SNSの調査・分析を行なうソーシャルインテリジェンス企業『Buzz Radar』が、過去10年におけるF1のソーシャルメディアの傾向を分析。その結果、今年はSNS上でのF1への関心が大きく下がっていることが明らかとなった。
「F1はピークに達したのか?」とのタイトルで発表されたこの調査結果でBuzz Radarは、2022年シーズンが今後しばらくの間、F1への関心が最も高まったシーズンとして君臨するだろうとした。2022年はその前年にルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンによる劇的なタイトル争いが展開されたことの好影響が残り、なおかつ新規則下のマシンが登場したシーズンでもある。
■世界よ見たか! これが”鈴鹿のF1ファン”だ。外国人記者が見た、日本のF1ファンの素晴らしさ「彼らにとってはF1ドライバーも、エンジニアもチーム代表も、全てがヒーローなんだ」
スタッフによる分析とAIデータを駆使し、直近10年のソーシャルメディア上におけるF1について調査した結果、F1への関心は今年に入って減少傾向に転じてしまっているようだ。
データによると、今年最初の5ヵ月間におけるF1に関するSNS上の言及は、2022年の同時期と比べて70.2%減少している。新規フォロワーの数も46.29%減少、リーチ数も64.10%減少している。
この調査を通して、Buzz Radarはこう結論づけている。
「2022年と2023年のデータを比較すると、F1に関する言及が大幅に減少しており、フォロワー数の伸びも、知名度の高いアカウントであることを考えると惨憺たるものであった」
「ソーシャルプラットフォームでのF1関連コンテンツへのリーチも少なくなっており、これまで着実な進歩が見られたのとは対照的だ。しかし、減少しているこれらの数字はあくまでストーリーの一部に過ぎない」
「2023年のソーシャルデータは、F1に関する会話が根本的に変化しているということを示唆していた。否定的な形容詞の増加が顕著であったのだ」
「例えば『つまらない』や『イライラする』といったワードが、『面白い』や『ワクワクする』といったポジティブなワードに代わって頻繁に用いられるようになっている」
Buzz Radarはその原因について、単に特定のチームがシーズンを席巻しているからだと考えている。今シーズンは日本GPを終えた時点で、レッドブルがシンガポールGPを除く全てのレースで優勝しており、過去12ヵ月を遡ってみても、レッドブルが勝利を逃したレースは2回しかない。しかもチーム内での争いが激化しているわけでもなく、マックス・フェルスタッペンがチームメイトのセルジオ・ペレスを圧倒しており、まだ6レースを残した状態で2021年からのドライバーズタイトル3連覇をほぼ確実なものとしている。
白熱したタイトル争いが、いかにファンを夢中にさせるか——それはデータからも明らかだ。前回F1がこのような関心の落ち込みを記録し始めたのは、タイトル争いがハミルトンの“一強”になり始めた2018年からだった。
メルセデスのハミルトンは、2016年に当時チームメイトのニコ・ロズベルグと最終戦までもつれる激しいチャンピオン争いを展開した結果、タイトルを逃した。そして2017年からはフェラーリのセバスチャン・ベッテルがチャンピオン争いの新たなライバルとなったが、2018年は後半戦でベッテルが息切れしたこともあり、大差でハミルトンに王座が転がり込んだ。
「2021年までは、2016年が最も話題を集めたシーズンだった。(2016年以降は)リバティによるF1買収、Drive to Survive(NetflixのF1ドキュメンタリー)、コロナ禍によるロックダウンなどと様々な出来事があったが、あの年はハミルトンとロズベルグが僅差の戦いをしていた」とBuzz Radarは記している。
「あのシーズンは5ポイント差でタイトルが決した。2018年から2020年にかけてハミルトンが支配する中で(F1に関する)会話は減少したが、2021年に再び増加した。この年は2016年以来となる僅差のタイトル争いとなった年だ」
「2016年も2021年も、最終戦でタイトル争いが決着した。2022年は前年に起こした波に乗りかけたのだが、またひとりのドライバーによる独走を目にすることとなった。再び接戦が見られるまで、このパターンは続いていくだろう」
ただ、結果的に2023年はソーシャルメディアの数字を落とすことになったとはいえ、F1が直近10年で大幅にファンの数を増やしてきたという事実を、Buzz Radarは非常に印象的なものだとしている。これは他の主要スポーツと比較しても驚きだという。
「2016年から2022年にかけて、F1は話題レベルを80%向上させたが、これを上回ったのはインド・プレミアリーグ(208%)とUEFAチャンピオンズリーグ(112%)だけだ」
「驚くべきことに、F1は主要スポーツの中で最も開催数が少ないにもかかわらず、このような数字を叩き出したのだ。NFLは計285試合が実施される上に、世界で最も話題になるスポーツイベントであるスーパーボウルが含まれているが、2022年のF1はわずか22のレースウィークエンドでこれほどの話題を生んだのだ」
「(F1の)成長が鈍化したのは2018年だけで、2021年に最も成長した。この年は海を越えて1400万人ものフォロワーを獲得している。これは主要スポーツの中で最も急速に成長したソーシャルチャンネルだ」
またBuzz Radarによると、ソーシャルメディア上ではF1全体の関心は下がっているものの、F1公式アカウントは成長を続けているとのこと。ここ最近のフォロワーの増加率は、主要スポーツの中ではスペインのリーガ・エスパニョーラに次いで世界2位だという。また、“いいね”やコメント、シェア数などのエンゲージメントは昨年比で4%向上しており、今季終了までに累計15億を突破をする勢いだとしている。
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みんなのコメント
最高でした 春も行きたいです
観客の応援一体感が素晴らしい、ノボリ旗云々は忘れました。春は関係者が良い方向にして下さい。
snsなどの刺激を与えるツールはあくまで補助ツール。
てゆうか昔なんてトップから1周5秒遅れのマシンなんてザラにあったのに、今はせいぜい2秒程度。予選も十分接戦だし、退屈には感じないけどなぁ。