■発売即日に完売した限定車もあり
自動車メーカーは、いつでも買うことができるカタログモデルのほかに、台数限定や期間限定の限定車を販売することがあります。
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限定車はいくつかの種類に分けられますが、とくに注目を浴びるのが終売モデルの最後を飾る「ファイナルエディション」や特別な高性能モデルで、これらの多くは激しい争奪戦が繰り広げられます。
そこで、これまで販売された限定車のなかから、あっという間に完売したモデルを3車種ピックアップして紹介します。
●日産「スカイラインGT-R M・spec Nur/V・spec II Nur」
2002年8月に生産を終えた「R34型 スカイラインGT-R」は、それより少し前の同年1月24日に最後の限定車「スカイライン GT-R M・spec Nur/V・spec II Nur」を発表。
2車種合わせて1000台限定で2月26日から発売予定でしたが、発表当日に完売したと1月29日に日産からアナウンスされました。
販売内訳はM・spec Nurが250台で価格(消費税含まず)が630万円、V・spec II Nurが750台で610万円なので、1日で61億5000万円の売り上げを確定したことになります。
M・spec Nur/V・spec II Nurに搭載されたエンジンは、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや国内のスーパー耐久レースなどに使われている「RB26DETT型」N1仕様をベースとし、ピストンやコンロッドに重量バランスの均一化を図った高精度バランス品が組み込まれていました。
さらに、限定車専用装備としてゴールド塗装のシリンダーヘッドカバーが採用され、特別なエンジンであることを主張。
なお、M・spec Nurは本革シートの採用や乗り心地を重視した足まわりのセッティングなど、コンフォートな仕様で、V・spec II Nurはカーボンボンネットを採用するなどレーシーな仕様でした。
ちなみに、現在中古車で販売されている同限定車は、程度によっては2000万円以上の価格で販売されています。
●三菱「ランサーエボリューション ファイナルエディション」
世界ラリー選手権で勝つために開発された三菱「ランサーエボリューション」は、初代が1992年に発売されました。
ラリーではライバルのスバル「インプレッサWRX STi」と激戦を繰り広げるも、第4世代である「ランサーエボリューションX」をもって、2015年に販売を終了。
販売終了を宣言した同年4月に、最終モデルとして「ランサーエボリューション ファイナルエディション」が発表されました。
限定台数は1000台で、エンジンの改良により歴代ランサーエボリューションで最高の動力性能となる最高出力313馬力、最大トルク43.7kgmを発揮し、組み合わされるトランスミッションは5速MTのみ。
ほかにも専用にチューニングされたサスペンション、ブレーキ、タイヤが採用されていました。
2015年4月10日から先行予約が開始され、8月20日に三菱から完売がアナウンスされましたが、実際にはそれ以前に完売していたといいます。
なお、当時の価格は429万8400円(消費税8%込)ですが、現在は中古車が新車価格を上回る500万円ほどで販売されています。
■やっぱりタイプRは別格だった!?
●ホンダ「シビックタイプR」
2020年の夏にホンダ新型「シビックタイプR」が発売される予定です。新型は、2019年まで販売されていたモデルに改良を施したマイナーチェンジにあたり、カタログモデルなため限定販売ではありません。
一方で、2015年に発表された先代の「FK2型 シビックタイプR」は、750台限定で発売されたモデルで、シリーズ初のターボエンジンが搭載されました。
2リッター直列4気筒ターボエンジンは310馬力を発揮し、当時のニュルブルクリンクFF車最速レコードを樹立。
外観には専用のエアロパーツが装着され、電子制御されたダンパーやトルクベクタリングを採用するなど、タイプRに相応しい装備が搭載されています。
販売方法は約1か月の間にホンダのホームページから商談申し込みをおこなうというもので、限定台数を上回る申込みがあった場合は抽選とされていました。
実際は数千もの申し込みがあり、抽選での販売となったようです。
なお、新車当時の価格は428万円(消費税8%込)で、より高性能な現行モデルがあるため、中古車価格にプレミアはほとんどありません。
※ ※ ※
2020年2月20日、新型シビックタイプRの発表と同時に、200台限定販売の「シビックタイプR リミテッドエディション」が発表されました。
発売は2020年秋が予定されており、販売方法などはまだ発表されていませんが、おそらく抽選での販売となりそうです。
台数限定販売の問題点として転売目的で購入されるケースも多く、本当にほしいユーザーが手に入れられないという批判があります。
これは日本に限った話ではなく海外でも同様で、品薄にすることでブランドイメージを保つという目論見があるようです。
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