現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「SRより古い」「430万円以上の価値?!」ヤマハ最古のビッグシングル「XT500」が新車のままオークションに

ここから本文です

「SRより古い」「430万円以上の価値?!」ヤマハ最古のビッグシングル「XT500」が新車のままオークションに

掲載 18
「SRより古い」「430万円以上の価値?!」ヤマハ最古のビッグシングル「XT500」が新車のままオークションに

年式も謎めいた『1U6』はオークショニアの説明とも食い違い──。

バイクショップの片隅で埃をかぶっている旧車が、実は「新車のまま売れ残っている」と聞いて驚いたことがあります。今となっては売れ残りなどとは呼べず、プレミアがついて新車価格よりも高く売れそうですからね。実はそんなケースはちょいちょいあるようで、今回はヤマハの伝説的トレールバイク、XT500の新車がフランスで見つかったというお話です。

→【画像】「SRより古い」「430万円以上の価値?!」ヤマハ最古のビッグシングル「XT500」が新車のままオークションに

●文:石橋 寛(ヤングマシン編集部)

輝かしい歴史を持つXT500は、なんと2002年まで生産

そもそもXT500は、1976年にヤマハが初めて作った4ストロークのビッグシングル搭載のトレールバイク。2スト全盛ともいえる時期に、空冷4サイクルSOHC単気筒というのはずいぶん新鮮な印象だったはず。499ccの排気量から最高出力:30ps/5800rpm、最大トルク:3.9kgm/5400rpmというパワーも当時としては「物足りない」の声が上がっていたのも致し方ないところ。同社のRD250(1973)など半分の排気量で同じ馬力ですから。

とはいえ、XT500の魅力はなにしろ軽くて(乾燥重量139kg)コンパクト、加えて丈夫で壊れづらいエンジンにあったかと。それが証拠に、第1回パリ・ダカールラリーでは総合でワンツーを決めたり、ケニー・ロバーツがダートトラックレースにXT500でエントリーしたり、古の鈴鹿6耐でXT500のエンジンを使ったロードボンバーが8位入賞するなど輝かしい足跡だらけです。

こうした活躍による人気からか、XT500は2002年まで生産が続きました(ヨーロッパ向け)誕生から26年という長きにわたるモデルライフですが、2000年モデルといえども25年前なので、新車が発見されるのは極めて珍しいことに違いありません。どういう理由でストックされていたのか詳らかにされていませんが、木箱に入った状態で見つかったのはパリのバイクディーラーだったとのこと。

―― フランスで発見されたXT500は木箱に格納された組み立て前の新車というのがレアなポイント。430万円という予想落札額にも驚きです。

―― 無論、付属品や書類も完璧な状態で保存されており、組み立てればすぐにでも走れる状態だとか。

オークショニアの説明では1986年のヨーロッパ仕様車がフランスで1988年に登録されたとされていますが、この車両のフレーム&エンジンナンバーが「1U6-205846」となると1977年のヨーロッパ仕様とも考えられます。ちょっとしたミステリーですが、写真にある通り、オドメーターは0kmのままという非常に珍しいケースであることは間違いありません。無論、オーナーズマニュアルをはじめとした付属品は完璧に揃っており、組み立てさえすればすぐにでも乗り出せるのだとか。

オークションに出品されたまっさらのXT500は、指し値1万5000~2万5000ユーロ(約260万~430万円)と当然ながらプレミア価格。出品地はXT500マニアが数多く存在するといわれるドイツですから、落札価格はさらに高騰することが予想されます。ちょい古XT500を手に入れて、ビカビカにレストアするコストと手間を考えればなかなか魅力的なオファーかもしれません。

―― こちらは1980年式のヨーロッパ仕様(4E5)の市販車。完成車のイメージはこんな感じでしょうか。

―― 第1回のパリ・ダカールラリーでは2&4輪総合でワンツーフィニッシュという快挙を成し遂げたXT500。

―― 木箱というよりフレームカーゴですが、天井はこのとおり付属品やマニュアルが格納されています。

―― 左の冊子はSONAUTO発行の保証書で、右はオーナーズマニュアル。2本のキーが揃っているところも嬉しいポイント。

―― ピカピカのペグを見れば、取り付け前の新品であることがよくわかります。

―― オドメーターの数字にご注目。さすが走行前の新車らしく、ゼロが並んでいます。

―― ヤマハ初の空冷4サイクルSOHCビッグシングル。30ps/3.9kgmのパワーで、とにかく丈夫なエンジンだと定評があります。

―― 出品者の説明では1986年モデルとされていますが、フレームに刻まれた1U6は1977年モデルのはず。どういう背景なのか、謎めいていますね。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

文:WEBヤングマシン ヤングマシン編集部
【キャンペーン】第2・4金土日は5円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

TOP SECRETのR34スカイラインGT-R、1/43スケールモデルを限定販売…大阪オートメッセ2026
TOP SECRETのR34スカイラインGT-R、1/43スケールモデルを限定販売…大阪オートメッセ2026
レスポンス
フォルクスワーゲン ゴルフ8.5がプラス1気筒で得たモノ。ふたつのパワートレーン、ハッチバック&ヴァリアントで検証
フォルクスワーゲン ゴルフ8.5がプラス1気筒で得たモノ。ふたつのパワートレーン、ハッチバック&ヴァリアントで検証
Webモーターマガジン
いすゞ「神奈川・藤沢での大型トラック生産」終了へ! 新工場は埼玉・上尾 再編の狙いは?
いすゞ「神奈川・藤沢での大型トラック生産」終了へ! 新工場は埼玉・上尾 再編の狙いは?
乗りものニュース
4WDで「リッター30km以上」走る! トヨタ「四駆のプリウス」がスゴすぎる! スポーツカー顔負けのコーナリングと雪道性能を両立! “エコカー”の常識を覆す「E-Four」とは!
4WDで「リッター30km以上」走る! トヨタ「四駆のプリウス」がスゴすぎる! スポーツカー顔負けのコーナリングと雪道性能を両立! “エコカー”の常識を覆す「E-Four」とは!
くるまのニュース
「曲がってくれ」名シーン刻んだ『頭文字D』ブルーチタンZIPPO、「大阪オートメッセ2026」で150個限定販売へ
「曲がってくれ」名シーン刻んだ『頭文字D』ブルーチタンZIPPO、「大阪オートメッセ2026」で150個限定販売へ
レスポンス
バッテリーレスで即使用可能、マイナス40度対応の「高安全性ジャンプスターター」が登場
バッテリーレスで即使用可能、マイナス40度対応の「高安全性ジャンプスターター」が登場
レスポンス
F1解説|これがアウディ流のアプローチ! バーレーンF1テストで激変したサイドポンツーン
F1解説|これがアウディ流のアプローチ! バーレーンF1テストで激変したサイドポンツーン
motorsport.com 日本版
ヘッドライトの黄ばみで損してない? 週末DIYで透明感を取り戻す手順と注意点~Weeklyメンテナンス~
ヘッドライトの黄ばみで損してない? 週末DIYで透明感を取り戻す手順と注意点~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
もはや公道に解き放たれたF1マシン! 創始者の名前を冠した最強のフェラーリ「エンツォ」【21世紀スーパーカーFILE #011】
もはや公道に解き放たれたF1マシン! 創始者の名前を冠した最強のフェラーリ「エンツォ」【21世紀スーパーカーFILE #011】
WEB CARTOP
日産の2025年4~12月期決算、通期最終赤字は6500億円 経営再建策で10~12月期は営業黒字に
日産の2025年4~12月期決算、通期最終赤字は6500億円 経営再建策で10~12月期は営業黒字に
日刊自動車新聞
カワサキ「“新”ネイキッド」発売! クルーズコントロール採用&強化されたABSで進化! 大人気モデル「Z900RS SE」新型登場
カワサキ「“新”ネイキッド」発売! クルーズコントロール採用&強化されたABSで進化! 大人気モデル「Z900RS SE」新型登場
くるまのニュース
アジア枠確定でル・マン24時間の自動招待リスト埋まる。北米からはWTRキャデラックが登場か
アジア枠確定でル・マン24時間の自動招待リスト埋まる。北米からはWTRキャデラックが登場か
AUTOSPORT web
バンパーの下を擦るのはシャコタンだけじゃない! イジってないクルマでも注意が必要なケースはこんなにあった
バンパーの下を擦るのはシャコタンだけじゃない! イジってないクルマでも注意が必要なケースはこんなにあった
WEB CARTOP
BYDのコンパクトEVのドルフィンが車両価格を据え置いて機能装備をアップグレード
BYDのコンパクトEVのドルフィンが車両価格を据え置いて機能装備をアップグレード
カー・アンド・ドライバー
『頭文字D』30周年記念ビッグキャップ、大きくて目立つ…大阪オートメッセで先行発売へ
『頭文字D』30周年記念ビッグキャップ、大きくて目立つ…大阪オートメッセで先行発売へ
レスポンス
チャンピオン×アンダーカバー、第3弾コラボレーションを発表──リバースウィーブ®を再解釈
チャンピオン×アンダーカバー、第3弾コラボレーションを発表──リバースウィーブ®を再解釈
GQ JAPAN
トヨタで3台体制を敷くBJRが『GRスープラ』を初披露。シェイクダウン完了で「本当に誇らしい」/RSC
トヨタで3台体制を敷くBJRが『GRスープラ』を初披露。シェイクダウン完了で「本当に誇らしい」/RSC
AUTOSPORT web
ニッサンのリザーブに就任したサム・バード、Gen4での復帰と耐久レース再開への野心を吐露
ニッサンのリザーブに就任したサム・バード、Gen4での復帰と耐久レース再開への野心を吐露
AUTOSPORT web

みんなのコメント

18件
  • ベンガサ
    20〜30年前にバイク雑誌で、その雑誌の記事だったか輸入業者の広告だったか細かい記憶も定かじゃないけど、確かヨーロッパ(イタリアだったかな?)で梱包されたZ1が発見されて日本の輸入業者が手に入れて、売りに出されたなんて読んだ気がするな。

    確か当時日本円で300万円位だったと思うけど、今ならZ1の未使用新車なんて、更にとんでもない高額がつくだろうな。

  • 000
    TTやXTをパワー不足なんて当時誰も言っていなかった。国内ならヒルクライムで無敵だったしトラッカーとしての活躍も有名。排気量的に追えたのはSP370、瞬発力ならハスラー400かな。当時を知らないとRD250 なんてあてずっぽうで引き合いに出してるけど、どうせ出すならDXでしょ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村