現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダの新型「インサイト」は3000台限定発売!? 新しくなった「4代目モデル」どんなクルマ?

ここから本文です

ホンダの新型「インサイト」は3000台限定発売!? 新しくなった「4代目モデル」どんなクルマ?

掲載 22
ホンダの新型「インサイト」は3000台限定発売!? 新しくなった「4代目モデル」どんなクルマ?

■「インサイト」の変遷を振り返ると「BEV化」は必然だった!?

 2026年4月に登場したホンダの新型「インサイト」は、BEV(バッテリーEV:電気自動車)専用のクロスオーバーSUVへと刷新されました。

【画像】これが新車550万円! ホンダの新型クーペSUV「インサイト」です! 画像で見る(30枚以上)

 電動化シフトが加速するなかでのモデル転換ですが、その背景を過去の流れから見ていくと、この変化はむしろ自然な帰結といえます。

 クーペ、ハッチバック、セダン、そして本作のクロスオーバーと、世代が変わるたびにその姿を変えてきたインサイトですが、その時々の電動車に求められる役割を担ってきたモデルでもあります。

 1999年に登場した初代モデルは、2ドアクーペの軽量ボディにハイブリッドシステムを組み合わせ、燃費性能を徹底的に追求したモデルです。

 アルミ素材の積極採用や空力性能の磨き込みなど、当時としては先進的な取り組みにあえて踏み込み、量産車として世に送り出した点が特徴でした。

 2009年に登場した2代目は、一転して5ドアハッチバックへと姿を変え、実用性を重視したパッケージへ移行。ホンダのハイブリッド車をより身近な存在とする役割を担いました。

 さらに2018年に登場した3代目ではセダンとなり、2モーター式ハイブリッドを採用。静粛性や乗り心地を高めた上質志向のモデルへと進化し、「プリウスとは異なる価値」を提示していたのが印象的でした。

 こうして振り返ると、インサイトはその時代に求められる電動車のあり方に合わせて姿を変えてきたモデルだといえ、今回4代目でクロスオーバーSUVタイプのBEVへと転換したことも不自然ではありません。

 ホンダが次の電動車像として提示したパッケージが、このかたちだったということでしょう。

 外観は、クリーンでシンプルな造形を基調としつつ、低めの全高とライティング演出によって、都市型SUVとしての印象を強めています。

 ボディサイズは、全長4795mm×全幅1840mm×全高1570mm、ホイールベース2735mm。

 トヨタの人気クーペSUV「ハリアー」(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm)とほぼ同等のサイズ感です。

 特筆すべきは、140mmという最低地上高の低さで、一般的なSUVと比べると極めて低く、重心の低さと走行安定性を優先したパッケージであることが読み取れます。

 筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は、2026年3月に訪れたタイの「バンコク国際モーターショー」で、この新型インサイトのベースである中国製BEV「e:NS2」の実車を見てきましたが、高品質かつスタイリッシュな都会派BEVという印象を受けました。

 今回発表された日本向け新型インサイトの内装も、e:NS2同様にスッキリした高品質なインパネ形状で、BEVならでは自由度を活かした広いキャビンが印象的です。

 前席間のウォークスルーや後席の足元・頭上空間のゆとりなど、後席を中心とした実用面での配慮が行き届いています。

 また、車両状態と連動するアンビエントライトや、乗降性と前方視界に配慮した新形状ステアリングホイールを採用するなど、先進装備による体験価値の向上も図られています。

 パワートレインは、最高出力150kW、最大トルク310Nmのモーターに、68.8kWhのバッテリーを組み合わせ、航続距離は535kmとされています。

 ボディ剛性の強化や制振対策、アクティブノイズコントロール、消音機能付きアルミホイールなど、静粛性向上への取り組みも徹底されているほか、SPORTモード選択時にはアクティブサウンドコントロールによるサウンド演出も用意されており、走行時の高揚感にも配慮されています。

 しかしながら、販売は3000台限定となっています。

 前述したように、新型インサイトは、ベースとなるe:NS2と基本構成を共有するグローバルモデルでありますが、日本では市場の反応を見極めるためのテスト的な意味合いの強い導入となっています。

 メーカー希望小売価格(消費税込)は550万円。

 トヨタ「bX4X」やスバル「ソルテラ」、日産「アリア」「リーフ」などが競合となりますが、台数限定という条件もあり、市場での立ち位置はやや見えにくい状況です。

 ただホンダ車らしい端正な顔立ちと、先進性を秘めた新型モデルに魅力を感じる人は一定数いると思われ、その市場動向次第では、今後の展開にも影響を与える可能性がありそうです。

※ ※ ※

 その時代に求められる電動車の姿を試し続けてきたインサイト。その模索し続ける姿勢は、ホンダというメーカーの特徴であり、今回の大胆な転換も「ホンダらしさ」をより際立たせるものであるといえます。

 3000台限定ということですが、新型インサイトが日本市場でどのような評価を受けるのか、まずはその反応に注目したいところです。(吉川 賢一)

文:くるまのニュース 吉川 賢一
【キャンペーン】毎日機械洗車が50%オフ!お得に愛車をピカピカに(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ホンダ新型「フィット」発売 内外装の質感向上&快適装備が充実の「RS」グレード 特徴は?
ホンダ新型「フィット」発売 内外装の質感向上&快適装備が充実の「RS」グレード 特徴は?
くるまのニュース
トヨタ「ヴェルファイア」一部改良モデル発売 販売店に聞いた購入者の特徴は?
トヨタ「ヴェルファイア」一部改良モデル発売 販売店に聞いた購入者の特徴は?
くるまのニュース
トヨタ「GR86」用スタイリングパーツ発売 既存5製品にも新色ブラックが追加
トヨタ「GR86」用スタイリングパーツ発売 既存5製品にも新色ブラックが追加
くるまのニュース
中国・BYDが新型軽EV「ラッコ」7月末発売へ 国内競合を超える航続距離が明らかに
中国・BYDが新型軽EV「ラッコ」7月末発売へ 国内競合を超える航続距離が明らかに
くるまのニュース
日産キックス、新型はどう変わった?! おすすめグレードは?
日産キックス、新型はどう変わった?! おすすめグレードは?
グーネット
《新型キックス vs ライバル》コンパクトSUVの選び方
《新型キックス vs ライバル》コンパクトSUVの選び方
グーネット
日産新型「キックス」 最上級グレード「G e-4ORCE」の特徴とは
日産新型「キックス」 最上級グレード「G e-4ORCE」の特徴とは
くるまのニュース
トヨタ「GRカローラ」&VW「ゴルフR」比較試乗 最新4WDコンパクトスポーツの実力とは
トヨタ「GRカローラ」&VW「ゴルフR」比較試乗 最新4WDコンパクトスポーツの実力とは
くるまのニュース
ホンダ新型「フィット」発表 「誕生25周年」マイナーチェンジの進化とは
ホンダ新型「フィット」発表 「誕生25周年」マイナーチェンジの進化とは
くるまのニュース
BMWは90年代後半X5で競争の激しいSUVセグメントに参入 それから27年、ノイエクラッセデザインの新型「BMW X5」が登場
BMWは90年代後半X5で競争の激しいSUVセグメントに参入 それから27年、ノイエクラッセデザインの新型「BMW X5」が登場
AutoBild Japan
日野の大型観光バス「新型セレガ」大幅マイナーチェンジモデル 進化のポイントを解説
日野の大型観光バス「新型セレガ」大幅マイナーチェンジモデル 進化のポイントを解説
くるまのニュース
ボルボが新型EV「EX90/ES90」日本発表 新たな最上級SUVとセダンは979万円から
ボルボが新型EV「EX90/ES90」日本発表 新たな最上級SUVとセダンは979万円から
くるまのニュース
バラ文字エンブレムに一文字テール……人気の自動車デザインは誰が生み出した? カーデザイントレンド今昔【前編】
バラ文字エンブレムに一文字テール……人気の自動車デザインは誰が生み出した? カーデザイントレンド今昔【前編】
WEB CARTOP
新型エルグランド迎撃準備か!? アルファード/ヴェルファイア一部改良で“王者ミニバン”がさらに盤石に!!
新型エルグランド迎撃準備か!? アルファード/ヴェルファイア一部改良で“王者ミニバン”がさらに盤石に!!
ベストカーWeb
プジョーのコンパクトSUV「2008 GT HYBRID」の実力は? 福島~東京の長距離で試す
プジョーのコンパクトSUV「2008 GT HYBRID」の実力は? 福島~東京の長距離で試す
くるまのニュース
あなたはどちら派?メルセデス・ベンツ「Cクラス」vs「GLC」 先代モデル中古車徹底比較
あなたはどちら派?メルセデス・ベンツ「Cクラス」vs「GLC」 先代モデル中古車徹底比較
グーネット
アルファード「じゃない」高級車の新提案!! 新型レクサス「TZ」は3列BEVで“ショーファーSUV”になるのか
アルファード「じゃない」高級車の新提案!! 新型レクサス「TZ」は3列BEVで“ショーファーSUV”になるのか
ベストカーWeb
「45年も前にこんなこと考えた人、エライ!」クルマと“合体⁉︎”する折りたたみバイクって…、今見ても斬新!
「45年も前にこんなこと考えた人、エライ!」クルマと“合体⁉︎”する折りたたみバイクって…、今見ても斬新!
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

22件
  • X
    中国で全然売れなくて、どうせ知らんだろと日本に持って来るって馬鹿にしてるわ。しかもこの高価格でヒートポンプ無し。リーフ、ソルテラ、bz4xを買うのが無難。
  • mcv********
    3000台…、売り切れるか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

550 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9 . 8万円 556 . 6万円

中古車を検索
ホンダ インサイトの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

550 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9 . 8万円 556 . 6万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村