8月の第8戦スポーツランドSUGOから2カ月のインターバルを経て、富士スピードウェイでの第9・10戦を迎えた2025年の全日本スーパーフォーミュラ選手権。この間に、チーム体制面で重要な変更が加えられているチームがある。それはいずれも“ドライビングアドバイザー”と呼ばれる役職を導入している。
かねてより、SFでは多くのチームが、アドバイザーやコーディネーターと呼ばれる役職にドライバー出身者を配してきた。TEAM MUGENでは武藤英紀がアドバイザーを務めているほか、Kids com Team KCMGには松田次生チームアンバサダーと関口雄飛チームコーディネーターがいる。この他にも、役職名こそ違えど、トップフォーミュラ参戦経験のあるチーム監督ないしはディレクターを置く陣営が多数派となっている。
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そんななか、ThreeBond Racingは9月29日にリリースを発行し、三宅淳詞とスーパーGTでコンビを組む佐々木大樹がドライビングアドバイザーに就任することを発表。さらに今大会のセッション開始前には、KDDI TGMGP TGR-DCも、国本雄資と笹原右京がドライビングアドバイザーとしてチームに加わることをSNSで明らかにした。両チームともチーム監督はドライバー出身者だが、より密にドライバーをサポートする役として、アドバイザーが新たに導入された形だ。
とりわけ、ここ最近までスーパーフォーミュラに参戦しており、いまもスーパーGT500クラスで活躍する現役ドライバーがアドバイザーとして同時加入ということで、TGMGPは注目を集める存在となった。
この経緯について片岡龍也監督に聞くと、「今シーズン、このチームを立ち上げて結果が全然上がってこないなかで、少しでもできることをやるという姿勢のなかで、ドライバーたちから『アドバイザーがいた方がよい』という声がありました」とのこと。
なかでも最初に提案したのが、7月の富士大会から同チームで走る野中誠太だ。聞けば、今年4月のもてぎ大会をはじめ、過去の経験から出てきたアイディアだったたようだ。
「SFライツの時も自分から言って坪井(翔)先生に来てもらって、流れも変わりました。僕はSFに関してはKCMGで乗っている時間が長かったですし、もてぎ大会の時は関口(雄飛チームコーディネーター)さんが入ってくれて、かなり力強かった部分がありました」と野中。
「いきなり、ああいう体制を再現するのは難しいですけど、いまチームとして苦しんでいる状況を変えるためにも『違ったアプローチをしていかないといけないな』と、前回の富士で感じていたので……TGR含めて関係者の皆さんに実現していただいたので、そこは感謝の気持ちでいっぱいです」と、新しい体制の実現に感謝の気持ちを伝えていた。
ドライビングアドバイザー導入に関しては、小高も賛成だったようで「(7月の)富士が終わって、チームから電話があり、その話を聞かれました。もちろん、僕も(ドライビングアドバイザーが)いてくれた方が、経験者だからこそ出てくるアイデアとかもありますし、僕たちで進まなかった部分にも変化が出るのかなと思って『来てくれるなら、来て欲しいです』という返事をしました」とのこと。
アイデアとしては7月の富士大会後に出ていたようだが、諸々の調整がついて、今大会からスタートとなった模様。国本が28号車の小高を、笹原が29号車の野中を担当する。
このふたりが選ばれたことについては「この数年以内にスーパーフォーミュラをドライブしていた経験がある人となると、自ずとあの2名しかいないので、選出としては自動的でした」と片岡監督。今大会だけでなく、11月の最終鈴鹿大会でも両名を起用する。
■「過保護にはならないように(笑)」と片岡監督
その効果はさっそく、10月10日に行われた2回のフリープラクティスで出ている様子。
小高は「今週末に入る段階からいろいろな話をして、自分でも分かっているけど、それをしっかり言葉にして、ひとつひとつやっていきました。実際にセッションが終わったあとのミーティングでも感じましたけど、ふたりともSFに乗っていたということで“よりSFの話がしやすい感じ”で、すごく助かっています」と語る。
「今日のフリー走行も、最後はコンディションが良くて全体的にタイム差は小さくなっていましたけど、現状のパフォーマンスもかなり高く、あとコンマ1秒、コンマ2秒が上がればシングルポジションが見えてくるところまで来ました」
一方の野中も「全体ミーティングでも、経験あるふたりの意見もいただきながら、新しい提案が出てきたので、そこはすごく良かったと思います。それ以外でドライビングの部分に関しても、セッティングと分けてフォーカスしてアドバイスを聞く事ができたので、自分のなかでやるべきことが、より明確になった感じはありました」という。
「リザルトとしてはまだまだですけど、差としては縮まっています。2台の方向性もかなり近づいているのは、今までなかったことなので、そこはだいぶポジティブかなと。今日の中でもクルマはかなり良い方向になっているので、しっかりつなげていきたいなと思います」と振り返っていた。
FP2の順位では、小高が13番手、野中が19番手とトップ10入りは果たせなかったが、ドライバーふたりの表情を見ても、今までとは明らかに変わっていたのが印象的だ。
「何より、その経験を多く積んだ選手たちからのアドバイスが、経験の少ない若い選手には重要です。(エンジニアに伝える時の)言葉選びやセットアップの考え方というのが、クルマに対する習熟をいろいろと感じられる大きなきっかけになると思います」と片岡監督。
「ここでいますぐリザルトに直結させるのは難しいかもしれないですけど、この経験が後々に活きると思います。そう言った意味で、我々は育成チームなのでより良い環境を作っていって……まぁ、過保護にならないようにだけはしたいなと思っています(笑)」と、今回からの体制に期待を寄せていた。
[オートスポーツweb 2025年10月11日]
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みんなのコメント
舌打ちしかしてないイメージあるからw