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まさかの登場! ロータス・エレトレ 英スポーツカー・メーカーから初SUV しかもEVで 詳細解説

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まさかの登場! ロータス・エレトレ 英スポーツカー・メーカーから初SUV しかもEVで 詳細解説

ロータス新型車 まさかのSUV

ロータスは、初のSUV「ロータス・エレトレ」を世界公開した。

【画像】もっと見たいロータス・エレトレ 影響受けたエミーラ/エヴァイヤと比較【詳細】 全136枚

「初」であるのは、5ドアであること、スポーツカー・セグメント以外のカテゴリーであること、そしてデジタルを多用していることも、である。

2022年後半より、中国に完成した新工場で生産開始予定。

この記事では、外観、内装、シャシー、パワートレイン、装備、スペックなどの項目に分けて、エレトレの詳細情報をお伝えする。

全長5m超え それでもロータスらしさ

ロータス・エレトレのボディサイズは、
全長:5103mm
全幅:2231mm(ドアミラー車)
全幅:2135mm(ディスプレイミラー車)
全高:1630mm
ホイールベース:3019mm
となる。

前から見ると

まず目を引くのは大きく口を開けたフロントグリルだ。静止時や走行中の空気抵抗を減らす必要があるときは、閉じたままになっている。電気モーター/バッテリーパック/フロントブレーキの冷却が必要なときには、独特のパターンで開いて空気をラジエーターに送り込む。

ヘッドライトは左右に細長い。常時ハイビーム照射が可能なマトリクス方式を採用している。

横から見ると

ボディサイドを見ると、キャビンが車体前方にあり、前後のオーバーハングは短い。ボンネットも全長に対して短く、これは従来のロータス=ミドエンジンの外観を踏襲しているという。

フロントガラスは大胆に倒されている。サイドガラスは上下に短く、車体後部に向かってクーペのように上端が下がる。

Dピラーはフローティング式だ。空気抵抗を低減するために「エアブレード」を備えている。ロータス・エミーラのフロントバンパーと共通するエアロダイナミクス性能の向上策だという。

後ろから見ると

テールライトは左右で一直線に繋がっている。これをロータスは「フルワイドリボンライト」と呼んでいる。

走行中は赤色に点灯するが、合計で4色に切り替えられるのだという。ロック解除やバッテリーの充電状態を表現するのだという。

リアガラス上端に設置されたスポイラーは中央部を省略し、左右の端のみが残る。モータースポーツからヒントを得ているという。

テールゲートのスポイラーは可変式で、選択したドライビングモードによって3つの角度に展開する。

SUVらしい収納 ロータスらしい哲学

SUVとはいえ、ドライバー中心のデザインになっている。ヒントはロータス・エミーラ/エヴァイヤから得たのだという。

インストゥルメント・パネルはロータスの哲学「必要のないものは取り除く」を体現しているとのこと。

ダッシュボード上部中央を省略したことについては、先述のリアウイングの中央部デザインとの呼応だと説明される。

実用的な収納スペースが豊富にあることもSUVらしい。

センターコンソールには、携帯電話用のワイヤレス充電を備えたストレージトレーと、未使用時には穴部分がぴったりカバーされる、違うサイズのカップホルダーが含まれる。ドアトリムには1Lのペットボトルが収納できるという。

2列目のシート中央スペースには膝の高さまである引き出しがある。2つのカップホルダー後方には分割式のアームレストがある。

カップホルダーの先には角度調整可能なインフォテインメント用の9インチタッチスクリーンがある。その下にワイヤレス充電トレイがある。

ドライバー前方に設置されているインストゥルメントクラスター(メーター類)は高さ30mm未満でスリムだ。主な車両情報とトリップ情報を伝える。

助手席側も同様となり、ドライバー側とは違う音楽選択や近くの名所など、さまざまな情報を表示できる。

その間には、OLEDタッチスクリーンを採用した、15.1インチのインターフェイスが設置される。不要な場合は自動的にフラットに折りたためる。

また、拡張現実(AR)技術を搭載したヘッドアップディスプレイを介してドライバーに情報を表示することもでき、標準装備される。

シャシー、ロータス社EPA 展開も

エレトレは、ロータス社のEPA(エレクトリック・プレミアム・アーキテクチャー)に基づいて構築されている。

地面に近い「スケートボード」デザインは、ハンドリングを意識する。

異なるバッテリーサイズ、モーター、コンポーネントレイアウト、高度な駆動技術に簡単に対応するのだとロータスはいう。

エレトレの場合、これらにはエンド・トゥ・エンドの自立走行技術が含まれ、必要に応じてアップデートが可能なように、将来性も考慮されているのだという。

このプラットフォームは、ロータスの今後の電気自動車の基盤となる。エレトレが率いるこれからの車両は、新時代の幕開けとして、今後ロータスからより多くの車両を世界へデリバリーしていく。

エアサスペンションは5リンク式だという。ステアリング、ダンパー設定、パワートレイン、アクセルペダルのレスポンスを調整する4つのドライブモードがある。

4モードはレンジ、ツアー、スポーツ、オフロード、インディビジュアルとなる。すべてのグレードに標準装備されている。

最大航続距離は約600km 608ps超え

ロータス・エレトレの駆動方式は4WD。バッテリー容量は100kWを超え、最高出力は608.3psに達する。

ロータスは「350kWの充電器を使えば、400km(248マイル)の航続距離をわずか20分で達成できます」と説明する。

WLTPで目標とする最大航続距離は約600km。また、22kWのAC充電も標準装備しており、利用可能な場合は、充電時間を短縮できる。

最高速度は260km/h。0-100km/h=3.0秒以下となる。それ以外の情報はまだ明らかになっていない。

装備、先進性重視 アプデも可能に

エレトレには、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、衝突軽減サポートフロント(CMSF)、交通標識情報(TSI)、ドアオープン警告(DOW)、リアクロストラフィックアラート(RCTA)、フロントクロストラフィックアラート(FCTA)、レーンチェンジアシスト(LCA)、幼児置き去り検地システム(CPD)、レーンデパーチャーワーニング/プリベンション付きレーンキープエイド(LKA+)、パーキングエマージェンシーブレーキ(PEB)、衝突軽減サポートリア(CMSR)、エマージェンシーレスキューコール(E電話)がオプションで選択可能です。後部座席外側にはiサイズ・チャイルドシートアンカーポイントが備わる。

またエレトレは、5G互換性を含む接続テクノロジーを備えている。これにより、スマートフォンアプリを介し、クルマへの継続的な接続、OTAソフトウェアの更新、およびソフトウェアの新機能が利用可能になったときに顧客が購入できるようになる。

エレトレのオーナー向けのスマートフォンアプリには、運転ログ、車両と充電のステータス、リモート機能、位置情報サービス、およびその他の多くの機能へのアクセスが含まれる。

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