド(スカイアクティブZ)は2027年まで待つ必要があります。
また全長が4600mm台に伸びることで、街中での取り回しは現行より悪化します。
現行モデルが「ちょうどいいサイズ感」で支持されてきただけに、この点を懸念するユーザーも少なくありません。
価格も実質的な値上げが見込まれます。
新型の買い得グレード(2WD)は現行の「XDブラックセレクション」と同水準の350万円前後になると予想されており、高性能なディーゼルが選べなくなることを考えると、割高感を感じる方もいるでしょう。
なお現行モデルの生産はガソリン車が2026年3月、ディーゼル車が6月に終了予定であることが明らかにされています。
一方、新型の受注開始は9月頃からで、実際の納車は10月から11月頃になりそうです。
※ ※ ※
新型CX-5を選ぶ大きな利点は、広くなった室内空間にあります。
ディーゼルエンジンの廃止は気になる点ではありますが、ブラッシュアップされた新型CX-5には、それを補う魅力がたっぷり詰まっていることでしょう。
新型登場まであと少し。世界累計500万台のヒット車は、新型でどのようなヒットを飛ばしてくれるのでしょうか。(赤羽馬)
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みんなのコメント
ディーゼルもなくなるし、日本市場の声を聞く必要性はないという事なのかな・・・