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【今さら?今こそ??平成名車と暮らしてみよう<レクサスSC430編(1)>】もうすぐ二十歳の国産V8クーペカブリオレは、お見合い写真よりだんぜん色っぽかった

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【今さら?今こそ??平成名車と暮らしてみよう<レクサスSC430編(1)>】もうすぐ二十歳の国産V8クーペカブリオレは、お見合い写真よりだんぜん色っぽかった

日本を代表する高級ブランドの黎明期を支えたちょいふる名車とのお付き合いは「今さら?」それとも「今こそ??」、果たしてどっち!? 期待と不安を抱えての、ジョイフルな旧車ライフ第一弾は、グローバルプレミアムブランドを謳って日本市場に打って出た、レクサスの美麗クーペから始めたいと思います。まずは、そのプロフィールを振り返ってみましょう。

日本版LEXUSの黎明期に投入されたフラッグシップクーペ
購入したのは、京都のレクサス専門店「Mahalo Cars」で見つけた1台。プロフィールの画像がとびぬけて美しかったところが、まずは印象に残りました。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

平成18年(2006年)8月に初度登録されたモデルで、もうすぐ二十歳になるところ。走行距離はたったの6万7000kmと、普通に考えれば上々のコンディションを保っていると考えてもよき「レクサスSC430」を、我が家に迎えることにしました。

北米で1989年に創設されたLEXUSブランドが2005年から日本市場でも開業するに当たって、日本版レクサスは当初、「IS」「GS」「SC」の3台体制でスタートしました。このうちSCは、「レクサスの華」をテーマに「極限の美しさを追求したスポーツクーペ」という位置づけが与えられていました。

日本での出自はトヨタブランド「ソアラ」にあるものの、「レクサスSC」を名乗るにあたっては、さまざまな部分でより上級に位置づけれる存在であることがアピールされています。

たとえば独自のデザインフィロソフィ「L-finness(エル・フィネス)」はわかりやすいポイントでしょう。ほかにも数値性能から感性品質にまでこだわり、そこにもまたレクサス独自の商品性が追求されました。約500項目に及ぶという独自の基準は、「レクサスMUSTs」と名付けられていました。

要は「TOYOTAとは違うのだよ」というワケですが、同時期にデビューしたGSやISと比べると、SCのグレードアップ感はやや控えめ、と言っていいかもしれません。

たとえば、搭載されるエンジンは4.3L V8エンジン(3UZ-FE/最高出力280ps)のみのモノグレード。対するGS、ISには、新開発の3.5L V6エンジン(2GR-FSE)が設定されていました。GSには翌2006年、V6ハイブリッドを搭載した「GS450h」まで加わります。

同世代のレクサス車としては、かなり強気の取引価格
レクサスブランド開業当時の車両価格は、SCが680万円ととりあえずは最上級(同年、フラッグシップセダン「LS」が追加されます)。次にお高いのがGS430の630万円でした。ただSCの場合は、運転支援やパッシブセーフティに関連する先進装備に関しては、かなり控えめだった印象は否めません。

かろうじてトランスミッションが6速スーパーECT化されたことや、ブレーキの進化などがリリースでは謳われているとはいえ、レクサスらしい最先端感は当時としてもやや薄めだったように思います。

もっとも、購入前提でタマ探しを続けていると、このところの中古車市場で扱われている同世代のレクサスブランドの中では、比較的強気な価格帯で取引されていることがわかってきます。

コンディションによって中古車の価格にはかなり大きな開きがありますが、SCはかなり走行が行っている車両でもほとんどが100万円越え、限定車のエターナルジュエルにいたっては、走行少な目なら300万円を超える個体が見かけられます。

同年代のレクサスとしてはGS、IS、LSなら2けた万円から手に入るレベル。裏返せばメカニズム的にも装備的にも充実していたこの頃のレクサス車は、実は揃ってそうとうお買い得と言えるかもしれません。ちなみに2012年にフルモデルチェンジした4代目GS日本では2代目)のハイスペック仕様「GS F」は、図抜けて高値(中には500万越えも!)で取引されています。

手描きのぬくもりを感じさせるクラシカルなデザイン
実際に購入した身としては、「大排気量NAのピュアなガソリンV8を搭載したクーペカブリオレ」ならではのカリスマ性もさることながら、最近流行のポリゴンデザインとは一線を画する「手描き」感あふれるクラシカルなたたずまいに、すっかり魅せられてしまいました。

現代的視点(快適性とか安全性とか、環境への優しさとか)に立てば、そうした「SCならでは」のさまざまな「美徳」には、一抹の不安を覚えることもまた事実なのですが・・・そのあたりのお話は次回以降に向けて、日々の「お付き合い」を通して検証していきたいと思います。

レクサス SC430(2005年デビュー当時) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4535×1825×1355mm
●ホイールベース:2620mm
●車両重量:1730kg
●エンジン種類/型式:V8DOHC/3UZ-FE
●排気量:4292cc
●最高出力:206kW(280ps)/5600rpm
●最大トルク:430Nm(43.8kgm)/3400rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:FR
●10・15モード燃費:8.7km/L
●使用燃料/タンク容量:無鉛プレミアム/75L
●サスペンション形式:4輪ダブルウィッシュボーン
●ブレーキ形式:前 ベンチレーテッドディスク/後 ディスク
●タイヤサイズ:245/40R18
●最小回転半径:5.4m
●新車時車両価格:680万円

[ アルバム : ちょいふるジョイフルレクサスSC(1) はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

30件
  • saw********
    ソアラの時代から全く人気はなかった
  • luv********
    中古車相場見たらシルビアS15ヴァリエッタより安く買えるのか
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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