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アウディF1、チーム代表にレッドブルのスポーティングディレクター、ウィートリーを抜擢。ビノットとの新首脳体制を発表

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アウディF1、チーム代表にレッドブルのスポーティングディレクター、ウィートリーを抜擢。ビノットとの新首脳体制を発表

 レッドブル・レーシングでスポーティングディレクターを務めるジョナサン・ウィートリーが2024年末でチームを離れ、2025年7月までにアウディF1プロジェクトのチーム代表に就任することが発表された。

 8月1日、まずレッドブルがウィートリーの離脱とアウディF1チーム代表就任を発表、それに続きアウディはウィートリーがF1チーム代表およびマネジメント・スポークスパーソンとして加入することを明らかにした。レッドブル離脱後にガーデニング休暇の時期を経て、2025年7月までにはザウバー/アウディに加入するということだ。

レッドブルF1、長年の成功支えたウィートリー移籍に伴い、チーム体制変更へ。「層の厚さ」に自信、重鎮離脱に懸念なし

 ウィートリーは1990年代初めにベネトンF1でF1キャリアをスタート、チーフメカニックを務めた後、新たに設立されたレッドブル・レーシングに加入した。彼が所属した18年の間に、レッドブルは6回のコンストラクターズタイトルと7回のドライバーズタイトルを獲得した。

 現在のキック・ザウバーを引き継ぎ、2026年にF1活動をスタートするアウディは、現在チーム体制作りを進めている。7月23日には、元フェラーリ代表マッティア・ビノットが、8月1日にザウバー・モータースポーツAGのCOOおよびチーフテクニカルオフィサー(CTO)に就任することが発表された。この時、ザウバー全企業の取締役会長を務めたオリバー・ホフマンと、ザウバー・モータースポーツAGおよびザウバー・テクノロジーズAGのCEOを務めたアンドレアス・ザイドルがプロジェクトを離れること、アウディAGのCEOゲルノット・デルナーがザウバー・モータースポーツAGの取締役会長に就任することも明かされた。

 デルナーは「ジョナサン・ウィートリーを我々の将来のF1チームのチーム代表として迎えることができてうれしく思う」と語った。

「ジョナサンはこれまでのF1キャリアで、数多くのF1優勝や世界選手権タイトル獲得に大きく貢献し、パドックでの豊富な経験を持っている。彼は我々のチームにとって非常に貴重な人材となる」

 ウィートリーは、ビノットとともに、ザウバー・モータースポーツAGの取締役会長デルナーの直属となり、共同でチームの成功に関する責任を負う。職務は明確に分けられ、その責任は個別に定義される。

 COO兼CTOとして、ビノットは、ザウバー・モータースポーツAGの運営管理と将来のレーシングカーの技術開発を引き継ぐ。彼はヒンウィルのマシン開発チームと、パワーユニット開発を担当するノイブルクのアウディ・フォーミュラ・レーシングとの間の総合的な技術インターフェイスとなる。

 ウィートリーは、チーム代表兼マネジメント・スポークスパーソンとして、F1チームのレースパフォーマンス、レースイベントの運営管理を担当、F1に関連する問題においてチーム代表としてアウディを代表する立場となる。

「ジョナサンとマッティアの任命により、我々はF1参入に向けて決定的な一歩を踏み出した」とデルナーはコメントしている。

「ふたりを得たことで、アウディは非常に高いレベルの能力を結集することができたと確信している。彼らの経験と能力は、競争が激しいF1の世界において、我々が迅速に足場を固めることに役立つだろう」

 ウィートリーは「過去18年間、レッドブル・レーシングの旅に参加できたことを非常に誇りに思っており、多くの楽しい思い出を残してチームを去ることになる」と語った。

「しかし、アウディのF1参戦にファクトリーチームの責任者として積極的に参加できる機会は、他に類を見ないほどエキサイティングな展望であり、私はこの挑戦を楽しみにしている」

「また、マッティアと一緒に仕事ができることをうれしく思う。彼とは長年の知り合いであり、彼はこのエキサイティングなプロジェクトで協力できる適任者である」

 ビノットは「私はジョナサンを長年知っており、経験豊富で献身的なモータースポーツの専門家として高く評価している」とコメントした。

「2026年はもうそれほど先のことではない。ジョナサンと共にアウディの新しいレーシングチームを立ち上げ、成功に導くことを楽しみにしている」

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