ダニエル・ティクトゥムは、スーパーフォーミュラに参戦するもシーズン途中でレッドブル育成から外された2019年を振り返り、今も不満が残っていると話した。
レッドブル育成ドライバーだったティクトゥムは、2018年のヨーロッパF3でランキング2位を獲得。同年のF3マカオGPではマカオ2勝目を挙げた。F1昇格に向けた最後のステップとして、2019年はレッドブルの支援の下、TEAM MUGENからスーパーフォーミュラに参戦した。
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しかし、ティクトゥムは結果を残すことができず、3レースで1ポイントしか獲得できなかった。すると、レッドブルはティクトゥムを育成プログラムから外し、ティクトゥムはスーパーフォーミュラのシートも失うことになった。
レッドブルの後ろ盾を失ったティクトゥムだったが、2020年に向けてDAMSのF2シートを獲得し、ウイリアムズの開発ドライバーに就任、再びF1を目指している。しかし彼は、今でもスーパーフォーミュラでの苦戦について納得がいっていないようだ。
「いろんな憶測がされている。チームは『彼は日本に慣れる必要がある。コースに慣れる必要がある』と言っていたけど、結局のところそれは日本にいようと、”月”にいようと関係ないんだ。」
ティクトゥムはmotorsport.comにそう語った。
「言ってみれば、チームが僕を信頼しているようには感じなかったんだ。レッドブルがF1マシンに乗せたドライバーを信頼しないのは少し奇妙だ」
「しかし、全て終わったことだ。僕はそこから多くのことを学んだ。他の人にその時のことを訊かれれば、もちろん納得できていないと答える。でも僕は今、非常に良い位置にいる」
TEAM MUGENは、ピエール・ガスリーが2017年にランキング2位、山本尚貴が2018年にドライバーズチャンピオンに輝いている。ティクトゥムは、2019年にスーパーフォーミュラが新型マシン『SF19』を導入したことで、チームがそれまでの競争力を失ったと考えている。
ただ、ティクトゥムのチームメイトだった野尻智紀は、チャンピオンとなったニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)と12ポイント差のランキング4位となっている。
「チームは前世代のクルマに関して、非常に強力なセットアップをつかんでいた。鈴鹿でのテストもそれほど悪くなかった」と、ティクトゥムは振り返った。
「順調だったけど、新しいクルマ(SF19)になった時、適切なセットアップをするのは非常に困難だということがすぐに明らかになった。そのスイートスポットは非常に狭かった。チームは新しいクルマに、それまでと同じようなベースラインを適用したんだと思うけど、それは全く機能しなかった」
「言うまでもなく、TEAM MUGENでドライブする機会を与えられたことをとても感謝している。でも、彼らはテストで十分に対応し、必要な変更を施すことができていたとは思えないと言わざるを得ない」
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