F1第6戦スペインGPで、ハースF1チームは予選日まで速さを示していた一方で、決勝はノーポイントに終わった。チーム代表のギュンター・シュタイナーはこの状況に対し、「日曜日に輝く」ことが必要だと語っている。
スペインGPでは多くのチームがマシンにアップデートを投入。一方でハースは数少ないアップデート”無し”のチームだった。
しかしパフォーマンス面でハースは健闘を見せた。予選ではケビン・マグヌッセン、ミック・シューマッハーが揃ってQ3へ進出し、それぞれ8番手、10番手を確保したのだ。
シューマッハーにとっては初のQ3進出であり、決勝でも初ポイント獲得が期待された。しかしハースの決勝は厳しいものとなり、シューマッハーが14位、マグヌッセンは17位でノーポイントという結果に終わった。
今回の決勝ノーポイントには、マグヌッセンが1周目にルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触し大きく後退したことや、シューマッハーの1ストップ戦略が裏目に出たことなどが関係している。
今シーズンのハースは開幕戦で5位に入るなど高いポテンシャルを示しつつも、過去5戦ではポイント獲得は9位2回のみ。前戦マイアミGPでもインシデントに巻き込まれているものの、速さを結果に繋げられていない状況にあるのも事実だ。
シュタイナー代表はmotorsport.comの取材に対し「チャンスを逃しているから、気にはなる」と答え、更にこう続けた。
「マシンは良いペースを備えている様に見えた。8番手と10番手で予選を終えていたからな。だから我々はいずれポイントを獲得しなくてはならないんだ」
「チャンスを逃してしまった。セーフティカーの出動など、少しアンラッキーなところもあったが、言うまでもなくフラストレーションが溜まっている。全てが我々にとって悪かった訳では無い。ただ我々は日曜日にもう少し輝くことが必要なんだ」
シュタイナー代表は、マグヌッセンに実質1ストップでレースを走らせる戦略を選んだものの、それが上手く機能しなかったと語っている。
「ターン4でああしたことになったのは、非常に残念ではあるが、1周目にアクシデントがあっても、それは仕方のないことだ。ルイスは少しアンダーステアになっていたんだと思うが、それはそれだ」
「我々の採った戦略は、上手く機能しなかった。だが失うものも無かった。我々は何かをしようとしたんだ。そして、どうにもならなかった」
「彼は(接触後)戻ってくるのに時間がかかり、ルイスよりもだいぶ後ろからスタートすることになった。そして彼は実質的なワンストップ戦略を採ったんだ」
「ハードタイヤを履かせて何が起こるか試してみたものの、上手くいかなかった。ルイスが復帰してタイムを取り戻していったのは明らかだが、我々はそうならなかった」
またシュタイナー代表はシューマッハーの戦略についても、ライバルのように3ストップ戦略を選べばもう少しチャンスはあったはずだと誤りを認めた。
「遅すぎたんだ。つまり3ストップ戦略でもポイント獲得は難しかっただろうとは思うが、もう少しチャンスがあったはずだ」
F1は2週連続開催となり、次戦は伝統のモナコGPだ。昨年、シューマッハーは競争力で劣るマシンながらもFP3で14番手となるなど、期待が膨らんでいた。ただクラッシュがあり予選を欠場している。
シュタイナー代表は、そうしたスピードを今シーズンも見せてくれることを期待していると話した。
「もちろん、今回の予選でやったように、また良い結果を出したい。モナコはレースの9割5分が土曜(の予選)で決まるんだ。だからそこに集中しなくてはならない」
「簡単なことではないし、このマシンでの新しい経験でもある。いつものように、ベストを尽くすだけだ」
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