自動車メーカーだけでなくあらゆるラグジュアリーの提供へ
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、自動車メーカーから「ハウス・オブ・ラグジュリー(House of Luxury)」へとブランドを発展させていくことを発表した。これは、これまでの自動車の製造・販売にとどまらず、ラグジュアリーを纏った多くの製品を手掛けていくことを意味する。さらに、ロールス・ロイスを象徴する「スピリット・オブ・エクスタシー」の新デザインも発表された。
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この新しいブランド・アイデンティティは、世界中の主要ショールームに随時導入されることが決まった。今回、英国・ロンドンのメイフェア地区に新たな旗艦店がオープン。ロールス・ロイス・モーター・カーズのトルステン・ミュラー=エトヴェシュCEOは、新旗艦店について次のようにコメントした。
「ここ数年、私たちは自動車メーカーとしてではない、“House of Luxury”として、ブランドと会社を再構築してきました。ロールス・ロイスの製品は、最高を期待して購入されるお客様から、個別のご注文に応じて製造されます。私たちは、先日発表した新しいビジュアル・アイデンティティの導入を進めていきます」
「英国で設立されたロールス・ロイスとして、ロンドンは我々のグローバルな存在感を示す重要な役割を担っています。新たなビジュアル・アイデンティティを誇らしげに示した新しい旗艦店のオープンは、新型コロナウイルスのロックダウン解除のタイミングと重なりました。また、同時に新装開店した上海のブティックも、私たちのビジネスにおける中国市場の重要性を示すものです」
大幅にスペースが拡大されたロンドンの旗艦店
ロールス・ロイスは新たなビジュアル・アイデンティティの導入を発表。そのデザインやコンセプトは、ロールス・ロイスの若い顧客層とライフスタイル、そして彼らを取り巻くラグジュアリーな世界観を反映したものとなった。
この新しいビジュアル・アイデンティティは、数年前から進められている「House of Luxury」として発展するための試みとなる。 発表後、ロールス・ロイスのカスタマーや、世界中のディーラーネットワークからも好印象を持って受け入れられただけでなく、メディアからも高い評価を得ている。
ロールス・ロイスの大きな変化の象徴と言えるのが、今回ロンドン・メイフィアの中心地にオープンした、新たな旗艦店だ。バークレー・ストリートW1に位置するショールームは、以前の狭いバークレー・スクエアの旗艦店と比べると大幅にスペースを拡大。ショールーム内には最新テクノロジーを採り入れた、没入型バーチャルリアリティ機能も導入されている。
新しい顧客体験は、文字通りフロントドアからスタートする。このドアは、ロールスロイスの有名なパンテオングリルを模したもので、内部の様子を控えめに、かつ興味をそそるように垣間見ることができる。さらに、ドア上部にはロールス・ロイスのすべての車両のボンネットに輝く新デザインの「スピリット・オブ・エクスタシー」が設置された。
ゴージャスなラウンジやバーエリアを併設
インテリアのコンセプトは、ラグジュアリーなブティックでのショッピング体験をベースにしている。ロールス・ロイスの各モデルは、それぞれの個性とアイデンティティに合わせて専用スペースに展示。カスタマーの納車エリアには、キネティック照明が設置されており、モデルごとに異なる光の演出が行われる。
ラウンジエリアには、アイデアや会話のきっかけとなるような魅力的なオブジェやアート作品を展示。ショールームの奥にあるバー「Speakeasy(スピークイージー)」でも、様々なディスカッションを行うことができる。禁酒法時代の密売店から採られた名前の通り、このバーはリラックスした快適な隠れ家的な空間となっており、カスタマー同士が交流を深められるようになっている。
店舗の中心となるアトリエには、ボディ表面仕上げ、ウッドパネル、レザー、刺繍糸、そして数多くのレザーサンプルや生地サンプルを展示。また、コンバーチブルフードの生地やヘッドライナー、ホイールのオプションなども展示されている。
ボディ表面仕上げのサンプルは、スピードフォーム形状が採用されており、ツートンカラーの組み合わせを簡単に想像することができるだろう。レザーはロールス・ロイスのアイコンであるステッキに巻かれ、ウッドパネルは航空機の翼の断面の形状でディスプレイされる。また、美しい彫刻が施された木製のプレゼンテーションテーブルは、レイスのボディラインを模しており、木目がコンフィギュレーターの画面へと向かっているのが特徴となる。
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