レッドブルのセルジオ・ペレスは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとメルセデス勢との争いに加わることを期待されてF1スペインGP予選を迎えたが、結果は8番手。トップ3とは大きく離れた位置からのスタートとなってしまった。
ペレスは予選後、セッションを通して肩の問題に悩まされていたことを明かし、それが苦戦の一因になったと語った。
「少し苦しんだ。僕自身の状態が100%ではなかったんだ」
「予選を通して、肩に少し問題があった。ずっと調子が悪かったんだ」
「予選が進むにつれてどんどん状況が悪くなっていったから、少し苦しかった。でもチームと話して色々なことを見直したので、明日は100%の状態に戻れると思う」
また、ペレスは肩の不調に苦しめられた原因について、チームが100%把握しているわけではないとしながらも、明日の決勝日には調子を取り戻せると自信を持っているようだ。
ペレスはQ1、Q2を突破したものの、Q3の1回目のアタックではターン13手前でグラベルに乗ってスピンを喫してしまった。最後のアタックに全てを懸けたペレスだったが、8番手に入るのがやっとだった。彼曰く、体調が100%でなかったことで、マシンの全てを引き出すことが難しかったという。
「良くない1日だった。1日を通して良いラップを刻めなかったんだ」とペレス。
「Q1は悪くなかった。でもそこからの進歩が何もなかった。僕は100%の状態じゃなかったから、予選でマシンの持つ力を全て引き出すのがかなり難しかったんだ」
ペレスはここ数戦、予選でまずまずの速さを発揮してきた。第2戦エミリア・ロマーニャGPでは2番手、第3戦ポルトガルGPでは4番手。ペレスが2列目以内のグリッドからスタートできないのは開幕戦バーレーンGP以来だ。
今季からドライブするレッドブルのマシンに適応することが必要となってくるペレスだが、彼はマシンに完全に慣れるのは時間の問題だと考えており、ロングランでのパフォーマンスにも自信を持っていると話す。
「今日は、全体的には良い1日ではなかった。僕の調子が良くなかったからね」
「ここまでのレースを見てみると、特にペースの面で何かが起こり始めているように思う。ロングランのペースは良いけど、まだやるべきこともある。そんな感じだ」
「もう少しマシンを知ることが鍵になるだろうね」
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