2023年に開幕戦デイトナ24時間、最終戦プチ・ル・マンを制したコリン・ブラウンが、2024年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権では、LMP2クラスから参戦することが発表された。彼はクラウドストライク・レーシング・バイ・APR(アルガルベ・プロ・レーシング)のオレカ07をドライブする。
35歳のアメリカ人であるブラウンは、クラウドストライクのCEOであるジョージ・カーツとともに、フルシーズン参戦する予定だ。
トヨタでWEC王者となったハートレーが再びアキュラをドライブへ。WTRの来季耐久ドライバー決定/IMSA
ブラウンは2023年、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)からウェザーテック・チャンピオンシップのトップカテゴリーに復帰。60号車アキュラARX-06をドライブして、トム・ブロンクビストとともにドライバーズランキング3位を獲得した。
しかし、MSRが2023年シーズンを最後にGTPから撤退するとの発表したことにより、ブラウンはグリッドに残るために別の道を追求することになった。
彼は、今年のル・マン24時間レースのLMP2プロ/アマクラスでともに優勝したブロンズドライバー、カーツとの長年にわたるパートナーシップを継続することで、その実現を図る。
このペアは、ライリー・モータースポーツのサポートを受けたメルセデスAMG GT3 Evoを走らせ、GTワールドチャレンジ・アメリカのプロ/アマタイトルも獲得している。
「2024年にクラウドストライク・レーシング・バイ・APRで活動を開始し、ジョージと一緒にLMP2チャンピオンシップに出場するのが待ちきれない」とブラウンは語っている。
「クラウドストライク・レーシングの献身とプロフェッショナリズムは比類のないものであり、2023年に素晴らしい仕事をしてくれたジョージと同じシートに座ることができて光栄だ」
「LMP2には手強いライバルがひしめくことになるのは確かだが、僕らはその挑戦に備える準備ができている。IMSAのレースは本当に特別なものなので、来るシーズンを楽しみにしている」
ブラウンは、COREオートスポーツでチームオーナー、ジョン・ベネットとともに2018年のプロトタイプランキングで2位となって以来となる、オレカ07・ギブソンでのフルシーズン参戦を迎える予定だ。
彼は2020年デイトナのLMP2クラスでもドラゴンスピードから出場して優勝し、その後2シーズンCOREのLMP3ランクでチャンピオンシップを獲得したことで、MSRアキュラでのGTP昇格につなげていた。
また、ブラウン、カーツ、マルテ・ヤコブセンは最近、来月マレーシア・セパンで始まるアジアン・ル・マン・シリーズに、クラウドストライク・レーシング・バイ・APRから参戦することが発表されている。
「チームとして、クラウドストライク・レーシング・バイ・APRの2023年シーズンの結果に満足しているが、来シーズンはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権LMP2タイトルを獲得するという目標を掲げてすでに前進している」とAPRチーム代表のスチュワート・コックスは述べている。
「わずか数ポイント差で今年のタイトルを逃したが、その理由は正確に分かっている。だから、すべての数学とデータが示すように、総合チャンピオンシップを獲得するために可能な限り最高の位置に我々を置くという、わずかに修正されたアプローチで来季は挑むつもりだ。ミシュラン・エンデュランス・カップも防衛したい」
カーツは、ジム・トゥルーマン・アワードを受賞したことにより、来年のル・マン24時間レースへの自動招待状枠のひとつを手にしている。すでに明らかとなっているが、2023年の彼のチームメイトであったベン・ヘンリーは、ユナイテッド・オートスポーツへと移籍し、ベン・キーティングと組むことになっている。
「ともに過ごした最初のシーズンでの成功を受けて、IMSA・LMP2チャンピオンシップでのクラウドストライク・レーシング・バイ・APRに対する期待は高まっている」とカーツは語った。
「IMSAとル・マンでチームとともに働いた経験と知識を持って新シーズンに入るのは良いことだ」
「コリンがチームに加わることに興奮している。プロトタイプに関する彼の経験、そして我々の歴史と成功のおかげで、彼は自然に適合するだろう。デイトナでシーズンが始まるのが待ちきれない」
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