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いまやバカ売れもかつては「不人気」ジャンル! 生まれた時代が悪かった「残念な」5ドアハッチバック4台

掲載 更新 24
いまやバカ売れもかつては「不人気」ジャンル! 生まれた時代が悪かった「残念な」5ドアハッチバック4台

 一昔前までは不人気なボディタイプの代表格だった

 実用性も重要なファクターとなるクルマにあって5ドアハッチバックは今、街中でもっとも見かけるボディタイプと言っても過言ではないだろう。トヨタ・ヤリスやホンダ・フィットといったコンパクトカーはもちろん、ハイブリッドカーの代表格のトヨタ・プリウスも5ドアハッチバックであるし(トヨタはセダンと呼称しているが)、圧倒的な人気を誇っているクロスオーバーSUVでさえもある意味5ドアハッチバックと言える。

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 しかし、一昔前までは5ドアハッチバックというと不人気なボディタイプの代表格であった。今回はそんな不遇の時代に生まれた5ドアハッチバック車をご紹介したい。

 1)トヨタ・コロナ

 一時期は日産ブルーバードと熾烈な販売競争を繰り広げたことで知られるコロナ。イメージ的には4ドアセダンのイメージが強いかもしれないが、じつは日本で初めて5ドアハッチバックセダンのボディタイプを採用したのが、3代目のコロナで1965年のことだったのだ。

 当時欧州などでは実用性の高さで人気となっていた5ドアハッチバックをいち早く採用したコロナではあったが、日本ではなかなか人気が出なかった。しかし、6代目で再びラインアップに加えたり、FFとなった8代目にも再度5ドアを設定するなど幾度となく5ドアハッチバックの可能性を模索したモデルだったのである。

 2)日産プリメーラ

 欧州車的な乗り味のスポーティセダンとして、今でも根強い人気のあるプリメーラ。日本国内では4ドアセダンのみがラインアップされていたが、欧州市場では5ドアハッチバックも設定がなされていた。そこで、日本での販売からおよそ1年半後の1991年10月に、英国で生産されていた5ドアハッチバックを輸入販売することになる。

 右ハンドル圏のイギリス生まれということでほぼそのままの仕様が販売されていたが、細かい部分で日本仕様と差異があったのが特徴であった。その後、2代目へフルモデルチェンジした際も「プリメーラUK」名義で再び英国生産車を輸入販売していたがそこまでのヒットとはいかず、3代目になった際は5ドアハッチバックが輸入販売されることはなかった(欧州では3代目にも5ドアハッチバックは存在した)。

 かつては5ドアスポーツカーも存在していた!

 3)マツダ・アテンザスポーツ

 2002年に実質的なカペラの後継車として登場したアテンザ。じつはカペラ時代にも5ドアハッチバックのボディタイプが用意されたこともあったが、アテンザとなってからは「スポーツ」のサブネームが付けられて5ドアスポーツカーというキャラクターで販売されることになった。

 フォーマルなセダン、スポーティーな5ドアハッチバック、実用性のワゴンとそれぞれにキャラクターが与えられてそれなりに受け入れられた感があったアテンザであったが、2代目にフルモデルチェンジした際に車格がアップしマツダのフラッグシップというポジションも担うようになったことでユーザー層が変わってしまったのか、初代ほどの人気を集められず、3代目になるタイミングで消滅してしまった。

 4)三菱ギャランフォルティススポーツバック

 ランサーエボリューションXのベースとなったことでも知られるギャランフォルティス。当初は4ドアセダンのみだったが、遅れて追加されたのが、スポーツバックと呼ばれる5ドアハッチバックモデルだった。

 スポーツバックにはランエボのようなハイパフォーマンスグレードは用意されなかったが、ランエボと同じ4B11ターボエンジンを搭載した(出力は中低速域重視の240馬力)ラリーアートが存在し、2ペダルMTのツインクラッチSSTミッションを搭載したホットなグレードも存在し、走りと使い勝手を両立した存在となっていた。しかし、残念ながらそこまでの人気車種となることはできず、2015年3月にセダンと共に姿を消している。

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みんなのコメント

24件
  • ランティス!
    ランティス!!
    ランティス!!!
  • 5ドアハッチバックと言えばクイント、そしてクイントインテグラを思い出す。
    当時、インテグラを発売直後に買って乗ってたけど、便利かつ楽しいクルマだった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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