■Rパフォーマンスパッケージ装着すると最高速度は270km/hに
独フォルクスワーゲン(VW)は2020年12月12日、同年6月にドイツで登場した改良新型「アルテオン」および「アルテオン シューティングブレーク」に、最強スポーツモデル「アルテオンR」「アルテオンR シューティングブレーク」を追加、プリセールを開始した。
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ドイツでのアルテオンRの車両価格は6万1484.87ユーロ(日本円で約777万円。ドイツの付加価値税16%含む。以下同様)、アルテオンR シューティングブレークは6万2347.56ユーロ(約789万円)となる。
VWのスポーツモデルを一手に手掛ける「フォルクスワーゲンR GmbH」がデザインした、アルテオンのフラッグシップモデルとなるアルテオンRのパワートレインには、最高出力320ps/5350-6500rpm、最大トルク420Nm/2100-5350rpmを発生する「EA888 エボ4」と呼ばれる2リッターTSI(直列4気筒ガソリンターボエンジン)を搭載。
組み合わされるトランスミッションは7速DSG(DCT)で、0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は250km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇る。さらにオプションの「Rパフォーマンスパッケージ」を組み合わせると、リミッターは解除され最高速度は270km/hとなる。
駆動方式は4モーション(4WD)。新たに開発された「4モーション with パフォーマンス・トルクベクタリング」と呼ばれる全輪駆動システムは、エンジンパワーをフロントアクスル・リアアクスルの間だけでなくふたつの後輪の間もアクティブに分配する。これにより、とくにコーナリング時のパフォーマンスを向上しているという。
またアダプティブ・シャシコントロール(DCC)を標準で装備。ドライバーは、ドライビングプロファイルを任意で選ぶことで、好みの走りを得ることができる。さらにマルチファンクション・ステアリングホイールにある青い「R」ボタンを押すことで、エンジン出力やギアのマッピング、DCCがよりスポーティなモードに変わる。
デザインは、新開発のRバンパーやマットクロームのミラーカバー、18インチ「Sebring」のアルミホイール、Rロゴ入りのブルーのブレーキキャリパーなどで、Rモデルのスポーティさを強調している。リアではディフューザーの外側にふたつの台形テールパイプを備えた新しいスポーツエキゾーストシステムも備える。オプションで19インチ「アデレード」、および20インチ「エストリル」のアルミホイールも用意される。
インテリアでは、フロントシートの背もたれにRロゴが付いたスポーツシートと、大型パドルシフトを備えたマルチファンクションステアリングホイールを標準装備。Rモデルらしくシートやアームレスト、本革ステアリングホイール、シフトレバーなどに青いステッチが入る。またオプションで、ヘッドレスト一体型バケットタイプのフロントシートが用意される。
※ ※ ※
新型アルテオン、および新型アルテオン シューティングブレークは、2021年中に日本でも発表される予定となっている。ただし今回ドイツで発売されたアルテオンRの日本導入時期はまだ決まっていない。
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みんなのコメント
この価格でセダン、SWのVWを買う層は日本ではかなり少なさそう。
個人的にデザインはホント好きなんだけど。
2Lのターボで馬力を稼いでも、なんとなく貧乏臭さが感じる。
パサートCCの3.6L好きだけどなぁ