スーパーフォーミュラ第9戦&第10戦富士、金曜の専有走行を終えた小林可夢偉(Kids com Team KCMG)がメディアの会見で答えた。可夢偉は午前のセッションで5番手となったものの、午後の走行では最後のアタック前にトラブルが発生。アタックができずに22番手の最下位となってしまった。この日の走行とともに、前日までフランスで行われていたアップデート版のトヨタGR010ハイブリッドのシェイクダウンテストについても言及した。
「走行中にセンサーにトラブルが起きて、エンジンが止まってしまいました」と、可夢偉。それでも、午前のセッションは5番手タイムをマークしており「持ち込みのセットアップは悪くなかったです。ただ、最後(午後)アタックできなかったので、ちょっと残念ですね」とやや疲れた表情を見せる可夢偉。
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それもそのはず。今回の富士には、可夢偉は超タイトな過密スケジュールで訪れていた。直前まで、フランスのポールリカールでアップデート版のトヨタGR010ハイブリッドのシェイクダウンテストに参加していたのだ。可夢偉はWEC(FIA世界耐久選手権)のTOYOTA GAZOO Racingのチーム代表兼ドライバーを務めている。
「今朝の7時に羽田に着きました。(水木の2日間の耐久テストで)木曜の夜中3時まで乗って、3時にジャンプアウト(自分の走行分を乗り終えて)して着替えて、そのままクルマに飛び乗ってポールリカールからニース(フランス)までクルマで移動して、朝6時のフライトに乗って、ニースからミュンヘン(ドイツ)に飛んで、乗り換えてミュンヘンから今朝7時に羽田に着きました。そして羽田に自分のクルマを置いておいたので、自走して9時過ぎに(富士に)着いて(11時からの)練習走行に参加しました」
メディアから、眠くないですか? という質問が飛ぶ。
「もうね、この2日間寝てないんですよ。ずっと耐久テストをしていたので。僕が途中で早く帰るから結構、こんつめ(根を詰める)されて。結局トータルで見たら僕が一番乗っていたんですよ。それで2日間で3時間しか寝ていない。ですのでハイの状態のまま来ています」
シェイクダウンを担当したアップデート版のトヨタGR010ハイブリッドの乗り味、手応えはいかがなものか。
「見た目は違いますけど、アップデートですので。モノコックとかは(これまでと)一緒です。基本、空力がアップデートしていて、僕らが(今年)弱い部分は良くなったんじゃないかなと思っています。まだこれからホモロゲーションの風洞に入れるので、どれで(どの形状で)ホモロゲーションを取るのかという評価をしていきます」
公式の写真はまだ発表されていないが、海外のSNSにアップされた画像を見る限り、フロントフェンダーの形状、そしてリヤ周りなど、今年の外観からは大きく異なっている様子が伺える。
「見た目、カッコイイでしょ? これからカラーリング、デザインもカッコよくなりますので、見ていてください。間違いなく、トヨタの歴史史上、一番カッコいいクルマになるはずです」
超過密スケジュールでスーパーフォーミュラ富士に臨む可夢偉、アップデート版トヨタGR010ハイブリッドの今後も気になるが、まずは明日の予選~決勝のワンデー開催に向けて、睡眠時間とワーク・ライフ・バランスをなんとか確保してほしいところだ。
[オートスポーツweb 2025年10月10日]
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